朱子学 #内経推薦図書 関連の私の七冊

朱子学関連の本の紹介です。
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あまから ( takao oyagi ) @keikeitei

#内経推薦図書 関連の私の机上の本 86『近世後期朱子学派の研究』頼祺一 97『朱子と気と身体』三浦國雄 99『宋学の形成と展開』小島毅 05『こころと理をめぐる 朱熹思想構造の研究』垣内景子 09『朱子 はたらきとつとめの哲学』木下鉄矢 13『朱子学』木下鉄矢 15『朱子学入門』垣内景子 順次概観します

2020-04-13 08:47:28
あまから ( takao oyagi ) @keikeitei

#内経推薦図書 関連の私の一冊 『朱子学入門』垣内景子「この入門書は朱子学の概説書を読む前にその考え方を知ることを目的とする」 さらっと分かりやすく 儒教とは、仏教の影響、朱熹の心の奥底を垣間見る 「朱熹の出発点は心の実感と規範秩序との分離対立で、目指すは調和一体化」とこの書は説明する

2020-04-15 19:27:20
あまから ( takao oyagi ) @keikeitei

#内経推薦図書 関連の私の一冊 朱熹の「朱子学」を一言でいうと「気」であり「理」である、とのこと。 『朱子学入門』の著者・垣内景子は、朱熹の「理」の解説で、宮沢賢治の詩を引き合いにして「きちがいにならないため」と叙述する。 この例えは、秀逸にして絶品だ。

2020-04-24 20:55:43
あまから ( takao oyagi ) @keikeitei

#内経推薦図書 関連の私の一冊 『朱子学』木下鉄矢(著)「学・性・理・理/続・心・善」の六章に分け、朱熹の著『論語集注』『孟子集注』等の『四書章句集注』や『四書或問』より文を引き解説している。「学」の章はすんなり読めるが「性」以下はある程度の儒教の知識がないと頭に入らぬかもしれない。

2020-05-03 15:51:43
あまから ( takao oyagi ) @keikeitei

#内経推薦図書 関連の私の一冊 『朱子 はたらきとつとめの哲学』木下鉄矢「朱子という名の書物が現にあるわけではない」がこの本の最初の一行で、「朱熹」と「朱子」と「朱子学」の違いを理解することから出発し、朱熹の伝記から入る。前にツイートした同じ著者の『朱子学』より先に読んだらよいかな。

2020-05-04 11:04:56
あまから ( takao oyagi ) @keikeitei

#内経推薦図書 関連の私の一冊 『朱子 はたらきとつとめの哲学』木下鉄矢。「債権」「物権」での解説は興味深い。朱熹は民生救済に青苗法を発案した。青苗法の「債権」は「理」に基く。この青苗法が批判された。批判を「物権」を基礎とする支配秩序意識「心」とする。「理」「心」対置は現代に通ずる。

2020-05-08 08:53:43
あまから ( takao oyagi ) @keikeitei

#内経推薦図書 関連の私の一冊 『心と理をめぐる朱熹思想構造の研究』垣内景子の書く言葉が光る。「人は何故「理」を求めるのか」と問い、朱子学は「おもしろいもの」「おそろしいもの」という語感に朱熹を体感できる著作だ。当時の語「心」「理」を日本語漢字での理解を避けるよう留意し説明している

2020-05-21 13:55:38
あまから ( takao oyagi ) @keikeitei

#内経推薦図書 関連の私の一冊 『宋学の形成と展開』小島毅。「宋学」を朱熹や陽明を対象とする広義な意とし、更に朱熹と陽明とに分断せず一体的に著述し、「天」「性」「道」「教」に焦点を当てる。朱熹以前の北宋諸思想も含み考察する。それ程、分厚くなく、読み易い文で気安く取り掛れる本である。

2020-05-27 22:26:15
あまから ( takao oyagi ) @keikeitei

#内経推薦図書 関連の私の一冊 『朱子と気と身体』三浦國雄。朱子の「魂魄は形気の精英」「人の生は精と気の聚り」「呼吸作用は体内に発生する気を吐き続ける行為」等々の見解から気と体の関係を焦点に論述する。医から「気」とは何かを考える参考になる。朱子には根源への衝動があるとこの本はいう。

2020-06-08 01:48:28
あまから ( takao oyagi ) @keikeitei

#内経推薦図書 関連の私の一冊 『近世後期朱子学派の研究』頼祺一著 頼春水(1746年生)尾藤二州(1747年生)古賀精里(1750年生)頼杏坪(1756年生)の活動に焦点をあて江戸後期朱子学を論述する。後半は頼春水の書簡データである。なぜ朱子学が正学であると主張しなければならなかったを課題としている。

2020-06-13 02:46:33