カレイドスコープ・オブ・ケオス＃8

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「ドーモ。ニンジャスレイヤーです」ニンジャスレイヤーはUNIX山の上から見下ろすリディーマーを睨み、アイサツを返した。「この城をいただきに来た」「……ニンジャスレイヤー……！」リディーマーは眉根を寄せた。東域における恐るべき狼藉は当然彼の耳に入っている。「……成る程……来たか！」　44

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「フ……事前に撹乱分子を送り込み、コソコソ入り込んだ分際で！」チェックメイトが挑発した。アナイアレイターは凄んだ。「撹乱分子だ？俺らは俺らで、好きにやりに来たんだ。なあ、アズール＝サンよ」「……」アズールはガン・スピンした。「ドーモ。アズールです」「アナイアレイターです」　45

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「……フィルギアです」フィルギアは奥ゆかしくアイサツし、アナイアレイターに囁いた。「俺、最近元気なくてさ、あんまり役に立たねえから、よろしくな……」「いつもの事だ」「いつもより」「なら、そこのガキの面倒見てろ」「そりゃ勿論」フィルギアはザックの肩に手を置いた。「よろしくな」　46

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

上階から垂れ下がったチューブが異常な輝きを送り込み、リディーマーの上半身がパンプアップした。「我がナガシノはネザーキョウを盤石たらしめる精強供給地。インターネットを浄化しカラテに変える地、謂わばタイクーン御自身に等しい。ナガシノに噛み付くは最大最上限大逆と知れ！」　47

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「どうでもいい」ニンジャスレイヤーは言い捨てた。「おれはここで、やるべき事をやる。お前は邪魔だ」構えたカラテが赤黒の熱を帯びた。「貴様らにとってこの城がそれだけ大事なら、徹底的にやってやる」「ほざけ……！」リディーマーの鎧が蒸気を吐いた！それがイクサの合図となった！　48

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

【続く】