>RT >こんな命をかけた賭けにでたのは、十兵衛を信頼していたから、十兵衛への揺るぎない愛があったから。しかしその思いは今後、あらがうことのできない皮肉な運命に翻弄されていく。そのとき久秀は… 何だこのラノベのあらすじみたいな松永殿の熱烈パッション #麒麟がくる
2020-09-20 20:58:47ハセヒロさんは今回「受ける芝居が多くセリフも『……』ばかり」と仰ってたけど、まだ表舞台に出ていない今、それでも彼が出会う多くの人々 実際に世間で地位のある彼らの心情を表すための装置、鏡のようだと感じたな 特に今日は… #麒麟がくる
2020-09-20 21:01:28今回の #麒麟がくる、「剣豪将軍」足利義輝最大の見せ場の筈の永禄の変、割と殺陣シーンはあっさりと終了し、むしろその後の後継争いの部分に尺が大きく裂かれた訳ですが、物語として考えると、そらそうよという感はある。
2020-09-20 20:46:09足利義輝という人物は、その「剣豪将軍」という後世の創作ばかりが目立つせいで、将軍家としての動きではなく、その結果としての永禄の変のうち、更に義輝個人の立ち振る舞いに過ぎない箇所ばかりにスポットが当たってた訳で、そこに到る流れの方に比重を置いたのは、英断ではあったなと。#麒麟がくる
2020-09-20 20:51:52まあ、将軍家としての足利義輝の動きがそこまで描写されてたかというと怪しいものはありますが(三好長慶との関わりは殆ど描写されてませんし)、剣豪要素を然程キャラとして強く推さず、あくまで将軍家として描いた辺り、最近の研究の傾向に順じてる感じで砂。#麒麟がくる
2020-09-20 20:55:03「剣豪将軍」という異名と、永禄の変関連の描写が厨ニ心を刺激するからか、創作では人気の高い義輝ですけど、それが目立つからこそ、将軍家としての義輝のイメージは、そこから動かないんじゃないかなと。剣豪将軍が好きな人って、三好長慶の名前すら知ってるかどうか怪しいレベルですし。#麒麟がくる
2020-09-20 21:01:04で、その「剣豪将軍」の部分が義輝の評価に大きく影響するからこそ、実態としての義輝の兵法者としての評価を調べると、その微妙さ故に、将軍家としての足利義輝の評価まで下がるというのがある訳で、それってどうなのよと。将軍家の評価が剣の腕で左右されるとか馬鹿じゃなかろうかと。#麒麟がくる
2020-09-20 21:04:37【「剣豪将軍」足利義輝は本当に剣豪だったのか?】 togetter.com/li/588928 てなとこでこれを貼る。割と前に書いたものですけど、今に到るも新しい史料や発見などは特にない(少なくとも当方の観た範囲では)ので、義輝の兵法者としての評価については、ここから大きくは変わらないかなと。#麒麟がくる
2020-09-20 21:08:51兵法者としての義輝の評価については、まとめるとこれな訳ですけど、じゃあ実際のところは「剣豪将軍」という程ではなかったとしても、彼の将軍家としての評価はそれとは別であるべきなんですが、何故かそれも含めた義輝本人の評価が下がるというのはどうなのと。#麒麟がくる pic.twitter.com/s0ZhFRHm4o
2020-09-20 21:17:17そこら辺があったので、義輝の評価を変えるなら、一度「剣豪将軍」という評価は消した方がいいんじゃないの、という話になる訳ですが、まともに研究をしてる人は端からそんなもん気にしてませんし、「剣豪将軍」のファンからすれば余計なお世話な訳で、なんともはや。#麒麟がくる
2020-09-20 21:20:20義輝様、死んでしまいましたね…。壮絶な最期でした…。なお、義輝と父親の義晴を主役とした講演会(講師:木下昌規先生)を9月26日に開催します。もう少しだけお席ございますので、実際の義輝はどういう人物だったのかに興味がある方はぜひぜひご参加ください。 #麒麟がくる ebisukosyo.co.jp/page24.html
2020-09-20 20:49:42ちなみに当日は、義輝の死(永禄の政変)の実態や「剣豪将軍」の虚実等についてもお聞きしてみたいと考えています。 twitter.com/ebisukosyo_mar…
