ちなみにイルミナティTCG世界大会決勝で発生した伝説のプレイングを連続postしてみますね。伝聞+すごい昔の記憶なので随所に錯誤があると思いますが、大筋で間違っていないはず。
2011-06-19 12:58:41まず簡単なルールのお話。イルミナティTCGは、勝利得点型のゲームで、一定の点数を最初に獲得したプレイヤーの勝利となります。同着一位とかいろいろルールはあるんですが、とりあえずそれは今回関係ないのでスルー。
2011-06-19 13:00:41さて、いよいよ決勝戦。優勝賞金のかかった戦いも大詰め、トップのプレイヤーがまさにこのターンで勝利できる、その瞬間に事件は起こりました。
2011-06-19 13:01:312位のプレイヤーが、トップに提案します。「君、できれば勝利をもう1ターン待ってくれないか。僕は名誉があればいい。賞金は全額を君に譲ろう。1ターン待ってくれれば、僕も同着1位の条件を満たせるんだ」。
2011-06-19 13:02:44トップはしばし悩んでから、この提案を了承。イルミナティTCGは「交渉の結果は1順の間は守られねばならない」というルールがあるため、この口約束にはルール上の拘束力が発生しました(審判もこれを確認)。
2011-06-19 13:03:39そして、2位のプレイヤーの手番。彼はビッグプレイを行い、逆転1位を達成。優勝を決めてしまいます(同着関係の条件は失念したので詳しい方の捕捉願います)。
2011-06-19 13:04:54当然ですが、直前まで1位だったプレイヤーは烈火の如く怒り狂い、ジャッジに「ルール違反だ!」と申し立てを行います。当然ですな。
2011-06-19 13:05:46しかしそのとき、「ルール違反」を行ったプレイやーは、市場価格0.5ドルの超クソカードを手札から切ります。誰もが「これは使えないよ」「これはさすがにゴミだ」と見放したカード、その名は――「I lied!」
2011-06-19 13:06:46えー、もうお分かりかと思いますが、この糞カードは「交渉の結果を守らなくても良い」という能力を持っております。結果、事前の交渉はすべて破棄、真の優勝者が決定となりました。
2011-06-19 13:07:47さすがに腹の虫が収まらないのか、またテーブルジャッジも判断に迷ったのか、ルール裁定はメインジャッジまで持ち込まれましたが、彼らの下した判断は「完全に合法なプレイイングである」。そりゃそうだ。
2011-06-19 13:09:01イルミナティTCG世界大会における伝説的な「I lied!」が忘れ去られようとしているのは、大変に残念なことであります。
2011-06-19 13:10:25