「オタクはリアリティショーに興味無い」という説は最近よく見るけど、生配信主体のVtuberグループとかは割とリアリティショー的な要素があるんじゃないかとは思う
2020-05-28 21:59:01リアリティショーと言うか恋愛ドラマはそんなに好きでなはいので見ないんだけど、ガチャ爆死動画とかYouTuberやVtuberの生配信はリアリティショーでは無いのだろうか?
2020-06-02 13:00:11not-miso-inside.netlify.app/blog/better-st… "はっきり言うと、VTuberは、『馬鹿な女をおもちゃにして楽しむコンテンツ』になりつつある。自由に茶化せる配信者。何を言ってもいい女。英語ができない女に単語テストをやらせて、馬鹿な回答をしたら「草」と書くコンテンツになっている。"
2020-06-03 12:49:10SNSを使ってる時点でリアリティショーの中にいるようなものだから、vtuberがどうとかよりもっと広い話 現代人がコンテンツに『リアリティ』を強く求める問題点の話だな
2020-06-03 16:39:06あと、もう一つ。オタクはリアリティショーを好まなかった時期がどれだけあるんでしょうかね。「声優ラジオ」はVtuber配信者も視聴者も結構共有しているものだと思いますが。それこそ声優のアイドル化が本格的に行われていた時点でオタクはリアリティショーを楽しんでいましたよ。
2020-06-03 16:39:59てかテラスハウスの問題点って リアリティショーの中に悪役を作り出したことにあるよね 役と現実の混同のような vtuberへのリスナーのセクハラなんかがこれに当たるかな
2020-06-03 16:44:14Vtuber批判文章、文章の上手さゆえに内容そのものより書いた人間の方が気になって別記事の「テスラの犬モード」読んでるが、普通にこの人間に勝てない気がしてきた。上手い
2020-06-03 17:29:25おそらくはテラスハウス事件に動機を発する、VTuberの現況に対する妥当性の高い考察。ひたすら長すぎるけど、大きく3つ立てられた問題意識と詳説はカルチャーの半歩外側にいる自分にもとても納得できたし、個人的な関心や苦手意識とも共有されていて面白く(痛切に)読めた。 not-miso-inside.netlify.app/blog/better-st…
2020-06-03 18:04:56問題意識の一点目である、VTuberのリアリティラインとスピード感の均衡点が「『なかのひと』のリアル」の切り売りとファンコミュニティによるラベルの強制のスパイラルを生んでしまうことにはなり特になるほどと思った。かつて私がユリイカのハルヒ特集で書いた内容の延長でもあるし、その現在地点だ。
2020-06-03 18:08:5011年のユリイカ『涼宮ハルヒ』特別号で、私は(前年に自分の劇団で上演したハルヒとブギーポップに関する芝居を引きつつ)ネット上のファンアクティビティが作者の意図性のタガを超えて「キャラという記号変換ゲーム」を行う閉じたシステムを生成すると論じた。いまはそれが生身の人間を対象としている
2020-06-03 18:13:07ハルヒ当時、ネットカルチャーや技術の制限から、記号変換ゲームの対象となるものは「作者の設計した(オリジナルの)キャラ性」程度だったけれど、今では技術…というよりコンテンツ設計の進歩によって「なかのひとと癒合したキャラ」を扱えるようになり、ダイレクトに演者本人の精神と存在を消費する
2020-06-03 18:17:22他方、コンテンツを享受し、記号変換の当事者でもある視聴者は、魂の宿らない(文字通りの)キャラクターだったアニメキャラたちと変わらない手つきで「なかのひとと癒合した」配信者を扱うことができる(そのようなシステムになっている)。それは多分に破壊的だから面白くもなるだろうけど、当然危険
2020-06-03 18:22:11(バラエティ番組の台本批判のように)作り込まれたものへの疑義に満ちた消費者たちにとって、破壊的なインタラクションはチューリングテスト的な快楽をもたらす。「自分で破壊できるということは、存在していたこと」という鈍感な確認方法で、対象のキャラクターのリアリティを感じることは楽しかろう