2020-09-20 20:51:50ちなみに、なぜこの時期の畿内はこんなに混乱しているのか?また、将軍の意向に従うものが少ないのか?理解するには義輝の前の時代の状況を把握する必要があります。そのためにうってつけの書籍『足利義晴と畿内動乱』(木下昌規著)が今週末に刊行予定です。ぜひぜひ。 ebisukosyo.co.jp/item/567/ twitter.com/ebisukosyo_mar… pic.twitter.com/l9FpciR0dG
2020-09-20 12:10:50今夜放送予定の「麒麟がくる」第24回「将軍の器」。義輝様の死を観るのは今からつらいものがあります…。 t.co/waaH8uDUm9
2020-09-20 12:08:45なお、この間の状況を三好氏側から見るとどうなるのか?そのあたりを知りたい方には、天野忠幸著『三好一族と織田信長ー「天下」をめぐる覇権戦争』がオススメです。視点を変えるとまったく別のものが見えてくる時もありますので、ぜひ併読してみてください。 ebisukosyo.co.jp/item/217/ pic.twitter.com/HnaArilTBj
2020-09-20 12:15:10#麒麟がくる 滝藤賢一さん演じる覚慶の、事態の急変に心がついていかずアワアワしちゃうのもよくわかりますし、そのアワアワを目の当たりにして困惑しちゃう奉公衆の気持ちも、義輝さまと比較しちゃう十兵衛の気持ちもわかる。わかるのですが、時代は人の気持ちとは無関係に濁流のごとく流れるのです。
2020-09-20 20:49:53#麒麟がくる 歴史上の物事を、後世の人がながめる時に見誤りやすいのが、この、時代の濁流の中で人の気持ちがついてってないのが、流れの先が見えている人には優柔不断や、無能、という見え方をしちゃうのだと思います。
2020-09-20 20:53:39#麒麟がくる 逆に、今回ですと濁流からはちょっと遠いところにいるユースケ・サンタマリアさん演じる朝倉義景は、全体像をきっちり把握してるので、ここは覚慶という駒を確保して使おうという動きをテキパキとでき、すごく有能に見えちゃう。
2020-09-20 20:55:26#麒麟がくる 朝倉義景にしてみると、神輿として覚慶を次期将軍に担ぐのは、失敗しても危険は少なく、成功すれば利益は大きいのですよ。義輝に可愛がられてた十兵衛を使うチャンスだと松永久秀に手紙出して、一乗谷に引っ込んだまま、キングメーカー気取ってる。わかる。きもちいいよね、そういう立場。
2020-09-20 21:01:29#麒麟がくる まあ、一乗谷でキングメーカーやってるはずのあなたも、すぐに濁流に飲み込まれることになるのですがね! うひょひょひょひょひょ。
2020-09-20 21:03:43滝藤賢一と吉田鋼太郎、吉田鋼太郎とハセヒロ、ハセヒロと滝藤賢一(敬称略)。3人の名優が数珠つなぎのごとく対峙するシーンが圧巻で見ごたえあった上に玉様御降臨とは今日の回はなんと眼福であったことよ… #麒麟がくる
2020-09-20 20:49:53そうか、明智十兵衛が「(覚慶は)将軍の器にあらず」と答えるのって、朝倉義景が足利将軍として「御輿に担ぐ」人物と期待したのはずの覚慶が、興福寺を脱出するとき、厨子の中にはおらず、輿を担ぐ側にいたことで象徴的に描かれていたのね。 #麒麟がくる
2020-09-20 20:50:30脚本うめえと思うのは、義輝の施政が駄目ってのは身近にいた細川藤孝の反応で明確に示しつつ、でもその思いに感化されて身近にいない十兵衛がその状況に憤慨するという二重の描き方なんだよな。後者だけなのがこれまでの駄目な大河で、こういう細かい心配りがあるかないかでドラマが変わる #麒麟がくる
2020-09-20 20:50:56朝廷サイドは、本郷さんの近衛関白に玉さま帝も降臨で美指数が上限突破な上に、刀をちらつかされても将軍宣下という確固たる武器を持つ強かさをのぞかせるし、朝倉義景はふわふわなようで、鉄砲玉要員の十兵衛をうまく使い将軍争いで抜け目なさを見せるし、みんなズルくてみんな最高楽しい #麒麟がくる
2020-09-20 20:51:53死にたくない、ただそれだけで逃れてきた本音を正直に吐く覚慶さま。 それでも、足利の高貴な血!将軍こそあなたの義務!と細川兄弟が圧をかける様に、せめて北条得宗に相応しい最期を!と皆が高時に圧をかけ切腹させた『太平記』鎌倉炎上回の残酷で壮絶で美しいあの画を思い出す…。 #麒麟がくる
2020-09-20 20:59:30