- Oboro_sakamichi
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朧
@Oboro_sakamichi
307 美:(〇〇の背中、おっきいな…) 美:(それに、あんまり揺れないように気をつけて歩いてくれてる…優しいな…) そんなことを考えていると、 美:(なんか、眠くなってき…た…)
2020-05-20 19:55:50
朧
@Oboro_sakamichi
308 一方、美玖を背負っている〇〇は、先日の美穂、陽菜とのデートを思い返していた。 〇〇:(恋愛感情、か…) 正直、美穂と陽菜の好意には薄々気づいていた。そこまで鈍感ではない。
2020-05-20 20:00:19
朧
@Oboro_sakamichi
309 しかし、 〇〇:(美穂も、陽菜も、俺にとっては大事な「友達」だ…) 〇〇:俺は、どうしたら… 〇〇が小さくつぶやいた時、
2020-05-20 20:01:51
朧
@Oboro_sakamichi
310 美:〇〇… 〇〇:!? 〇〇の肩に頭を乗せていた美玖から、唐突に耳元で名前を呼ばれ驚く〇〇。 〇〇:ど、どうした美玖?
2020-05-20 20:03:47
朧
@Oboro_sakamichi
313 〇〇:えっ…!? 思わず足が止まる。 〇〇:寝言…だよな…? 首を少し動かして確認するが、美玖が起きている様子はない。
2020-05-20 20:07:21
朧
@Oboro_sakamichi
316 〇〇:……… 美:小さい時からずっと好きだった…中学校で離れても、〇〇のことを忘れられなかった… 美:高校で〇〇を見た時、「また会えた、運命だ」って思ったの 〇〇:………
2020-05-20 20:12:51
朧
@Oboro_sakamichi
317 美:ねぇ…答えを聞かせて? 永遠にも感じられるような沈黙。 そして、 〇〇:…少し、考えさせてほしい 美:…美穂や、陽菜のこと? 〇〇:あぁ
2020-05-20 20:15:14
朧
@Oboro_sakamichi
319 美:今日はありがとう、楽しかったよ 〇〇:俺も楽しかった…それじゃ… 美:待って! 振り向く〇〇。 美:…待ってるから
2020-05-20 20:18:45
朧
@Oboro_sakamichi
320 〇〇:…あぁ そう言って、〇〇は美玖の家を後にした。 〇〇:俺は、どうすれば… 小さな呟きは闇に消え、〇〇の夏は終わった。 To be continued…
2020-05-20 20:21:20