奇書『アマチャ・ズルチャ 芝刈天神前風土記』 深堀骨の感想まとめ

流通価格が2万円くらいして目が飛び出た。
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まとめ 『アマチャ・ズルチャ』深堀骨 資本パワーで狂気を吸え!
お望月さん @ubmzh

【事情説明】 アロハ天狗さん(名誉テクノサキュバス)から、完全に性癖ジャストフィットの「深堀骨」作品を紹介されたことが発端となります。私が無からゴッドハンドしたものではありません。 オとマクでしばらく笑えるけど普通は❓だと思うので平気です。 twitter.com/aloha_tengu/st… twitter.com/aloha_tengu/st…

2020-02-27 10:09:35
お望月さん @ubmzh

オ鈴木氏(アイルランド系) マク佐藤氏(スコットランド系) bungei.net/bun/hone.pdf

2020-02-27 00:49:52
お望月さん @ubmzh

寝る前に変なもん読ませやがって!! pic.twitter.com/ousfLWYu6H

2020-02-27 01:00:18
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お望月さん @ubmzh

ゴシップ寄りのニフティーサーブにいそうな人、という印象で生まれた時から屁理屈を捏ねていたのだろうなあ、西爪頓知坊主先生。

2020-02-27 01:04:31
お望月さん @ubmzh

めちゃくちゃ面白かった。人は選ぶと思う。たぶん私よりかなり年上のHTMLでタグ打ちしてた世代向けのセンスだと思った。海老は怖い。

2020-02-27 01:25:28
お望月さん @ubmzh

オ・鈴木氏は良いとして、マク・佐藤氏はズルイでしょ。(まだ笑ってる)

2020-02-27 08:21:29
かかとなでなで @sotgo

一切わからんのに全部読んじゃうし、何故だかわからないのにめちゃくちゃ笑ってしまった。

2020-02-27 09:54:59
お望月さん @ubmzh

今週から『アマチャ・ズルチャ』です。 pic.twitter.com/7cvBS1kaXX

2020-02-29 23:16:08
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お望月さん @ubmzh

『バフ熱』は、意外なほど読みやすく小ボケに満ち大ボケを忘れてしまうようなSF短編。 あらゆる言葉が「バフバフ」としか喋れなくなり死ぬという病を患った男は、食用洗濯バサミ(イカ製)の開発という見果てぬ夢を見ていた。叙述トリックの傑作。

2020-02-29 23:38:52
お望月さん @ubmzh

『蚯蚓、赤ん坊、あるいは砂糖水の沼』 タイトルは忘れろ。どうせ最初の三面記事にしか出てこない。「物の精霊」を論じる謎の外人と出会った牛於は「コインロッカーのため息」について相談する。だが、そこにため息は存在せず不思議な機械室があるばかり。そんな三面記事でよく見かける事件の裏側。

2020-03-01 00:49:36
お望月さん @ubmzh

『隠密行動』 加藤剛をこよなく愛する諜報部員は青春の残り香が残る劇場の終焉に立ち会おうとしていた。目の前には空を飛び標的を打ち殺す生ける角材。雇い主は死んだ。幼なじみの映画館のモギリがその場に居合わせる。諜報部員は隠しもった能力をついに解放させる!! 筋は「サイコスタッフ」ですね。

2020-03-01 19:08:30
お望月さん @ubmzh

『アマチャ・ズルチャ』 三話目まで読んだ。 予想よりもしっかりしたお話の筋があり、それなりに予想を立てながら読むことができる。世界は狂っているが人間はそこまで狂っていない。文章は無駄が多くむしろ無駄を増やすほど味わいが増すタイプで()で囲まれた部分のナンセンスが楽しい。

2020-03-01 19:15:14
お望月さん @ubmzh

これまで接触していなかったことがおかしいレベルの怪文書のつるべ打ちなんですが、どの界隈で話題になっていたんだろう。(N7さんとアロ天さんが把握していたので高知性惑星かな?) ちょっとくやしいな。妬ける。

2020-03-01 19:19:13
お望月さん @ubmzh

『若松岩松教授のかくも驚くべき冒険』 未曾有の菌類学者若松岩松教授が最終旅行で訪れたのは食人風習のあるオッペケ共和国からの亡命政府が滞在しているジメジメした村だった。 モンド映画とスパイアクションを融合したポリティカルサスペンス!

2020-03-02 09:01:58
お望月さん @ubmzh

『飛び小母さん』 未確認飛行小母さんが巷を騒がせていた頃、酒飲み浪人生茂が久々にじじいに顔を見せるとそこにいたのはにせじじいだった。後から合流したじじいとにせじじいと茂はべらんめえ口調で悪態をつきながらとにかく酒を浴びるように飲んで逆噴射を繰り返す。 (テンポが良くおもしろい)

2020-03-02 20:44:24
お望月さん @ubmzh

「飛び小母さん」奇跡の話だった。信仰と信念と奇跡。テイストが近いのは「地獄とは神の不在なり/テッド・チャン」だろうか。 この世の中で大根おろしだけを知らなかった良妻が空を飛び日本中で大根おろしを探し回る。それが世界中でスクープされる。小母さんだなんて品の良い呼び名じゃないか、

2020-03-02 21:04:51
アロハ天狗 @Aloha_Tengu

アマチャズルチャめちゃくちゃ昔に読んだので全く覚えておらず、お望月さんの異常感想がそのままなのか異常感想なのか判断できない(深堀骨なのでたぶん読んだままなんだと思う)

2020-03-02 21:06:20
お望月さん @ubmzh

やがてそれに呼応するかのように、大根やおろし金が空を飛び始める。じじいと茂はにせじじいが追い求め数十年間の後悔と愛情(それを超えた信念と呼ぶべきものだろう)が呼び寄せた奇跡の天使降臨を目にする。ブルームーンwithスノーフレーク、それは大根おろし……

2020-03-02 21:07:58
お望月さん @ubmzh

ユダヤ系寿司職人ゼリー、不良浪人生の茂、じじい、にせじじいが運命の交差点で出逢う。 茂は寝取った兄嫁のことなんぞ忘れて奇跡について考え続けるのだ。俺なら常盤貴子でも追い続けたりしねえ。いわんやあの小母さんをや。 やがてあなたの街にも飛び夫妻が現れるかもしれない。

2020-03-02 21:12:51
お望月さん @ubmzh

『愛の陥穽』 愛のかんせい、落とし穴。恋に恋焦がれたフクロウナギの初恋から物語は始まり盲が目を見開いた時の興奮、美しきタチウオの姿、一瞬目を奪われたゆえに海蛇に喰われてしまう顛末が描かれている。 一方で現代。七十にもなろうとする老母に異変が起こっているのだと牛於は父に聞かされる。

2020-03-04 08:40:02
お望月さん @ubmzh

「人類以外の存在と真剣に愛し合う事を考えたとこはあるか?」 老父は老母が出会った「うすいさん」について語り始める。 老夫婦はボケ防止のために散歩をするようになったのだという。ゴムまりのように跳ね回る愛らしい小柄な妻と四角い夫の小旅行。美しい描写が続く。

2020-03-04 08:51:51
お望月さん @ubmzh

「うすいさんって誰なんですか?」 まぁ話を聞きねえ。晴れの日も雨の日も散歩は続く。妻は新調した🌀渦巻傘をくるくると回しながら道ゆく人に催眠術をかけようと駆け出していく。かわいらしいじゃないか。 やがて雨音が集まる音に誘われ、交差点へたどり着く。 そこにうすいさんがいた。

2020-03-04 08:56:11