宝石商リチャード氏の謎鑑定 初見感想まとめ【5・6巻】

タイトルそのままです。 内容が多くなりすぎたので、分割しました。 相変わらずネタバレ全開です。
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ほおきび @akuniso315

ところで、ここでリチャードが二十九歳なのを突然ブッ込まれて相当びびったんですけど、なんで正義くんは知ってるの!?? イギリスに行ったときにそんな話があった? それとも智恵子さんの時? あるいは、特典小説で明かされてたとか??

2020-06-19 23:12:15
ほおきび @akuniso315

「…………最悪なこと言ってもいいかな」 「どうぞ。いくつでも」 「……ホームセンターで包丁を買ってきて、帰らないと刺すぞってあいつを脅したよりあいつが引き下がらなかったら、本気でやったかもしれない」 →ここのあとのさぁ、

2020-06-19 23:12:16
ほおきび @akuniso315

「それであなたの身が守られたのであれば安いものです。本当に使わなかったことも素晴らしい。グッフォーユー。しかし、とても怖い思いをしたのですね」 →この台詞が優しい上にウィットに富んでて最高なんですよね。こいつどこまでも寄り添って、責めないでいてくれるじゃんって。

2020-06-19 23:12:17
ほおきび @akuniso315

もうこのあとの台詞も全引用したいぐらい大好きなんですけど、負のループに陥ったときに、隣でそんなに全肯定してくれる奴がいたらさ、もう泣いちゃうじゃん。私にとってはアイドルマスターSideMだったけれど、正義くんにとってそれはリチャード氏だったんだな……

2020-06-19 23:12:17
ほおきび @akuniso315

俺は確かに駄目人間で、うっかり者で、薄暗がりで膝を抱えて泣いているいじけた子どものようなところがあるけれど、こいつはそれも全部ひっくるめて、それでいいと言ってくれている気がする。気がするだけではなく、俺が信じられないくらい、そう信じてくれているのだろう。 →グレンラガンの

2020-06-19 23:12:17
ほおきび @akuniso315

「お前を信じる俺を信じろ」じゃないけど、そういうことなんだろうな。 最終目標は「お前を信じる俺じゃない、俺が信じるお前じゃなく、お前が信じるお前を信じろ」なんですけど、そこに至るまでの前段階が必要なんですよね。。。

2020-06-19 23:12:18
ほおきび @akuniso315

「…………俺は、どうすればいいのかな」 「まず手始めに過去形で、『どうすればよかったのかな』と質問していただけますか」 『……どうすればよかったのかな」 →ここのしょんぼり正義くんと、いつもの調子に戻ってきたリチャード氏がとてもいいですね。

2020-06-19 23:12:18
ほおきび @akuniso315

「助けを求めるべきでした。私でなくとも構いませんが、ともかく誰かに助けを求めるべきでした。『とても困っていて、どうしたらいいのかわからない』と。一人でいると人は簡単に追い詰められます」 →ほんっっっつとうにそれな!!!!(百万回同意した猫)

2020-06-19 23:12:19
ほおきび @akuniso315

でも、トラブルの渦中にいるってのは、まるで洗濯機の中に放り込まれたような状態なわけで。 そんな人間を救い出すためには、無理やり外から介入する必要がある場面も存在するんですよね……。 でも、それでも正義くんは外に助けを求めるべきだった。そうして欲しかったと思う。

2020-06-19 23:12:19
ほおきび @akuniso315

「怖いですか」 優しい声だった。そうだ。こんなことを考えるのも嫌で仕方なかったが、ずっとあいつが怖かった。 →ここの話を読みながら、サーカスの子象の逸話を思い出した。

2020-06-19 23:12:19
ほおきび @akuniso315

子象の足を鎖で繋いでおくと、テントから逃げようとしても鎖が抜けず逃げられない。 でも、象が大人になって鎖を引きちぎる力がついても、足に鎖をつけておくと、子象の頃の逃げられなかった記憶があるため、引きちぎる力があるのに逃げようとしなくなる。

2020-06-19 23:12:20
ほおきび @akuniso315

それほど子どもの時の記憶というのは強烈で、自分の行動に影響してくるものなんだと思います。 それにしても、リチャードとジェフリー氏が仲良くしてるのを見ると、ちょっとこちらも嬉しくなりますね。 DV男で枯れた心に潤いが戻ってくるような気分です。

