山籠り、断食などハチャメチャな修業をした結果、ギャグ漫画家の登竜門・赤塚賞で29年ぶりの入選者になっちゃった人 #激レアさん

オギヌマさんがまず取り掛かったのは芸人時代のネタの漫画化。あらゆる漫画賞に投稿し、同時に出版社への持ち込みもした。編者の反応は「うわぁ～これ最後まで読まなきゃいけないのかよって思って超キツかったよ」とクソミソの滅多打ちVol.2。しかしオギヌマさんは「うぅ～なんのこれしき、まだまだぁ～」と根気よく持ち込みを続け、ついにある出版社から「けっこう面白かったです。名刺渡しておくので新しい漫画ができたらここに郵送してください」と言われた。オギヌマさんは新作ギャグ漫画を描きまくり出版社へ郵送した。しかし新作漫画を送っても返事がなく、それでも送り続けていたら5本目を送った後に「画力が及んでいないことと青年誌向けでないことこからお付き合いを控えさせていただきたく思います」というメールが届いた。

オギヌマさんは初心に帰ってすべての漫画の基礎である4コマだけを描いて4コマ界最強になることを決意。
修行その①4コマを100本描くまでテントで山に籠る「山籠もり4コマ」。特に夜の山が怖くてその闇の中で描いた漫画をオギヌマさんは「暗黒4コマ」と呼んでいる。4日間の山籠もり4コマを終えたオギヌマさんは目に映るもの全てを4コマにできる「絶対4コマ感」の能力を獲得した。