東京から路線バスで北へ向かう 第1部(東京→仙台)
- yunyeungcha
- 21355
- 37
- 2
- 311
4日目 2020年6月28日(日)
福島駅東口(福島県福島市)→仙台駅前(宮城県仙台市)
福島駅前からおはようございます。今日も仙台に向け路線バスを乗り継いでいきますがあいにくの雨、今日だけは降られたくなかったけど天気ばかりは仕方ない。まあ頑張ります pic.twitter.com/YipUD95ulK
2020-06-28 07:16:42第32ランナー 福島交通 小坂行き 福島駅東口07:25→小坂 北へ走り宮城県境の国見町へ向かう一番バス。これに乗ってまずは終点の集落まで行く、その先のことは正直まだ考えたくない( pic.twitter.com/ZF3265AVI4
2020-06-28 07:26:49昨日に引き続き再び元都営バスがやってきた。今度はドアチャイムも都営時代のままで福島市中心部の大通りを走ってると東京に舞い戻った気分になる pic.twitter.com/JWF7LbmjVM
2020-06-28 07:30:06宮城県側は平日であれば白石駅と越河清水という県境ギリギリの集落を結ぶ市民バスがあるんだけど今日は運休。ではどうするか?ひたすら歩くしかないです pic.twitter.com/UB2bZTegCL
2020-06-28 07:38:45福島市内で他の客が全員降りて伊達市、桑折町と東北の大動脈である国道4号線をノンストップで突っ走る。もしかしたらこの道を走るのは東京を出てから初めてかもしれない、ここをまっすぐ行くバスがあれば乗り継ぎ旅も楽勝なんだけどなぁ pic.twitter.com/OHRt27XsJ6
2020-06-28 07:57:09長距離トラックがたむろする道の駅国見に立ち寄ってからバスは国道4号線を離れて藤田の町を通過、そのまま西の小坂方面への小道へ。白石へまっすぐ歩くならもちろん国道沿いで降りたほうがいいけどあえて小坂まで行くのが今日の行程のミソ pic.twitter.com/KPakrdNSWS
2020-06-28 08:19:13終点の小坂に到着。羽州街道の宿場だったところだけど静かな集落でバスが行ってしまうと雨音と鳥の声しか聞こえない さて、ここから山を越えて11km先にある七ヶ宿町営バスの「大熊入口」というバス停を目指します。持ち時間は5時間、いきなりの急坂で先が思いやられるけど頑張ろう pic.twitter.com/tpA6rdlqPl
2020-06-28 08:29:14小坂バス停から20分ほど進むと登山道の入口で湧き水があったので空のペットボトルに水を汲んでおく。ここは羽州街道最大の難所といわれる「産坂」というところであまりの急坂のためにその苦しみは出産の痛みにも匹敵することから名前がついたそう、俺も無事子供を産んで宮城県へ生還するぞ(?) pic.twitter.com/zhvUtlyCq5
2020-06-28 08:48:44小坂峠へ至る旧羽州街道、雑草とぬかるみでもはや道と呼べる状態ではなく死ぬかと思った。汗だくになりながらも距離は大したことないので登山道入口から30分ほどで小坂峠へ到着、いよいよ宮城県 熊とか出てもおかしくなさそうなので良い子の皆はハイキング用のちゃんとした装備で登りましょうね pic.twitter.com/3b0D7FOUuk
2020-06-28 09:25:51潰れた食堂の屋根の下で30分ほど休憩してから再出発、ここからは下り坂の舗装路なのでだいぶ楽。いつの間にか濃い霧が出てきて山の下の街並みは何も見えなくなってる pic.twitter.com/8li7ic0Mrn
2020-06-28 09:49:10小坂峠から白石方面に10分ほど歩いていくといきなり伏見稲荷さながらの千本鳥居が現れた。ここは萬蔵稲荷神社というところらしい、ミステリアスな雰囲気で東京近郊にあったらパワースポット特集で真っ先に出てきそうだけどほとんど人はおらず静かで心洗われる。良いところを見つけた pic.twitter.com/LzyjXv3Xi3
