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作家がプロットを作る目的@榊一郎

榊一郎先生が、プロットに関する質問に答えていたのでメモ。 社会人な人々は、企画書とか要件定義書とか考えると良いかもかも。
セミナー プロット作成 ラノベ ライトノベル 小説 榊一郎 創作
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仕事として書く上での、プロットの必要性。
@Reivasu
@ichiro_sakaki あの、今日も質問いいですか?
@Reivasu
@ichiro_sakaki 本文を書く寸前でのプロットはどんなものをどの程度書いてあればいいんでしょうか? 榊さまの主観で
榊一郎 @ichiro_sakaki
@Reivasu ああ。ぶっちゃけ本質的にはプロットなんて無くても書き上げられるなら、無くてもいいんです、そんなもん。ただ、その場合、「制作に取りかかる前段階で、他人の意見が聞けない」訳で、自分の思い込みで突っ走っちゃって300枚原稿書いた後で、根本的失敗に気付くと
榊一郎 @ichiro_sakaki
@Reivasu 立ち直れなかったりするので、書いていたりするだけです。まあプロットとは要するに設計図なので、芸術家の中には、何も無くても木の塊から像を掘り出しちゃう人が居るように、それで一個の作品が完成するなら、それでいいんですよ。本来は。<創作、という純粋な行動の意味では
榊一郎 @ichiro_sakaki
@Reivasu ただ、こっから先は「新人賞に応募してプロになる事を目指している作家志望者」と限定して話しますが、例えば新人賞受賞後に、改稿を求められたりするとします。その際に、自分で客観的に物語構造や、キャラの人となりが分かっていないと、微調整がきかない事が多く、
榊一郎 @ichiro_sakaki
@Reivasu 感覚だけに頼って編集さんの要望を組み立てようとすると、何処をどう弄って良いのか分からなくて途方に暮れる事があったりします。その意味で言語化して、第三者に分かるように、つまりは自分自身が、自分の作品を第三者的に俯瞰して観る事が出来るようにしておくと、
榊一郎 @ichiro_sakaki
@Reivasu 後からメスを入れて修正しやすくなったりします。でもって、受賞作刊行後、更に新シリーズを立ち上げる事になるとします。その場合、新人作家さんは未だ殆ど実績が無いので、売れる作品、面白い作品が創れるかどうか編集部側にも不安がある。なのでとりあえず「どういうの書くの?」
榊一郎 @ichiro_sakaki
@Reivasu と確認してから執筆にGOサインを出す事になります。そうでないと、丸一冊書いちゃってから「没」って事にもなりかねんわけで(それを覚悟でプロット出さずに書いちゃう作家さんも居たりしますけどね)。その場合には作家も担当さんも無駄骨になっちゃうので、予め打ち合わせる。
榊一郎 @ichiro_sakaki
@Reivasu その為の参考資料、という形でプロットは提出される訳で、そういう意味では、今後、プロとして仕事していく上では書けないとしんどいかも、という代物です。
榊一郎 @ichiro_sakaki
@Reivasu で――下記の事を踏まえておけば、何をどれ位書けばいいのか、というのは朧気ながら見えてきます。設計図としてのプロットは、戸惑ったときに、あるいは二者択一でどちらかの展開や描写を選ばなければならない時に、立ち戻って「この作品は何の為に書かれ、どういう処を目指すのか」
榊一郎 @ichiro_sakaki
@Reivasu 確認する為に、テーマやコンセプトは書いておいた方がいいでしょうし、それはキャラレベルでも同じ、どんなキャラにしてどんな活躍をさせたいか、そういった部分は明記しておかないと、設計図になりません。逆に細かい部分(身長体重とか)は覚書程度でいいので、
榊一郎 @ichiro_sakaki
@Reivasu 自分自身が創作をする上での「忘れてはいけない初心」の部分を書いておけばそれで充分だったりもします。ああ、設定とかも同じね。「陰鬱な世界観にしたい」のなら、読者が陰鬱に感じる様な、フックとしての設定は書いておくべきでしょうし。
榊一郎 @ichiro_sakaki
@Reivasu でもって、担当編集さんに提出するプロット(正確にはこの場合、企画書)は、出来れば、作品のセールスポイント、想定読者、といったものを書き添えておくと「何処がどう面白いのか」を理解して貰い易いので、便利かな、とか。その程度の意味です。ちなみに、
榊一郎 @ichiro_sakaki
@Reivasu 今、念の為に私のプロットとして「棺姫のチャイカ」の初期プロット(後から編集さんに要求された追加設定覚書などは含まず)をざっと見直してみると、四百字詰め原稿用紙換算で大体、15枚。ルーズリーフにすれば十枚ないですよ、多分。
@Reivasu
@ichiro_sakaki ですが「プロはプロットだけで本文と同じ位書いてる」という話を聞いたり、あとは自分のルーズリーフ10枚にも満たないプロットもどきを見たりすると「これでいいのか?」ってすごく不安になります
榊一郎 @ichiro_sakaki
@Reivasu ちなみに、おっしゃる通り、知り合いの作家さんには、「本文と同じだけ書く」人も居れば、「数行で終わり」なんて人も居るし、そもそも書かない(左記の通り、かなりバクチですが)人もいまする。なので、「こうしなきゃなんない」ものではないです。ぶっちゃけ、
榊一郎 @ichiro_sakaki
@Reivasu プロットなんつーのは、自分が確実に、楽に、小説を書く為の「道具」に過ぎないので、自分に使いやすければ何でもいいのです。それに振り回される必要はありませんですよ。編集さんに提出するもんでも、一行で編集さんを納得させられるなら、それでOK。そういうもんです。
鷹山誠一 @delfin_000
@ichiro_sakaki @Reivasu 横槍失礼します。まあ、新シリーズなんてのは当分先の話になりそうではあるのですが、個人的にプロットは苦手で(^^A で、プロットというより企画書みたいな感じ(どういうコンセプトか、ターゲットは、何が売りか)で出してもいいんでしょうか?
榊一郎 @ichiro_sakaki
@delfin_000 いいと思いますよ。正直、どの程度のものを要求するかは、担当編集さんや、編集部の体制にもよるので、「こうすれば良い」「これでは駄目」に何か明確な水準がある訳でもなし。コンセプトやターゲット書かない人も多いでしょうし。
ハナディ@里8引けず、もはやウミガメを見るしかない虎眼流・義理許し @tirinku
@ichiro_sakaki お聞きしますが、それはやはり、一巻の終わりまででしょうか?>15枚 それとも、シリーズのラストまで含めて?
榊一郎 @ichiro_sakaki
@tirinku 一巻の終わりと、大まかな「オチはこんな感じ」の設定を含めてです。途中経過(二巻以降)の具体的な部分は書いてません。これは本当に状況によるというか、人気出れば伸びたりしますしw

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