格差社会の中での自分探しとフォーカシング

これは坂井 素思・岩永 雅也 (編著) 「格差社会と新自由主義」を読んで経済学・社会学的見地から今の日本の生きづらさと解決の方向性について考えさせられ、引き続き、池上正樹(著)「ドキュメント ひきこもり -<長期化>と<高年齢化>の実態-」を読んで感じた、世代や社会人経験を問わず、自分のあり方について熱心に内的に追求する層こそ引きこもり=永遠の失業者に陥る現状に刺激を受けて、今度はそうした現代の「自分探し」の堂々巡りの解決のための具体的方法論としてのフォーカシングの可能性という、カウンセラーとしての私の専門領域での実践活動に到るまでを紹介するという、かなり越境領域的なツイートの連鎖です。途中唐突にテーマが変わるかに見える部分があるかと思いますが、繰り返して読み返していただければ、私の思考と連想の過程が浮か美上がるかと思います。
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ゆうそら @you_sora

@kasega1960 どんなのを読んでいらっしゃるのか、楽しみにしています^^

2011-06-23 17:18:23
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

【ドキュメントひきこもり 「長期化」と「高年齢化」の実態 (宝島社新書316)/池上 正樹】かつては10代の登校不適応にはじまり社会参入の遅延と捉えれていえいた「引きこもり」現象は、1.そうした旧来の... →http://bit.ly/mJtmnP #bookmeter

2011-06-23 18:24:21
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

@you_sora すでにアマゾンにレビューを上げました。Amazon.co.jp: 池上正樹/ドキュメメント ひきこもり -「長期化」と「高齢化」の実態- http://t.co/1RXTmNH #book #review

2011-06-23 18:27:57
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

池上正樹 著 : ドキュメント ひきこもり -「長期化」と「高年齢化」の実態- http://bit.ly/mu8tyO

2011-06-23 18:55:16
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

「ドキュメント ひきこもり」を読んで感じたのは、「失業状態が延々と続く人」でありかつ「生計を家族に依存し続けている人」であればその人が40であろうが50であろうが「引きこもり」群にあたるというとらえ方をすることができるということ。そうやって履歴書に空白ができた人に冷たい日本社会。

2011-06-23 19:26:03
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

クライエントさんのに感情移入的に耳を傾け、どんな気持ちでいるのかを「体ごとなり切って」実感しようとしてみる自分と、相手の話をききながら「自分が」どんな感じになているかを「感じ分ける」こと。これはいわば「二重の身体」を持つことになる。これが「受容」とセラピストの「自己一致」の共存。

2011-06-23 19:55:29
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

この、クライエントさんを「前にしていて」自分がどう感じているかというのにもいろいろいろな次元がある。内なる「批評家」(超自我)からの様々な批判。自分個人の相手への感情。それらを全部「認めてあげた」時にはじめて、「第3の声」が「天から降ってくる」気がしている。#focusing

2011-06-23 20:05:18
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

この、天から降ってくる「第3の声」を自分のとりあえず暫定的なの「立ち位置」にして「身体を据えて」みること。するとクライエントさんを前にしていて、ある余裕のようなものが回復される。#focusing

2011-06-23 20:15:19
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

いい意味で、いろんなことを「割り切らない」ままにしておく能力。それこそが未来へのステップを引き寄せる。

2011-06-23 20:32:07
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

・・・・今書いてきたことは、フォーカシングの名教師、アン・ワイザー女史の言う"radical acceptance everything"ということを、私なりの言葉で説明したつもりです。ロジャーズの言う「自己一致」を、具体的に「どうすれば」できるのかって、あまり書かれていない。

2011-06-23 20:41:38
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

すべてあるがままに―フォーカシング・ライフを生きる by アン・ワイザー コーネル http://t.co/5v8ULv2 ・・・私はこのタイトルを物足りなく感じている。原題"Radical Acceptance of Everyithing"ってのは、もっと能動的なことでしょ?

2011-06-23 20:51:30
秋貞早苗 @namidashippo1

@kasega1960 「自己一致」についての素晴らしい解説、ありがとうございます。よく噛みしめて、実践したいと思います。

2011-06-23 21:31:33
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

そう!"Radical"なんであって、東洋的な「あるがまま」でもないし、ただの"Let it be" でもないんですがね。RT @aomorioozora: @kasega1960  同感です! “Radical”のニュアンスを持っと出して欲しかったですね。

2011-06-23 22:56:47
三村 正和 @mskzmmr

医師にかかっていない人も来られますか?薬は出せないわけですから逐語的なことがまずは主体で療法には時間を要しますね?RT @kasega1960 ひとつのいい喩えかと思います。 RT @mskzmmr: カウンセラーショッピングですね。 @kasega1960

2011-06-24 10:12:43
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

@mskzmmr ますは相手の話したいことをうかがわないことには関係が成立しません。その際にただ受身に聴くのではなく「訊(き)き上手」であることが大事です。療法(セラピー)は、そうした中から控えめに隠し味のように使い始める。

2011-06-24 10:17:31
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

@mskzmmr そして、医療の助けがあった方がよさそうな方にはそれを提案しますが・・・私の場合、医療ともそこそこうまく繋がっている方(乃至そそそこの期間は、医療とつながれた前歴をお持ちの方)が多いです。フォーカシング個別指導は「トレーニング」ですからこの限りではありませんが。

2011-06-24 10:23:13
三村 正和 @mskzmmr

治療行為ではないということですね?RT @kasega1960 @mskzmmr フォーカシング個別指導は「トレーニング」

2011-06-24 10:23:27
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

すぐに検索出来なかったんですけと、正確にはどの本ですか? RT @you_sora //最近私は「認められたい」大人たち を読んで思い当たることが多々あります(^。^;)

2011-06-24 10:25:21
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

@mskzmmr 技法としての「フォーカシング」は、自分の内面への関わり方についてのスキルを身につけるための「トレーニング」。それをカウンセリング場面で、「エンジンオイル」としてさりげなく活用した場合に「フォーカシング指向心理療法」と呼びます。前者が楷書体とすれば後者は草書体。

2011-06-24 10:33:06
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

フォーカシングを学び、「身につける」ということは、「内なる癒し」にとどまるものではない。現実の状況の中でちょっとだけ自分の内側の感じを対象化出来る形で触れ、「その感じ」とは分離独立した「私」のスペースを確保する。そうすると次の「一歩」が見えてくる。それに従い少しだけやってみる。

2011-06-24 14:20:48
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

(続)そうやって小さなステップをやってみた上で再び内側の感じに照合する。この繰り返しを「アクション・ステップ」という。内なる道標としてのミニ・フォーカシングの日常化。#focusing

2011-06-24 14:23:06
ゆうそら @you_sora

@kasega1960 正確にはこれでした、すみません(>_<)http://t.co/piICuYL

2011-06-24 19:24:52
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

山武伸二:「認められたい」の正体 -承認不安の時代-  http://t.co/6MVC2pM ですね。RT @you_sora: @kasega1960 正確にはこれでした、すみません(>_<)http://t.co/piICuYL

2011-06-24 21:33:15
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

現在、昨日紹介した、アン・ワイザーさんの"Radical Acceptance of Everything"(邦題:「すべてあるがままに」 )http://t.co/5v8ULv2 を久々に読み返して、レビューする準備を始めている。基本はすでにした説明とブレてはいないようである。

2011-06-24 21:48:26