馬淵澄夫議員・ワイドスクランブルで語る

7月5日のテレ朝「ワイドスクランブル」に馬淵澄夫議員がゲスト出演されました。 内閣の事故対応の問題点や今後の原子力政策について語った部分を文字おこししてます。 司会:寺崎貴司 大下容子 コメンテーター:川村晃司 須田慎一郎
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とし @toshihiro36_sub

大下:これまで原発事故の対応に取り組んできた馬淵議員。この後は内閣の事故対応の問題点や今後の原子力政策について伺います。

2011-07-05 15:08:22
とし @toshihiro36_sub

寺崎:いまだ収束のメドが立っていない今回の原発事故なんですけれども・・馬淵さんは3月の26日以来ですね、総理補佐官という立場でこの原発事故対応の陣頭指揮を執ってこられたわけですが・・これまで事故対応において問題だったなあと思われるところはどんなところでしょうか?

2011-07-05 15:16:48
とし @toshihiro36_sub

馬淵:結果的には隠蔽体質と言われても仕方がないような情報の出方があったのは事実だと思っています。メルトダウンについては東電の記者発表を見て初めて知りました。現実には私は3月26日に補佐官に就任して統合本部に赴任以来、後に中長期対策という名前に変わりましたが・・ (続く

2011-07-05 15:20:43
とし @toshihiro36_sub

馬淵:遮蔽ということで、放射性物質の遮蔽・・どういう形で汚染の拡大を防止するかに取り組んできたわけですが・・中の燃料がメルトダウンしているかどうかというのは極めて重要な情報です。これについて確かめることができなかったという一点で開示がされなかったということについては、 (続く

2011-07-05 15:24:49
とし @toshihiro36_sub

馬淵:会議の中でも厳しく詰問もいたしましたし・・これが隠蔽体質だと言われてしまう一事だと思います。それ以外にも多々ありましたけれども・・。

2011-07-05 15:26:51
とし @toshihiro36_sub

寺崎:具体的に言うと3月12日にメルトダウンしたんじゃないかと言われてますよね。それを政府の中枢にいた馬淵さんが知ったのが2カ月ほど経ってからということですか?

2011-07-05 15:29:25
とし @toshihiro36_sub

馬淵:そういうことです。

2011-07-05 15:29:45
とし @toshihiro36_sub

馬淵:これは公にはそういう表現はされてなかったということはわかってましたけれども、当然メルトスルーと呼ばれる状況ではないという前提で地下水の汚染の拡大をどう止めるかとか、放射性物質の飛散を止めるためにどうすべきかを議論していたわけです。中の(燃料の)状態がメルトスルー (続く

2011-07-05 15:36:09
とし @toshihiro36_sub

馬淵:あるいはメルトダウンであるというのは一番重要な情報ですから、それが共有できていなかったというのは・・これは結果的に隠していたと言われても仕方がない。私はそのように感じました。

2011-07-05 15:38:26
とし @toshihiro36_sub

寺崎:その隠した主体は東京電力と安全保安院ですか?

2011-07-05 15:39:17
とし @toshihiro36_sub

馬淵:これも私の推測でしかありませんが、一次情報を持っているのは東京電力です。そして安全の確認の立場に立つのが安全保安院ですから、経済産業省の安全保安院もその立場に立っているはずです。私は誰が隠したということを問うたわけじゃないんです。本当に国民があるいは世界中が (続く

2011-07-05 15:43:31
とし @toshihiro36_sub

馬淵:放射能汚染の拡大に懸念を持っている。だから我々は政府を代表して拡大の防止に努めているという状況の中で、一次情報ですら上がっていないということに大変驚愕したというのが現実です。

2011-07-05 15:48:41
とし @toshihiro36_sub

大下:官邸チームをもってしても知らされないという構造的な問題ってすごいなと思うんですけど・・・

2011-07-05 15:50:11
とし @toshihiro36_sub

須田:ですから東電にしろ経済産業省にしろ資源エネルギー庁にしても、自分たちのところだけで情報を抱えていて・・それを知らせると何らかの責任問題が発生しちゃうということがあったんだと思います。その一方でERSSというような原子炉内がどうなっているかをシュミレーションする (続く

2011-07-05 15:54:16
とし @toshihiro36_sub

須田:システムがあるんです。メルトダウンしているとかメルトスルーになっているとかいうシュミレーションですね。であるとか放射能の飛散状況をシュミレーションするSPEEDI。これについては3月12日にには上がってたという話もありますが、これについては・・・

2011-07-05 15:59:00
とし @toshihiro36_sub

馬淵:私の(担当した)範囲は中長期対策ということでしたから、将来へ向けての最終的な封じ込めですので・・発生から26日まで私はそこにいませんでしたから、どういう状況だったのかはつぶさにはわからないです。ただ彼らとて技術屋の集団ですから、しっかり確認の取れたことを言いたい (続く

2011-07-05 16:05:55
とし @toshihiro36_sub

馬淵:という心理が働いたのも事実だと思うんです。ただ確からしい、あるいはその可能性があるとすれば、その情報は上げるべきだと・・私はそのことは繰り返し申し上げました。最終的にはこの中長期対策チームの中で東電側も政府側も一体となって抜本的な対策を講じるというところで (続く

2011-07-05 16:10:13
とし @toshihiro36_sub

馬淵:チームとしての意思疎通が図れるようになったと私は思いますが・・当初の段階ではかなりの混乱ぶりがあったのだと思っています。

2011-07-05 16:11:48
とし @toshihiro36_sub

川村:その中長期対策を含めて、菅総理は海江田さんと2人の補佐官・細野さんと馬淵さんに原発問題の収拾を託して、このチームでという時に・・・この間の改造で馬淵さんにも経済産業副大臣をやって欲しいと・・それは原発への思いがあったと思うんですけど、それをお断りになった。 (続く

2011-07-05 16:17:09
とし @toshihiro36_sub

川村:ということは、原発の再稼働と封じ込めということの役割分担がはっきりしないという思いがあったんですか?

2011-07-05 16:18:36
とし @toshihiro36_sub

馬淵:私の中でふたつありまして・・ひとつは補佐官をあのタイミングでうけるということは、人類未曽有の危機に対して傍観者でいられないというこの一点ですよ。なんとしても原発を収束しなければならんという大義があります。だから私は退任した大臣が2カ月後に戻るという異例の人事ですが (続く

2011-07-05 16:23:07
とし @toshihiro36_sub

馬淵:お受けいたしました。そしてその後副大臣の就任も打診をいただきましたが・・一方で原子力政策は前に進もうとしています。再開についても十分な安全基準であるかということについてはまだまだ検証が必要であるという状況の中で、なし崩し的に再開があってはならないと懸念しておりました。(続く

2011-07-05 16:27:17
とし @toshihiro36_sub

馬淵:ただ補佐官の立場で原子力政策あるいは経済産業政策全般を口にすることはできませんので・・私は1スタッフとして自分の与えられた任務を果たすという思いで取り組んでまいりましたが・・今般あらためて経済産業省の政務三役となれば、今までの政策を追認・容認することになります。 (続く

2011-07-05 16:31:20
とし @toshihiro36_sub

馬淵:それは私の中で、先ほど申し上げた大義と全く反することになりかねないということで・・これはお断りを致しました。

2011-07-05 16:33:09