東京から路線バスで北へ向かう 第2部(仙台→札幌)
- yunyeungcha
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ちょうど折り返しとなる森駅前に到着、少し時間あるので休憩しますというアナウンスが入り運転士さんと一緒に駅のトイレに立ち寄る。函館バスの拠点ともなってる駅前には我らが長万部行きの他に函館行きと砂原行きも待ってて3台のバスが集結していた、函館行きに乗っていた客は7,8人いてちょっと安心 pic.twitter.com/BESSv4UklL
2020-09-12 08:59:38本石倉で降りていったフォロワーを見送り再び貸切で北へ向かう。森から先は噴火湾に沿って進むのでダイナミックな車窓が展開して楽しい pic.twitter.com/vLrQ6KvQ6F
2020-09-12 09:17:13落部あたりからは八雲町でここから3人乗車、その先からもポツポツと乗ってくる人がいる。鉄道と完全に並行する1日3本の路線バスでも大切なアシなんだなぁ pic.twitter.com/HghNNIyzJX
2020-09-12 09:28:04観察してると鉄道並行路線のこのバスがどういう使われ方をしてるか分かってくる。それなりに集落は連続してるけど函館本線の駅間が長すぎるので普通列車よりさらにローカルな輸送を担うために走ってるらしい、駅のないところで盛んに乗り降りがある pic.twitter.com/XUlQ3OWgCb
2020-09-12 09:41:35函館から2時間半、ようやく八雲駅前。運転士さんは少しお待ちくださいと車内に声をかけ座席位置の調整と水分補給、乗ってる自分もさすがに尻が痛くなってきたけどこれだけの長距離路線をぶっ通しで走らなきゃいけない運転士さんはもっと大変 pic.twitter.com/YHguWymaEP
2020-09-12 09:48:09まっすぐに続く北海道らしい道をひた走っていって南浜でまた貸切になる。自分1人になると運転士さんはすかさず立ち上がって整理券のロール紙を交換した、まあ切れたら交換するのは分かるけどあれって運転士さんがやるのかと初めて知った pic.twitter.com/gaee2hvfTI
2020-09-12 10:02:05函館から3時間かかってついに長万部町へ。平原を眺めていると左から札幌行きの特急北斗5号が追い抜いていく、今日は自分も札幌まで行くつもりだけど向こうは12時39分に着くのに路線バスで行ったら到着するのはとっくに日も暮れた後 pic.twitter.com/ZqbKQcIXSb
2020-09-12 10:20:51中心部で他の客を全員降ろしてバスは町外れの終点長万部ターミナルへ。函館からは3時間16分でした 降り際に運転士さんにこの後は?と聞かれニセコバスに乗り継ぐと答えると良い旅を!と言ってくれた、運転士さんは1時間休憩してまた函館に戻るらしくお疲れ様ですと感謝を伝えて別れた。良い旅だった pic.twitter.com/saaO5fleEn
2020-09-12 10:48:33長万部には天然ガスの掘削中に湧き出した温泉がある 駅の裏手に固まっている温泉旅館の中から一番のぼりが目立つとこをチョイス、ぬるめと書いてある浴槽でも41度という熱めのお湯と塩化物泉が相まって上がった後も体がポカポカしてなかなか汗が引かない。さっと入るだけで良さが分かる湯であった pic.twitter.com/9PIa5ZcZOa
2020-09-12 11:32:07温泉から駅を見下ろす跨線橋を渡って駅へ戻る。ちょうど特急が到着したところで駅は賑わっていた、観光案内所ではまんべくん(の着ぐるみ)もお出迎え pic.twitter.com/S79BICIrhR
2020-09-12 11:56:05第61ランナー ニセコバス 長万部線 寿都ターミナル行き 長万部駅前12:00→寿都ターミナル 長万部へ乗り入れるニセコバスは1日1本日祝運休、バスでの北海道縦断にはなくてはならない貴重な路線。内浦湾から山を越え初めての日本海側へ抜けます pic.twitter.com/QkSh9wGcnV
2020-09-12 12:03:43バスの乗客は4人、1日1本の路線にしては思ったより客が多い。最前列の客は運転士と顔見知りらしく世間話に興じている pic.twitter.com/LqSSk1B6hE
2020-09-12 12:08:12二股で最前列のおっちゃんを降ろすとバスは後志地方の黒松内へ向けて必死に峠を登る。ただひたすらに緑が続くし運転士も微動だにしないからバスじゃなくて森のほうが動いてるみたい pic.twitter.com/MwTl6pa0LX
