ゴリラの黙示録 嘘抜粋

長﨑太一（伊勢板 筑摩屋） @o0UpJRBXzV1sGhx

ゴリラの黙示録第82章 『喫茶アフロディーテの日時』より抜粋 #ゴリラの黙示録 #嘘抜粋 ※先にいっておきます。私の1番好きなスタンドはパールジャムです。

長﨑太一（伊勢板 筑摩屋） @o0UpJRBXzV1sGhx

『初恋は幼稚園のミキ先生ですね。目が青みがかってキレイでした。』 私が取材した連続殺人犯ティアーズコレクタの言葉をもう一つ紹介します。 『他人の目を通して、持ち主の輝きが見えるんですよ。まるで恋でしょ』 そう言って左の義眼を外し、見開かれた中身はあまりに黒くて奥までみえなかった。 twitter.com/rio11ruiagent/…

長﨑太一（伊勢板 筑摩屋） @o0UpJRBXzV1sGhx

ゴリラの黙示録第58章 『初恋』より抜粋 #ゴリラの黙示録 #嘘抜粋

長﨑太一（伊勢板 筑摩屋） @o0UpJRBXzV1sGhx

ラジオから流れ出たミュージックによると、もうじき夏が終わるらしい。 汗がどっぷり吹き出した。 コタツを夢想するには早すぎた。 ゴリラの黙示録第12章 『うってつけの夜』より抜粋 #ゴリラの黙示録 #嘘抜粋

長﨑太一（伊勢板 筑摩屋） @o0UpJRBXzV1sGhx

『王様、こちら馬鹿には見えぬ服でございます。』 『ほう、これは素晴らしい。で、金額は、、、ナニ？100万？安いな。仕立て屋、これは愚か者には見えぬカネだ受け取るかよい。』 『ハッ、お支払は電子マネーですね。』 ゴリラの黙示録第90章 『エレクトロ王様の耳はロボの耳』より抜粋

長﨑太一（伊勢板 筑摩屋） @o0UpJRBXzV1sGhx

よったあ、まにあったぁ ふぃぃぃ スッキリした。 ハッ、夢か。 いやぁ、でも宇宙で良かった。 ゴリラの黙示録第49章 『タイマー』より抜粋 #ゴリラの黙示録 #嘘抜粋

長﨑太一（伊勢板 筑摩屋） @o0UpJRBXzV1sGhx

やっと見つけた。 俺はラーメン屋台、木曜屋の暖簾を掻き分けた。 去年、この店で旨いラーメンをたべてから、俺の木曜日の記憶は無くなった。 一年後、水曜、零時前 『返してくれ、俺の記憶！』 すると、小汚い店主はにやけながら言った。 『あんたの記憶は、火曜屋さんに売っちまったからなあ、』

長﨑太一（伊勢板 筑摩屋） @o0UpJRBXzV1sGhx

ゴリラの黙示録第4章 『木曜奇譚』より抜粋 #ゴリラの黙示録 #嘘抜粋

長﨑太一（伊勢板 筑摩屋） @o0UpJRBXzV1sGhx

今日、ある電車が役目を終えた。古すぎて廃棄決定らしい。最期の掃除は私がしてやる。 『お前とは長い付き合いだったな。これからは私一人だよ。』 そう呟くと、電車はひとりでに走りだした。 『そうか、最期くらい駅じゃない何処かに行こうな。』 ワンマンのプレートが回転し、ツーメンになった

長﨑太一（伊勢板 筑摩屋） @o0UpJRBXzV1sGhx

ゴリラの黙示録第71章 『宿直室の郵便受』より抜粋 #ゴリラの黙示録 #嘘抜粋

長﨑太一（伊勢板 筑摩屋） @o0UpJRBXzV1sGhx

夜8時、むせ返る湿気、うだるような暑さ、いずれもこの汗の原因ではない。 すっきりしないまま、寿司屋『大狒狒』の暖簾をくぐった。 『ビール、あとはおまかせで、』 『コレ、何だと思いやす？』 真っ赤なネタが乗った寿司が一貫出されたので、口に含んだ。 『あぁ、確かに昨日の女だ。』

長﨑太一（伊勢板 筑摩屋） @o0UpJRBXzV1sGhx

ゴリラの黙示録第17章 『叔父、スシ』より抜粋 #ゴリラの黙示録 #嘘抜粋

長﨑太一（伊勢板 筑摩屋） @o0UpJRBXzV1sGhx

『囁』って字はきもいですねぇ。 モノ言う口は1つですからわかりますよぉ。 ふつう、耳は2つでしょうぅ。 じゃあ、あと1つは誰の耳でえすかぁ？ 『それはねえ、私の耳なんでうぇすよぉ。あんむ、あんむ。』 ゴリラの黙示録第33章 『口耳耳耳』より抜粋 #ゴリラの黙示録 #嘘抜粋

