- Oboro_sakamichi
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281 陽菜とのデートの後、周りのことが手につかなくなり、ぼーっと過ごしていた〇〇。 そして夏休みも終わりに近づき、花火大会の日。毎年この日しか着ない甚兵衛を着て、待ち合わせ場所に向かった。
2020-05-20 18:01:54282 待ち合わせ場所に着くとまだ美玖は来ておらず、スマホを見ながら待っていた。 すると、 トントン 後ろから肩を叩かれ、振り返るとそこには青色の浴衣を着た美玖が立っていた。 pic.twitter.com/EWg4XHANoY
2020-05-20 18:04:56283 美:お待たせ! 〇〇:いや、俺も来たとこ 美:そうなんだ!〇〇…甚兵衛似合ってるね! 〇〇:美玖こそ、浴衣似合ってるよ 美:ありがと…//
2020-05-20 18:07:21284 〇〇:それじゃあ…行くか? 美:うん! そして2人は、花火大会の会場へ向かった。 美:すごい人だね… 〇〇:ここら辺では毎夏の風物詩だからな
2020-05-20 18:09:52285 その時、〇〇が突然美玖の手を握った。 〇〇:…はぐれると、いけないから… 美:あ、ありがとう…// 〇〇:とりあえず、屋台見に行くか 美:うん!
2020-05-20 18:12:26286 屋台の並ぶ通りを手を繋いで歩く2人。 美:りんご飴食べようよ! 〇〇:いいよ 美:すみませーん、りんご飴1つください! 美玖はりんご飴を1つだけ頼んで、代金を払った。
2020-05-20 18:16:09287 りんご飴を受け取った後___ 〇〇:1つで良かったのか? 美:うん、全部はちょっと多いから… そう言って、美玖はりんご飴を一口食べた。 美:んー!美味しい!
2020-05-20 18:18:26288 すると美玖は〇〇に向かってりんご飴を差し出し、 美:ほら、あーんして? 〇〇:いや、自分で食べるよ💦 美:いいから!あーん… 〇〇は諦めてりんご飴をかじった。
2020-05-20 18:21:13290 その後、2人は色んな屋台をめぐった。 金魚すくいでは、 〇〇:美玖頑張れ! 美:こうやって…ほっ!やったー! 2人でハイタッチを交わしたり、
2020-05-20 18:30:41293 お化け屋敷では、 美:〇〇ぅ…もう無理… 〇〇:だからやめよって言ったろ?遊園地の時も無理だったんだから… 美:だって…「ガタッ!」キャー! 〇〇:言わんこっちゃない…笑
2020-05-20 18:36:27294 と、屋台を楽しんだ2人。花火の打ち上がる時間が近づいていた。 〇〇:そろそろ移動するか 美:そうだね 2人は屋台通りを抜け、花火のよく見える川沿いの土手までやってきた。
2020-05-20 18:40:20295 〇〇:ここら辺で良いかな 美:そうだね 腰を下ろし、花火の開始を待つ。 そして数分後… ヒュー…ドンッ! 〇〇:おっ、始まったな
2020-05-20 18:42:51296 美:綺麗… 言葉を忘れ、花火を楽しむ2人。 〇〇がふと美玖の方を向くと、花火の光で照らされた美玖の顔が。 その顔は、思わず見惚れてしまうほど美しかった。
2020-05-20 18:46:45297 視線に気づいた美玖が〇〇の方を向く。 美:どうしたの? 〇〇:い、いや…何でもないよ 美:そう? 見惚れていた、とは言えなかった。
2020-05-20 18:49:53298 そして、花火大会もクライマックス。 最後の一発が打ち上がった。 ヒュー…ドンッ!! 一瞬、まるで昼間かのように明るくさせるほど特大の花火。
2020-05-20 18:56:27300 周りの見物客が帰り始めたので、自分たちも帰ろうと〇〇が立ち上がると、 美:痛っ… 〇〇:どうした? どうやら、履いていた下駄で靴擦れを起こしていたらしい。
2020-05-20 19:00:25301 〇〇:美玖、これ花火始まる前から… 美:…ちょっと痛い程度だったから大丈夫かと思ってたんだけど… 〇〇:ごめん、気づいてやれなくて… 美:いやいや、〇〇が謝ることないよ!
2020-05-20 19:02:31303 美:えっ…? 〇〇が美玖の目の前で背中を向けて屈んでいた。 〇〇:そのままじゃ歩けないだろ 美:でも… 〇〇:いいから、早く乗れって
2020-05-20 19:47:03