Cafe 陽だまりLast

物語、完結です!
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@Oboro_sakamichi

381 次の日、〇〇はいつもより早く家を出て学校へ向かった。 教室に入ると、そこには1人の人物が立っていた。

2020-05-23 19:47:33
@Oboro_sakamichi

382 〇〇:どうしたんだ?こんな早くに呼び出すなんて… 〇〇の問いを聞き、呼び出した人物__美穂は話し始めた。 渡:…急に呼び出したのに、来てくれてありがとう 〇〇:…答えになってないんだが笑

2020-05-23 19:52:01
@Oboro_sakamichi

383 渡:そうだね笑 じゃあ、ちゃんと言うね 美穂は〇〇の目を見つめて、 渡:私は…〇〇が好き 自分の想いを伝えた。

2020-05-23 19:53:49
@Oboro_sakamichi

384 そして〇〇は、 〇〇:…ごめん 美穂の告白を断った。 渡:…理由を聞いてもいい? 〇〇:俺、他に好きな人がいるんだ

2020-05-23 19:55:54
@Oboro_sakamichi

385 〇〇は美穂の目を見て答えた。 渡:…そっか 〇〇の答えを聞いた美穂は、小さく笑った。 〇〇:美穂、ごめ「謝らないで!」 渡:謝らないで…余計惨めになるから

2020-05-23 19:58:14
@Oboro_sakamichi

386 美穂の言葉を聞いた〇〇は、美穂を優しく抱きしめた。 〇〇:そうだな…美穂、俺を好きになってくれて、ありがとう 渡:うっ…ぐすっ… 胸元ですすり泣く美穂を、〇〇はただ黙って抱きしめていた。

2020-05-23 20:01:27
@Oboro_sakamichi

387 少しして、 渡:もう…大丈夫 〇〇が腕を離す。美穂はゆっくりと顔を上げた。 渡:答えは…出たんだね 〇〇:あぁ

2020-05-23 20:02:42
@Oboro_sakamichi

388 渡:私みたいな良い女振ったこと、後悔させてやる笑 〇〇:それは怖いな笑 〇〇が肩を竦めると、美穂は笑った。清々しい表情だった。

2020-05-23 20:04:59
@Oboro_sakamichi

389 渡:そろそろ、他の子たちも来るね 〇〇:そうだな 美穂は「ちょっと風に当たってくる」と言って教室を出ていった。 それからすぐに、クラスメイト達が教室に入ってきた。

2020-05-23 20:08:06
@Oboro_sakamichi

390 そして、ホームルームの10分前… 陽:おはよう、〇〇君 〇〇:おはよう、陽菜 教室に入ってきた陽菜と挨拶を交わす。だが、それ以降の会話はなかった。

2020-05-23 20:10:17
@Oboro_sakamichi

391 その後、いつものように好花が入ってきて、ホームルームの時間に。 好:みんなおはよう! 全員:おはようございます 好:今日は連絡通り、午後から先生達の会合のため、午前の授業のみで下校となります

2020-05-23 20:13:18
@Oboro_sakamichi

392 好:だからといって、授業中に気を抜かないように!〇〇君、分かった? 〇〇:わ、分かりました…笑 好:よろしい、では今日も頑張っていこう!解散! 好花の号令で、授業の準備を始めるクラスメイト達。

2020-05-23 20:16:23
@Oboro_sakamichi

393 その中、〇〇は 〇〇:先生! 好:ん?どないしたん? 〇〇:…決心がつきました 好:…そっか

2020-05-23 20:17:27
@Oboro_sakamichi

394 そう言うと好花は〇〇の肩をぽんぽんと叩き、 好:後悔のないように、な? 〇〇:…はい 〇〇の返事を聞き、満足そうに頷いて去っていった。

2020-05-23 20:19:03
@Oboro_sakamichi

395 その後、〇〇はいつもにまして集中して授業を受けた。「昨日とは別人だな笑」と教師に言われるほどだった。 そして授業が終わり、クラスメイト達や〇〇は帰っていった。 教室には、陽菜と美穂の2人が残った。

2020-05-23 20:23:39
@Oboro_sakamichi

396 昨日から一言も交わさなかった2人。 口火を切ったのは、美穂の方だった。 渡:私、〇〇に告白したんだ 陽:…! 渡:でも、フラれちゃった 陽:えっ…

2020-05-23 20:30:21
@Oboro_sakamichi

397 渡:他に好きな人がいるんだってさ 陽:…そう その時、 ?:じゃあ、美穂も仲間か笑 2人が声のする方を見ると、そこには美玖が立っていた。

2020-05-23 20:32:13
@Oboro_sakamichi

398 渡:美玖…仲間って…まさか 美:うん、私も〇〇に告白したんだ。 そして…フラれた 渡:そう…だったんだ… 美玖は微笑むと、陽菜の元へと歩み寄った。

2020-05-23 20:35:45
@Oboro_sakamichi

399 美:陽菜、美穂に言いたいことがあるんじゃないの? 渡:私に…? 美玖に問われた陽菜は、ゆっくりと美穂と向かい合った。 そして、

2020-05-23 20:37:06
@Oboro_sakamichi

400 陽:美穂…仲直り、しよ? 渡:陽菜…でも、私は 陽:私は、美穂のことを責めたりしてないよ 渡:どうして…?

2020-05-23 20:44:07
@Oboro_sakamichi

401 陽:だって、人を好きになるって凄く素敵なことだもん!誰にも責める権利なんてないよ! 渡:陽菜… 陽:それに…美穂は、私の友達だから。 たとえ同じ人を好きになったとしても、友達の恋は応援してあげなきゃ…ね?

2020-05-23 20:50:08
@Oboro_sakamichi

402 その言葉を聞いて、美穂は我慢しきれなくなり、陽菜に抱きついた。 渡:陽菜…!ごめん、ごめんね…! 陽:ううん…誰も悪くないんだよ…私も、美玖も、美穂も…! 2人は互いを強く抱きしめ、共に涙を流した。美玖もその様子を見て泣いていた。

2020-05-23 20:53:50
@Oboro_sakamichi

403 そして3人の涙が収まった頃、 渡:陽菜、そろそろ行かないと 陽:どこに…? 美:もちろん、〇〇のとこだよ

2020-05-23 20:58:40
@Oboro_sakamichi

404 渡:私も美玖も、想いは伝えた…だから、最後は陽菜の番だよ 美:自分の想い…ぶつけておいで! 陽:2人とも…ありがとう!

2020-05-23 21:11:26
@Oboro_sakamichi

405 陽菜は2人に礼を言うと、走って教室を出ていった。 渡:…いいなぁ 美:そうだね…でも、ちゃんと祝ってあげようね? 渡:もちろん。…友達、だから

2020-05-23 21:13:26