ベストエロゲー投票クリエイター別感想紹介 第28回：日野亘＆衆堂ジョオ編

よろづ集計人＠ベストエロゲー投票2023集計中 @besterogeyorodu

第28回のクリエイターは日野亘氏＆衆堂ジョオ氏です。 日野氏は03年の『黒の図書館 -Bibliothèque d'obscurité-』、衆堂氏は07年の『ひとゆめ -Autumnal Equinox Story-』でそれぞれライターデビュー。 その後08年よりコンビを組み、暁WORKSのメインライターとして活躍されています。 pic.twitter.com/IoVq9PPAZw

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作風は伝奇バトルの流れを汲んだ青春群像劇が真骨頂。 キャラの個性がいちいち濃く、強烈な個性と魅力を持つ主人公もしばしば生み出しています。 それでは早速、氏らが関わった作品の感想を紹介致しましょう。

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雪影 -setsuei-（Silver Bullet/06年47位） 設定からして強烈な切なさを放っているこのゲーム、 お姉ちゃん萌えだけでなく伝奇ノベルとしても楽しめた。 絵の乱れがやや気になったのが惜しいかも。 pic.twitter.com/tueTZB2Z1T

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・暗めの作品ではあるが、雪国の冬の雰囲気が上手く表現された佳作。 安玖深音嬢のお姉ちゃんキャラというのも新鮮だった。

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るいは智を呼ぶ（暁WORKS/08年3位） 大人数でそれぞれ個性を出しつつワイワイしてるのが好み。 一部のルートにある、同盟の瓦解とその後の再結集というのには弱いんです。 段々と普通になっていくので、序盤のノリで最後まで書ききっていれば…という点が惜しい。 pic.twitter.com/CChmIp5Tkm

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・呪いに翻弄される奇人たちの青春群像劇。ルートはほぼ固定だがその構成は正解だったと思う。久しぶりに寝る間も惜しんでプレイした。 特に序盤はテキストにクセがあるが、個人的には好きな文章だったので苦にならなかった。音楽も良くOP・EDはいずれも名曲、主題歌賞です。 ベストキャラは茜子さん。

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・年を取ってくると、こういう……青春をともに過ごす仲間との出会いとか絆とか、 わいわいという感じの日常とか、そういうのを眺めてると、すごく眩しく感じられるものなのかもしれない。 複数人での日常会話シーンが多く、しかも楽しい感じに表現されてるのは力量あるなと感じたよ、シナリオ。

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各ルートともシナリオの山場のシリアスなシーンで、キャラ同士の絆を感じ、深く感情移入できるのだが、 日常シーンでキャラへの思い入れがいつのまにか積み上げられているからそうなるのかな、と思う。

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ラストは本当に良かった、泣きゲーではないと思うが、とても感動させられた。 あと智はぁはぁってのも、むろんある。それで買ったわけだし。

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・智のかわいさにやられた。 シナリオはミステリーの傑作で、文学的にはもっと評価されておかしくない。序盤が評価が下がるのかも。

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・ただの女装ゲーかと思っていたけど、中身はすごい濃かった。 テーマが分かりやすく。ちゃんと言いたいことが伝わってきた。 何よりも智を中心とするキャラ同士の日常会話が楽しかった。 不満は最後の√が茜子だったことタイトル通りるいを持ってきてほしかった。

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・とにかくキャラが立っている。一癖も二癖もあるヒロイン達の掛け合いがおもしろすぎる。 単なるキャラゲーでは終わらず、伏線を回収しきっちり締めたストーリーも良い。 ・文句なしの出来で神ゲー。 世界観、設定の深さと構成が素晴らしい作品。

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・智に萌えるゲームｗ独白がうざかわいい るいがタイトルになってるのにもかかわらず消化ルートだったのが不満 伏線の張り方から消化の仕方までストーリーはよく出来ていた

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・去年一番の伝奇作品 そして、キャラ同士の掛け合いもおもしろく 自分には最高の一本でした。 ・桜坂かいが出演しているということで声買いしたが、キャラやシナリオが期待以上に面白かった。 特に主人公が凄く良かったのでプラス1点。

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・まず体験版の長さに驚いた作品。一晩かかって終わらず徹夜で出勤したのはいい思い出です。 欲を言えばAAはある人とか双子の姉のルートが欲しかった。正直ラストは不満。 それでも固有に入っても他キャラが空気にならない点、魅力的なヒロイン（智的な意味で）等今年一番面白いと感じた作品です。

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コミュ -黒い竜と優しい王国-（暁WORKS/09年11位） 急に謎の怪物与えられて、ほら自由に使いなさいってゲーム。 厨二嫌いなライターが書いた、厨二ストーリーといった感じ。 思い通りにいかない世界で「それでも」どうやって生きて行くのか、それが主題になっている。 pic.twitter.com/eBSCGf1bxb

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主人公に不満を持っている人が多いようだが、自分の大切なもの以外はどうでもいいといった姿勢はむしろ共感出来た。 カゴメは最高の幼なじみでした。

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・キャラの魅力にシナリオが牽引された超常バトル物。最終ルートの終盤は泣けた。 路地裏ジュヴナイルっぷりがイカス。やっぱガキ同士のケンカは路地裏とか夜の公園ですよね！

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・厨二バトルキャラゲー ロリじゃないけどロリが可愛い バトル物なのに主人公がフェミなのは多少鼻につくが 似非ではなくどんな状況でも貫き通すのでそういう意味では悪くない 仲間同士の衝突あってこそのこのライター、某RPG的に言うならエゴを貫き通すADV

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・文章の展開が読みづらいので、普通のエロゲーに慣れてるとかなり苦労する。 プレイヤー側から見ると5人の仲間の存在がただの人殺し集団でしかないが、それこそがライターが狙ったものだと思う。 殆どのキャラクターが自分自身のエゴを貫く存在で、それが許される世界が正にタイトル。

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しかしエゴなので人を選ぶキャラクターになってるのは否定できない。 特に主人公は運命共同体でありながら仲間の命を軽々しく扱う正に道化で、死んでもそいつ自身の責任、自業自得だと投げ捨てる。

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暁人は立ち絵もあり主人公というより、プレイヤーでは無く完全に独立したキャラの一人になっていてると感じました。 最後までやれば分かりますが、プレイヤー側にいるのはカゴメの方でメインキャラ5人の中で唯一バビロンに接続してない人物。

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このキャラの立ち位置こそ自分は斬新で面白く感じました。ただ文章と相まって分かりづらいのが難点。 あと攻略キャラを2人くらい追加すればその位置を大多数のプレイヤーに理解できるようになったのでは無いかと思います。

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・日常と非日常のバランスが良い作品。 紅緒、密、カゴメは伝奇部分を、真雪、アヤヤは日常部分を強調したルート。 テーマが何でも許されるアバターの世界「優しい王国」というモノ。

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所々ニーチェの文章を引用しておりキャラ毎にその思想にあった展開があり賛否両論である紅緒ルートこそ自分は善悪の価値観に共感できた。 よく挙がるdiesも同じニーチェを引用している。向こうでは日常と非日常を一緒にしたが、コミュでは完全に分けてルートにした印象。