長﨑太一（伊勢板 筑摩屋） @o0UpJRBXzV1sGhx

『太宰の生まれ変わりだから。』 アイツの不貞の決まり文句への返しは決まっていた。 『宇宙人の間違いだろ。』 耳が尖っていたから。 作者だから太宰の本は読まないとはアイツの言。 親友だったアイツの葬式で尖った耳の子供を見かけ、俺はぼんやりと不安になった。 やはり、アイツは人間失格だ。

長﨑太一（伊勢板 筑摩屋） @o0UpJRBXzV1sGhx

ゴリラの黙示録『ア-ラ-カルト』より抜粋 #ゴリラの黙示録 #嘘抜粋

長﨑太一（伊勢板 筑摩屋） @o0UpJRBXzV1sGhx

祈るがいい。 如何なる手段でも構わない。 善人にするのだ。 催眠、薬物、宗教 何でも構わない。 改心し悔い改めるその時に、彼等と同じ苦しみを以て極刑に処す。 救い？ あると思うなば、神にでも、 祈るがいい。 ゴリラの黙示録第44章 『Can you be a very good man?』より抜粋

長﨑太一（伊勢板 筑摩屋） @o0UpJRBXzV1sGhx

逆から説明しよう 依頼人の男は毒死した 男は私に裸婦の絵を注文した 私は妻をモデルに描いた 絵の具にはスズランの毒を混ぜた 妻はスズランが好きだった 妻はある男に辱めをうけ殺された 私には美しい妻がいた 私は画家だ ゴリラの黙示録第75章 『プラントNo.92』より抜粋 #ゴリラの黙示録 #嘘抜粋

長﨑太一（伊勢板 筑摩屋） @o0UpJRBXzV1sGhx

ヒッチハイかーを乗せた。 彼は、嬉々して身の上話を始める。 そうして彼は私を、作品『自分探しの旅』に加えるだろう。 悪いがココは物語の外側だよ。 君が僕の作品になるんだ。 夜明け前の道は まだ暗かった。 ゴリラの黙示録第14章 『スケールフィギュア』より抜粋 ＃ゴリラの黙示録 ＃嘘抜粋

長﨑太一（伊勢板 筑摩屋） @o0UpJRBXzV1sGhx

誤算だった。 地球が重力で引っ張っていると思われていたが、そうではない。 月が押さえつけていたんだ。 あらゆるモノが浮かび上がる 俺の心も浮かれる 『えっ？なぜ月を砕いたかって？野暮なコトを聞かないでおくれよウサギさん。』 ゴリラの黙示録第2章 『弱点』より抜粋 #ゴリラの黙示録 #嘘抜粋

長﨑太一（伊勢板 筑摩屋） @o0UpJRBXzV1sGhx

姉『ねぇ、私の靴下しらない？』 母『だから、いつも2つ仲良しにしてしまっときなって言ってるでしょ、』 弟『母さん、俺の学ランは！？』 母『知らないわよ、お父さんからもなんか言ってよ！』 父『、、、』 末弟『ゔぇぇぇ、』 ボク『はぁぁ、』 ボクは順番に指人形を外した

長﨑太一（伊勢板 筑摩屋） @o0UpJRBXzV1sGhx

ゴリラの黙示録第22章 『幸せ家族計画』より抜粋 #ゴリラの黙示録 #嘘抜粋

長﨑太一（伊勢板 筑摩屋） @o0UpJRBXzV1sGhx

祖母は祖父の事を語らない 祖母は姉の代わりに結婚した 晩年、祖母はただただ家に帰りたいと、そう嘆くばかりだった 祖母の家に住もうと1人でリノベーションをした 床下からは金塊を抱える白骨化した祖父が見つかった 祖母が笑ったような気がした ゴリラの黙示録第28章 『ゴールドラッシュ』より抜粋

長﨑太一（伊勢板 筑摩屋） @o0UpJRBXzV1sGhx

彦星は天の牛を 織姫は天の衣を 養い、機織りしておりました。 夫婦になり、仲が良いのも考えもの毎日イチャつき仕事をしなくなりました。 織姫に子ができました。 生まれた息子は半牛半人 ことを憂いた神は、大河の端へ二人を引き離し、息子は迷宮へ 天の牛は星座にしまてしまいました。

長﨑太一（伊勢板 筑摩屋） @o0UpJRBXzV1sGhx

ゴリラの黙示録第67章 『ギャラクシー・マヌーヴァの野獣』より抜粋 ＃ゴリラの黙示録 ＃嘘抜粋 七夕にイチャつくカップルに愛を込めて(奥歯を噛み締めながらｷﾞﾘﾘｨ)

長﨑太一（伊勢板 筑摩屋） @o0UpJRBXzV1sGhx

ラーメン１杯と文庫本1冊の値段が同じだと気付いてしまった。 しかし、二時間半かけて食べる文庫本の方がやっぱりお得だ。 ぼんやり考えながら、咽に詰まりかけた192頁を背脂こってり豚骨スープで流し込んだ。 ゴリラの黙示録第26章 『開花』より抜粋 ＃ゴリラの黙示録 ＃嘘抜粋