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M4シャーマンのペリスコープフード

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イカノボシ @ikanoboshi

M4/M4A2の鋳造ペリスコープフード(ナローフード)のヴァリエーションについて調べました。 小型ハッチ溶接車体のM4/M4A2の製造業者は6社ありますが、その内、フィッシャーは独自の角型溶接フードを使用し、ボールドウィンは一貫して直視バイザー付きフードを使用したので、対象は残りの4社となります。

2020-04-11 08:58:44
イカノボシ @ikanoboshi

プレスド・スチール、アメリカン・ロコモーティブ、プルマン・スタンダード、フェデラル・マシーン&ウェルダーの4社です。 現存車輛の写真については下記のサイトを参照させて頂きました。 the.shadock.free.fr/Tanks_in_Franc… flickr.com/photos/1396354…

2020-04-11 09:06:05
イカノボシ @ikanoboshi

アメリカン・ロコモーティブ(ALCO)製M4 1943年4月生産車 シミントン・グールド製フード 角があまり立っていないタイプ 丸にSの鋳込印(D77160Aは部品番号で操縦手側はD77160B)。ALCOと同じニューヨークに所在。 ALCO製M4初期に見られ、後のタイプほど角が立っていない。 flic.kr/s/aHskGKV3PV pic.twitter.com/Sm0f3xHa3L

2020-04-11 09:44:44
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イカノボシ @ikanoboshi

アメリカン・ロコモーティブ(ALCO)製M4 1943年7月生産車 プラット&レッチワース製フード 角が鋭いタイプ PとLを組み合わせた鋳込印。ALCOと同じニューヨーク所在。 ALCO製M4で一般的かつ特徴的なフード。中期~後期生産車で見られ、ノルマンディー戦でも目立つ存在。 flic.kr/s/aHskKGwcAy pic.twitter.com/dTkEoZOVxR

2020-04-11 10:23:09
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イカノボシ @ikanoboshi

ALCO製M4、プラット&レッチワース製フードの別車輛。ハッチにもPLの鋳込印有り。 the.shadock.free.fr/Tanks_in_Franc… pic.twitter.com/VRFdf8gaVW

2020-04-11 11:01:32
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イカノボシ @ikanoboshi

ALCO工場内で1943年1月撮影。直視バイザー廃止後の車体なので、M4A2ではなく、M4と思われます。フードは角が鋭く立ったプラット&レッチワース製。ALCO製M4で一般的なタイプで、極初期から使用されていたことを証明する写真。サイレンは中央寄りに移設。強化型ボギーのスキッドは前後幅の短い初期型。 pic.twitter.com/jqv9nP2Gw9

2020-04-20 21:17:14
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イカノボシ @ikanoboshi

プルマン・スタンダード製M4A2 1943年4月生産車 アメリカン・スチール・ファウンドリー・グラナイト工場(ASF-G)製フード 角が立ったタイプ 八角形にGの鋳込印。ASF-GはM4A3(76)の砲塔で有名。 プルマン製M4A2の初期に見られるフード。角が立っており、PL製フードに似ている the.shadock.free.fr/Tanks_in_Franc… pic.twitter.com/QBJ2PDe6Xy

2020-04-11 11:28:15
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イカノボシ @ikanoboshi

PL製とASF-G製のフードは部品の分割が異なっている。 pic.twitter.com/DanSpQUHO0

2020-04-11 11:40:24
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イカノボシ @ikanoboshi

プルマン・スタンダード製M4 1943年5月生産車 アメリカン・スチール・ファウンドリー・イーストシカゴ工場(ASF-C)製フード 角が滑らかなタイプ 八角形にCの鋳込印。ASF-Cは大型ハッチ周囲の鋳造部品で有名。 プルマン製M4A2及びM4で一般的なフード。アスカのキットの仕様。 the.shadock.free.fr/Tanks_in_Franc… pic.twitter.com/jTBv91h3Bw

2020-04-11 12:11:32
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イカノボシ @ikanoboshi

フェデラル・マシーン&ウェルダー(FMW)製M4A2 生産時期不明 フード製造業者不明 角の丸みが強いタイプ FMW製M4A2に特有と思われるフード。鋳込印は確認出来ない。FMWには角の立ったフードも見られる。 the.shadock.free.fr/Tanks_in_Franc… pic.twitter.com/KW5CaADCP1

2020-04-11 13:26:46
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イカノボシ @ikanoboshi

フィッシャー製M4A2 1943年7月生産車 溶接フード 板を貼り合わせた構造。前部は角型、後部はハッチの縁に沿って曲げられている。 フィッシャー特有のペリスコープフード。前面に増加装甲のない初期~中期生産車は米海兵隊・英仏軍、増加装甲付きの後期生産車はソ連軍が使用 the.shadock.free.fr/Tanks_in_Franc… pic.twitter.com/n3LSXpd3k2

2020-04-14 09:09:03
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イカノボシ @ikanoboshi

シャーマンのペリスコープフードのヴァリエーションについて、M4/M4A2のナローフードに続き、M4A3/A4のワイドフードを調べました。 小型ハッチM4A3はフォード、M4A4はクライスラーの各1社のみが生産したタイプで、共にワイドフードと呼ばれる鋳造フードを使用しました。その主な特徴は以下の通りです

2020-04-14 13:15:25
イカノボシ @ikanoboshi

1.フードと両フード間の装甲が一体鋳造されており、中央に縦の溶接線がある。 2.フード前面が四角形(ナローフードは台形)。 3.フード前面下端部に面取りがある。 4.アンテナブラケットがナローフードよりも外寄りに設置。 5.通常、M4A4は3ピース型、M4A3は1ピース型のディファレンシャルカバーを使用。 pic.twitter.com/L4O6WTDXgH

2020-04-14 13:19:25
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イカノボシ @ikanoboshi

クライスラー製M4A4 1942年12月生産車 操縦手側 アメリカン・スチール・ファウンドリー・グラナイト工場(ASF-G)製フード/D70563 副操縦手側 コンチネンタル・ファウンドリー&マシーン・イーストシカゴ工場(CFM-H)製フード/D70564 M4A4のフードは左右で鋳造業者が異なる flic.kr/s/aHsjZCoK25 pic.twitter.com/Tv7tzLvYyF

2020-04-15 10:24:30
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イカノボシ @ikanoboshi

クライスラー製M4A4 1943年7月生産車 操縦手側 アメリカン・スチール・ファウンドリー・イーストシカゴ工場(ASF-C)製フード/D70563 副操縦手側 CFM-H製フード/D70564 操縦手側はASFの二つの工場が製造。副操縦手側のCFM-H製とは前面下端部の面取りに違いが見られる。 flic.kr/s/aHsjHVrwRw pic.twitter.com/YZDq567bVF

2020-04-15 16:18:20
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イカノボシ @ikanoboshi

フォード製M4A3 1942年10月生産車 フード製造業者不明 初期生産車のフード。鋳込印は確認出来ないが、M4A4とは異なり、操縦手側・副操縦手側共に同じ鋳造業者製と思われる。 flic.kr/s/aHskEGWmHD pic.twitter.com/5fIgpayfxK

2020-04-19 09:40:18
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イカノボシ @ikanoboshi

フォード製M4A3 1943年8月生産車 フード製造業者不明 操縦手側 E3715 副操縦手側 E3714 後期生産車。M4A4のフードとは部品番号が異なる。 flic.kr/s/aHsmuth1dx pic.twitter.com/D5I8s8kptW

2020-04-19 10:23:10
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