2020-09-12 12:22:43雨の黒松内駅で他の客が全員降りて貸切になる。ピンチケ乗り放題券のおかげで北海道の鉄道はあんなに賑わってるのにローカルバスはこんな感じでちょっと寂しい、オタクはもっと路線バスに乗って pic.twitter.com/fGXNMGSpca
2020-09-12 12:38:07黒松内から北上して突き当たりまで来るといよいよ日本海沿岸の寿都町。ゆべつのゆという日帰り温泉で1人客を乗せるとバスは海岸へ出た、穏やかな砂浜の内浦湾とは違ってこちらはゴツゴツした岩が剥き出しの岸壁に激しく波が打ち付けていて日本海を感じる pic.twitter.com/ZJ4l1RlH2e
2020-09-12 13:01:43バスの終点の寿都ターミナルに降り立ちニシンとコウナゴの漁で栄えた港町寿都を歩く。お昼時だし何か海の幸を食べようと思って歩いてみたけど食堂とかはほとんどなく困ったなと思っていたら小さな道の駅があった、B級グルメとして売り出し中らしいホッケめしにありつく pic.twitter.com/TULRzNO1OX
2020-09-12 13:49:12ちなみに北海道の路線バス乗り継ぎ旅は北海道バス協会の公式に掲載されているので推奨されています!!!!!!モデルコースは古くてかなり時刻変わってるけど今なら函館から稚内まで4日で行ける、オタクならドシドシトライするべきだ hokkaido-bus-kyokai.jp/routebus/trip/…
2020-09-12 14:16:00ニセコバス寿都ターミナル、営業所の機能はなくなって人は岩内からやってくるだけらしいけど街の玄関口としては辛うじて生きていて乗車券を売る窓口がある。こういう観光客の来ない小さな町の小さなターミナルも味わい深くて好きだ pic.twitter.com/aDCRByrjtr
2020-09-12 14:19:25第62ランナー ニセコバス 雷電線 岩内ターミナル行き 寿都ターミナル14:20→岩内ターミナル お腹も満たされたところで再びバス旅再開、日本海沿いに後志地方沿岸部の中心地である岩内へ向かう。この区間は険しい海岸線が連続する区間のはずなので楽しみ pic.twitter.com/v6WOfIHY67
2020-09-12 14:25:55なんとなく察してはいたけど長万部線と同じ車両に同じ運転士さんだった、こちらが会釈すると向こうも気付いてどっからどこまで行くの?とまた聞かれ函館から札幌まで乗り継ぐのだと答えると良い時期に来たねぇ、ごゆっくり楽しんでと言われる。北海道の路線バスは感じが良い pic.twitter.com/maYnXutUl9
2020-09-12 14:28:29さっき通過したゆべつのゆを経由して汐路(おしょろ)、歌棄(うたすつ)とアイヌ語由来の難しい地名の集落を過ぎると海岸はますます険しくなってきた。そこへ現れるのが「鰊御殿」というバス停、今は数軒家があるだけだけど昔のこの街はどれだけ繁栄したんだろうか pic.twitter.com/EQnugjDShp
2020-09-12 14:48:52道のすぐ下に荒々しい日本海が広がっていてバスは切り立った崖を迂回したりトンネルでやりすごしたりしながら進む。増水して濁った尻別川を渡った先がその名も「港町」という集落でこれぞというネーミングセンスがすき pic.twitter.com/7KvQIuF005
2020-09-12 15:06:36長いトンネルを抜けると岩内町の雷電というカッコいい名前の集落。ここには雷電温泉郷というこの路線の名前にもなってる温泉があったけど、最後の旅館が昨年廃業してしまい今ではこの湯を楽しむことはできなくなってしまったらしい pic.twitter.com/n57lZO0hgg
2020-09-12 15:13:51岩内が近づいてくると左手に見えてくるのが積丹半島。今走ってる国道229号線は岩内からこの半島をぐるっと回って余市まで伸びてるけど、特に地形の険しい積丹半島に道を敷くのはとてつもない難工事だったようで全国で最もトンネルの数の多い国道になってしまったらしい pic.twitter.com/UPa11VwRcm
2020-09-12 15:23:24北海道中央バスとニセコバスが共同使用している岩内ターミナル。寿都と違ってこちらは街のド真ん中にある交通結節点で札幌行きの高速バスが1時間に1本もの高頻度で発着している。窓口の横に券売機もあって倶知安までの乗車券も買うことができた pic.twitter.com/mwwSlkKVS9
2020-09-12 15:49:02