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美術と映画批評

メモ
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松下哲也 @pinetree1981

美術において「美」が権威主義と本質主義の合流地点にあらわれる知的堕落の概念であることは美術史の本を読めば誰にでも理解できる常識であるから、この言葉を専門的なタームとしてカギカッコに入れずにあたかも自明の言葉であるかのように使っている現代人の言説はすべて嘘だと考えて間違いないです。

2020-07-06 17:03:25
山本桜子🐓SakurakoYamamoto @saqrako

近代以降の美術(デザインとかは別)に関して「美しい」は最低限(思っても)言わないようにしてるのだが同じ近代以降でも映画批評は映画についてわりと「美しい」と言っている一方、なんか、もう、信じられないところで批評的ストイックさを発揮するので一体どうなってるんだというのは最近の疑問>RT

2020-07-08 14:52:28
大野左紀子 @anatatachi_ohno

この間の講義の最後の方で、「「美」と言われるものの幅を広げ‥‥」みたいなことを喋ったが、これがいわゆる「」付きの「美」であることはそれまでの喋りで了解して頂けていると推測。

2020-07-08 17:08:40
大野左紀子 @anatatachi_ohno

ところで今日は、「究極の美」(こういう言い方も美術批評じゃご法度!)に魅入られて死んでいく中年男を描いた『ベニスに死す』を観にいく。

2020-07-08 17:10:59
大野左紀子 @anatatachi_ohno

コロナ禍でこれを観ようということはもちろん「疫病」つながりがあると思うけど、「命より美が大事」な映画だからですね。知らんけど。

2020-07-08 17:22:20
山本桜子🐓SakurakoYamamoto @saqrako

西洋近代に関する指摘。ダダは西洋近代の末裔なので時代錯誤としても現在も立場上(「娯楽」「装飾」等を除き)「美しい」を言ってはならないと目下判断・実行しているのだが、明らかに西洋近代関係ないやつ(スズメや三千年前の土器)は無節操に美しがれる(自分のこの規定は何かがおかしい気もする) pic.twitter.com/0ZWiPFYF7O

2020-07-08 17:42:57
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Tosei Moriwaki / 森脇透青 @satodex

一連のRT面白い。なんなんだろうな、これ。

2020-07-08 17:46:03
Tosei Moriwaki / 森脇透青 @satodex

「美」(美しい技術=芸術)が自然との関係(あるいは模倣)において語られていたカント的パラダイムが写真で終わったことによって、テクネーの楽園としての映画が生じたのかもしれない。(これ妄想)

2020-07-08 17:48:13
Tosei Moriwaki / 森脇透青 @satodex

美や芸術をいかにして完璧に排斥できるのか、というのも、ある種の袋小路を抱えてはいる。

2020-07-08 17:51:58
ミスター @hahaha8201

僕は「美しさ」の定義が歴史的、権威的に決められるんだというわかりきった話よりも、我々が「美しい」と感じる、あの情動が何処から来て、僕たちを何処へ連れてゆくのかの方が気になります。

2020-07-08 19:36:13
ミスター @hahaha8201

美しさは自明のものじゃないんだ。だけど夕焼けを見ると「美だな」と思ってしまうよね。というところからしか、現代の批評は始まらないのではあるまいか。むろん夕焼けが制度的で、歴史的な対象でしかないのだよということがわかったとしても、我々が必要としているのはそういう下衆の勘繰りではない。

2020-07-08 19:39:33