2020-06-28 10:20:45小坂のバス停を出発して3時間弱、上戸沢という小さな宿場を除けばほとんど何もない道をひたすら歩いて足がガタガタになってきた頃にようやく白石湯沢温泉に到着。旅館が1軒だけという秘湯でゆっくり風呂に入って足を揉みほぐす、風呂上がりには白石名物のうーめんをいただいて少しのんびり pic.twitter.com/oYUh81Xwoe
2020-06-28 12:05:37小坂バス停を出て4時間40分、なんとか11kmの峠道を歩き切り国道113号線沿いの「大熊入口」バス停に到着!さすがにしんどかったし達成感と疲労が凄い、ここからバス旅に戻れるのが夢みたいだ pic.twitter.com/Y9EECyxyPw
2020-06-28 13:12:10ちなみにさっき歩いてたら車が止まって「朝から歩いてたの見たけど大丈夫?送ってこうか?」と言われたので歩いて小坂峠を越える人間は相当珍しいみたいです。適切な装備とそれなりの気力があれば歩けなくはないけどオススメはしない、福島・宮城県境でバス乗り継ぎをやるなら大人しく平日にしましょう
2020-06-28 13:15:00第33ランナー 七ヶ宿町営バス 七ヶ宿白石線 白石蔵王駅行き 大熊入口13:25→白石駅 待ちわびたバス、これでようやく白石の街へ。ひたすら山道を歩いてくると冷房の効いたバスがいかにありがたいものかよく分かる、羽州街道を歩いて旅した江戸時代の旅人がこんなものを見たら仰天するだろうな pic.twitter.com/WpePMpDZGV
2020-06-28 13:30:33バスは国道113号線を少し離れて谷底の小原温泉に立ち寄る。狭い道沿いには「宮交バス小原温泉駅」と書いてあるバス停があって今乗ってるこの町営バスが宮城交通の廃止路線を引き継いだものだと分かる、だから白石市内だけでも便乗できるのかと納得 pic.twitter.com/p7bYqzyhYp
2020-06-28 13:36:01白石での待ち時間は1時間45分、さすがに暇なのでガタガタの足を引きずって丘の上の白石城に登る。伊達家の重臣片倉家が築いた仙南地方の中心都市とはいえ人口3万強とイメージの割にコンパクトな白石の街は城の上から見ると端から端まで一望できる、町の南にそびえる白石蔵王駅の巨大さには改めて驚き pic.twitter.com/crJRn38k4w
2020-06-28 14:49:54白石市のコミュニティバス「きゃっするくん」、オタク感強めでちょっと笑ってしまった pic.twitter.com/7yaIEd6AWG
2020-06-28 15:26:19第34ランナー ミヤコーバス 白石遠刈田線 アクティブリゾーツ宮城蔵王行き 白石駅前15:34(1分遅れ)→宮小学校前 遠刈田温泉を経て蔵王高原へ向かう観光路線。宮城県南部ではそこそこ大きい街の白石でも市街を走る民営のバスはこの1路線しかなくて地方の交通の厳しさを実感してしまう pic.twitter.com/lCXXC4awb5
2020-06-28 15:38:53宮小学校前という国道4号線から蔵王方面への道が分かれる地点で下車、次に乗る大河原行きは30分後だけど朝夕2便しかないバスなので30分で乗り継げるならむしろ好接続といえる。なんかデカい看板もあることだしちょっと歩いてみようと思ったけどまた雨がポツポツ降ってきたのでやめてコンビニで雨宿り pic.twitter.com/PutcKvrHHS
2020-06-28 16:13:10第35ランナー ミヤコーバス 大河原遠刈田線 大河原駅前行き 宮小学校前16:21(1分遅れ)→大河原駅前 電車なら2駅分の短距離路線だけどこのあたりから北へ向かう貴重なバス。いよいよゴールの仙台が視程に入ってきた pic.twitter.com/f7DLbFcbGd
2020-06-28 16:27:08国道4号線のバイパスを突っ走る。たまたま1985年の宮城交通の時刻表がネットの海に転がってたので見てみたんですけどこの路線はかつて仙台南線といって仙台〜岩沼〜大河原〜白石・遠刈田温泉を結ぶ幹線ルートだったらしい、今やここを走るバスも1日2本 pic.twitter.com/5DnwclBW8c
2020-06-28 16:29:58