- Oboro_sakamichi
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406 _________________ 〇〇は1人、カフェの清掃をしていた。 時計を見ると16:50だった。 〇〇:そろそろか… 〇〇は清掃を終えると、カフェの制服に着替えて約束の時刻を待った。 そして、17:00。
2020-05-23 21:17:55408 〇〇:いらっしゃい…陽菜 陽:〇〇君… 〇〇:案内するよ。こっちに来て? 陽菜が案内されたのはカウンター席だった。
2020-05-23 21:20:29409 席に座った陽菜。 〇〇:ご注文は何になさいますか? 陽:えっ…そ、それじゃあレモンティーを1つ… 〇〇:かしこまりました 一礼して、キッチンの奥へ入っていく〇〇。
2020-05-23 21:23:06410 少しして、 〇〇:お待たせしました、レモンティーです 陽:あ、ありがとう… 陽菜はカップのレモンティーを一口飲んだ。
2020-05-23 21:25:24411 陽:…美味しい 〇〇:良かった 陽菜の感想を聞き、〇〇は微笑んだ。 陽:そういえば、他のお客さんは? 〇〇:母さんに頼んで、今日は早めに店を閉めてもらったんだ
2020-05-23 21:27:19412 陽:どうして…? 〇〇:…陽菜と、2人きりになりたかったから 陽:えっ… 予想もしなかった言葉に、陽菜の胸がドクンと脈打つ。
2020-05-23 21:28:41413 そして〇〇は陽菜の目を見て、 〇〇:陽菜…いや、河田陽菜さん 陽:はい 〇〇:好きです。俺と付き合ってください 告白した。
2020-05-23 21:32:11415 その時、 ?:おめでとー! 祝福の言葉と共に、キッチンの奥から美穂と美玖が出てきた。 陽:2人とも…どうして…? 〇〇:俺が呼んでたんだよ
2020-05-23 21:37:36416 渡:陽菜…本当におめでとう 陽:うん…ありがとう美穂 美:おめでとう陽菜、ちゃんと幸せになるんだよ? 陽:美玖…うん!
2020-05-23 21:40:02417 美:〇〇、陽菜のこと泣かしたら許さないからね! 〇〇:分かってるよ。陽菜は俺が必ず幸せにする 陽:〇〇君…// 渡:まったく…急にイチャイチャしだすんだから笑
2020-05-23 21:42:49418 〇〇達4人が話していた時、 〇母:見てたわよ〜 〇〇:母さん… 〇母:まさか〇〇がこんなにも良い子たちに好かれるなんてね笑 〇〇:…ほんとだよ笑
2020-05-23 21:45:28419 〇母:陽菜ちゃんのこと、大事にするんだよ? 〇〇:当たり前だろ 〇母:陽菜ちゃん 陽:はい 〇母:〇〇のこと、よろしくね
2020-05-23 21:46:59420 陽:はい! 陽菜と〇〇の母親とのやり取りが終わると、美穂が〇〇に小さく耳打ちした。 渡:ねぇ〇〇、ちょっと… 〇〇:ん?
2020-05-23 21:49:38421 渡:せっかくだし… 〇〇:…は、はぁ!?できるわけないだろ! 突然大声を上げる〇〇。 美:〇〇…どうしたの? 〇〇:あ、いや…
2020-05-23 21:51:06422 渡:あーもう!ほらっ! 〇〇:おい、美穂! 美穂に背中を押され、陽菜の目の前に立たされる〇〇。 陽:〇〇君…? 陽菜に見つめられ、〇〇は恥ずかしげに頭を掻いた。
2020-05-23 21:53:08424 陽菜の返事を聞いた〇〇は、陽菜の頬に手を添え、そのまま優しくキスをした。 〇〇が唇を離した時、陽菜は顔を真っ赤にしていたが、それを隠すように〇〇に抱きついた。 そして上目遣いで〇〇を見つめ、
2020-05-23 21:59:20426 ー3年後ー 〇〇達はその後、無事に高校を卒業して大学に進学。陽菜と〇〇は同じ大学に入り、陽菜は"Cafe 陽だまり"でバイトを始めた。 美穂と美玖はそれぞれ別の大学に進学したが、今でも毎週のようにカフェにやって来ている。
2020-05-23 22:04:12