2020-06-03 18:25:06…けれど、消費者たちが期待するほど、作り込みを伴わない記号処理系は変換・再生産を手早く行えない。視聴者からのリアクションを新たな設定に適切に取り込むよりも早く、次のアクションを求められるから、キャラ≒なかのひとはリアルな自分の切り売りで補填し、補填されたリアルもまた、破壊される。
2020-06-03 18:27:51これはテラスハウス事件で問題となった誹謗中傷とはまた別レイヤーの、存在に対する否定であり、かつとても細かい挽き肉のようなものなので、なかのひとも視聴者も自覚しにくい危険でもある。100%自分を晒すことは覚悟がいる分耐えられるが、身銭を切るように晒した自分の微小な断片はそうもいかない。
2020-06-03 18:31:39記事の前半に述べられていた通り、初期VTuberブームはオタクカルチャーの創作者たちにとっても楽園的に映った。それは「なかのひと」に立脚しながらも、そこから安全に分離された別のキャラクターを生む可能性であり、演劇をやっている私の言葉で言えば「役と演じること」の新たな可能性だった。
2020-06-03 18:34:45けれど、ほどなくしてそのユートピア性が期待外れであるとそれなりの数のひとが感じた理由は、記事で述べられていたような諸理由であろう。作り手としては、求められる時間感覚が人間の限界を超えていたことだと思う。作り込んだ動画形式では遅すぎたことも事実だが、やはりリアルタイムは無理だった。
2020-06-03 18:36:58程度の差こそあれ、演劇を観る人は「その俳優だから出せるもの」という固有性に期待するが、「その俳優のリアルな楽屋落ち」そのものを求めてはいない。そして同時に、完全なアドリブにおいて、後者を極力排しながら前者を出し切るのは至難の業だ。だからこそ、アドリブのみの演劇は小さなパイに留まる
2020-06-03 18:39:54インターネットの重要かつ素晴らしい性質はそのスピードの速さだけど、その上限値はあくまでも「機械の速さ」である。人間はそれに比べればひどくゆっくりしか応答できない。けれど既存のシステムではコンテンツは人間の応答よりもさらにゆっくり作りだされるから、それを超える欲望は常にある。
2020-06-03 18:42:51そのクリエイターの欲望と、あふれるほど多量のコンテンツをインタラクティブに消費したい視聴者の欲望が最大公約数的に噛み合うと、いまのような、危険で、不安定で、破壊的で、魅力的な状況が生まれる。それは幸福なことでもあり、すぐに壊れるからとても不幸でもある。作り手は、系の安定性も欲しい
2020-06-03 18:46:01この不安定性は、このシステムの祖先であるゼロ年代的なものから継承してしまったものであり、いつかは(諸芸術のような)安定した新たな表現形式の座につくと期待されつつも、思いの外そうならないままのものだ。その主原因は「なかのひとの耐久性」という極めて生産が困難なものを消費することにある
2020-06-03 18:49:55インターネットが表現の媒体に"ならないわけがない"と思うからこそ、この経過的な状況は平和な形に落ち着いてほしいと思う。少なくとも、消費者たちの欲望を投げ銭程度で喜ばせるために、多くの夢や精神的な耐久性を支払う様は、あまり等価性の高いクリエイションには思えないので。
2020-06-03 18:52:43vtuberを見ていないキモオタクだけがリアリティショーに石を投げなさいという論調、確かに僕も未だにソイソース醤油の一ヶ月乞食生活の幻影を追ってるから何とも言えないな。あっ、僕vtuberも見てます。
2020-06-03 23:09:41わからんすぎるの世界なのだけど、どうも実際に「存在」する言説らしいってことだけは去年末にも見かけてたのでわかる pic.twitter.com/J8ghslDyzh
2020-06-03 18:22:55