格差社会の中での自分探しとフォーカシング
- kasega1960
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私は安易に「自分探し」を否定するような論調には距離を置いている。問題は「内か」「外か」の二項対立ではとても捉えきれない。この、絶えず流動する社会で「に自己責任」の名のもとに、個のあり方が放り出されている限り。ただし、本当の自分とは探せば出て来る「静的な理想状態」でないのは確か。
2011-06-24 22:00:11絶えず心とと身体のステップを刻み続ける、果てしないが地に足がついた「プロセス」としての「自分探し」の過程を支える具体的な「方法論」は存在する。それがアンさんが"Radical Acceptance of Everything"で伝えたいことなのだが、あまり親切な邦訳とは言えない。
2011-06-24 22:05:03@kasega1960 自分の中の宇宙って、確かに静的な理想状態ですね。自分の中心に、突き詰めて入っていくと、いつしか、宇宙に出る。脳細胞や、体細胞の中に、意識を深めて入り込んでいくと、宇宙にでます。ナノテクを学んでいた学生が、昔、同じ様な事を言ってた。ミクロの中のマクロな意志。
2011-06-24 22:06:57できない人で不適応になれば、いわゆる「気分障害」や引きこもり(=永遠の失業者)に転落するのが今の格差社会の日本の現状かと。そういう人はカウンセリングの蚊帳の外 RT @guriko_// モラトリアムはある程度大切だと思いますがそれって階級によってできる人とできない人がいますよね
2011-06-24 22:10:09@kasega1960 引きこもれればまだマシで、最悪は刑法にひっかかってしまったりしますよね。カウンセリングは高価なサービスですからね
2011-06-24 22:11:01@kotsubunoheya ただ、それは静的な「悟り」状態ではなくて、現実生活といかに噛みあわせて生きて行くかに、格差社会のもとでの低収入の「ごくありきたりの庶民」は悩むのだと思います。
2011-06-24 22:13:40@guriko_ ほんとうはそういう層を大量に産出することによる経済的な負担のロスは凄まじいものがあり、単なるカウンセリングの垣根を超えた、本格的なケースワークや就労支援や公的・包括的個人サポートシステム形成に「投資」しても、働きかつ消費する人口を再形成できてお釣りが来るはず。
2011-06-24 22:19:22「技法としての」フォーカシングを教える際には、内側の感じを感じる「私」と感じられた感じや様々な思いを分離独立して見渡す「より大きな私(larger"I")」ないし「あいだにいる私」の形成を援助できればいい。しかしセラピーとしてフォーカシングを活用する際には、(続く)
2011-06-24 22:28:44(続き)しかし、フォーカシングをセラピーとして活用する場合には、クレイエントとの関係性の中でセラピスト側に生じてくる曖昧で身体的な「感じ」そのものに注意を向けて関係性の中で活用する必要が出てくる(先述のアンさんの本、pp.247-8より要約)。(更に続く) #focusing
2011-06-24 22:33:46(続き)、これは精神分析でいう「治療者の逆転移の活用」とある意味では似ているし、優秀な精神分析治療者であれば先述のようなプロセスを実際に進めているが、それが専門学校的に(!)「レディーメイド」されてしまうと、単なる「知的」解釈の遊戯に形骸化される。私はこのテーマに一生をかけてきた
2011-06-24 22:38:15以上のことに興味をお持ちの方は、既に10年以上前の伊藤研一先生との編著、現代のエスプリ 410「治療者にとってのフォーカシング」http://t.co/HfAMN7O を、中古市場になりましたが、お読みいただければ幸いです。当時としてはラディカルな内容と自負。#focusing
2011-06-24 22:45:38