2020-06-19 23:12:20
ほおきび @akuniso315

そこでリチャード氏に促されるまま、DV男と待ち合わせするわけなんですけど、ここで中田パパの登場は、予想してなかった。泣きました。いや読みながらずっと泣いてるんですけど、ここでも泣きました。 からの誕生日プレゼントですよ。真矢さんの新作。タンザナイト。転生のタンザナイト。

2020-06-19 23:12:20
ほおきび @akuniso315

こんな伏線回収アリかよって天を仰ぎましたね。 もうこのあとの中田パパと正義くんの会話も全引用したいぐらい大好きです。いや、メモにほぼ全引用レベルで書き写してるんですけど。

2020-06-19 23:12:21
ほおきび @akuniso315

「わかりました。ひろみを頼みます」 「任せとけ。ああでも、ひろみさんにはな『正義をよろしく』って言われたんだよ」 →ここ、お互いが相手のことを一番に心配しちゃうのが、親子であり戦友という感じで嬉しくなっちゃいましたね。

2020-06-19 23:12:21
ほおきび @akuniso315

リチャードは言葉に詰まった。もう一押し。 「いつになっても最後にはまた会おうって話も覚えてる。でも、最後だけじゃ嫌だ。これからも一緒にいさせてもらえるなら、傍にいたい」 →ここ「離れずにそばにいて、じゃん」って部屋で叫んでいたら、10巻読んだイチカさんも同じこと言ってて笑った。

2020-06-19 23:12:21
ほおきび @akuniso315

リチャードは俺に片手を差し出してくれた。 ほんの短い時間、俺たちは軽く手の平を打ち合わせ、握手を交わした。 →最後のこの文章かっこよすぎる……。もう最高。辻村七子先生の住んでる方向に足向けて寝られないわ……

2020-06-19 23:12:21
ほおきび @akuniso315

この時点で過去最高の長さなんですが、このまま〈extra case シンハライトは招く〉の感想書きたいと思います。 いやもう、読んでて困惑しかなかったです。

2020-06-19 23:14:04
ほおきび @akuniso315

“彼は茶色の瞳を大きく見開いたあと、ええーっと呻いた。痛恨の声だった。” ここの「茶色の瞳」というフレーズで、まず彼女を連れた人物がリチャード氏でないことに気づくんですよ。 で、日本語で呼びかけて、リチャード氏が庭から現れるところで察するわけなんです。 こいつ、中田正義じゃん、と。

2020-06-19 23:23:03
ほおきび @akuniso315

いや、もう。衝撃よ。 だって、ひと段落ついたあとどうなったか書いてなかったじゃんと。 女性はフローライトのお姉さんのほうでしたね。真っ向ストレートに告白していく姿勢、けっこう好きです。 そこで、二年間の期間契約で宝石商を始めたことがわかったんですけどさあ。

2020-06-19 23:23:09
ほおきび @akuniso315

改めて最初の文章を読み直すとですよ、「いつまでも見ていたいような、パーフェクトなたたずまい、とにかくかっこいいーー強烈なまでにそう思ってしまっただけである。しかし本当にかっこいい。」 いや、これ正義くんへの感想なの、と。

2020-06-19 23:23:10
ほおきび @akuniso315

あと、話し方も完全にリチャード氏のそれなんですよね。 ただそれは、シャウル氏とリチャード氏の話し方が似てるところと同じなのかなぁと。彼から教わったものが中で生きてるわけですね。

2020-06-19 23:23:10
ほおきび @akuniso315

「自分のポジションを盤石にするために、ただ親しい人間を褒め称える相手が存在したそうです。どのような不条理な要求でも通してしまうための、オブラートのようなものとして、麗句を活用していたと言っても良いでしょう。モラルの問題かと存じますが」 →でも、ここの文章の解釈難しいな。

2020-06-19 23:23:10
ほおきび @akuniso315

正義くんが過去の自分を自嘲して話したってことでいいのかな。ゴマスリ的な。 個人的に雑なお願いするときにはプリンを出してたイメージだったんですけど、このあたりは読み返して確認したほうが良さそうですね。

2020-06-19 23:23:11
ほおきび @akuniso315

ということで6巻の感想以上になります!! やべえ作品だった!知ってたけど!!! ここから10巻になるまで彼がまたどう成長していくのか楽しみですね。

2020-06-19 23:23:11
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