『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』初視聴感想(第1期)
20話はあとあれだ、蒔苗氏がもう見るからに野心に満ちた爺さんで、視聴者目線だとこの人に手を貸すことは果たして世の中のためになるのか?と不安になる部分もあるんだけど、クーデリアもオルガもそこは考えないというのが逆によかった。そんなことを考えている余裕は彼女らにはないんだよな。
2020-10-26 15:36:05オルガがしていたのは親しかった仲間の死を嘆き、落ち込み、迷い立ち止まるという、人として当たり前の感情的反応だったわけだけど、そんなオルガの胸倉を三日月はつかみ、早く次の指示を出せと迫る。
2020-10-27 13:47:26三日月にとっては、幼い頃にオルガに付いていくと決めたそのときに全てのことは決まってしまっていて、誰が死のうとも、何を失おうとも、『その場所』に辿り着くまでは止まることはできない。
2020-10-27 13:50:17「ねえ何人殺せばいい? あと何人殺せばそこへ着ける? 教えてくれオルガ。オルガ・イツカ。連れていってくれるんだろ? 俺は次どうすればいいんだ?」
2020-10-27 13:53:03三日月の狂気じみた覚悟と要求を受けたオルガは無理矢理に吹っ切れて、犠牲を恐れずに前に進むことを決め、鉄華団のメンバーたちもそれに同調する。仲間たちの死を無駄にしないためにも、立ちはだかる敵は全て潰して進むという覚悟。
2020-10-27 14:01:08これはたぶん自棄ではなくて、むしろ自棄よりも悪い。 オルガは一時の感情で混乱した決断を下したわけではなくて、置かれた状況を理解した上で、仲間を失った悲しみを敵への憎しみに変えて前へと進む原動力とすることを意識的に選んだように見える。そういう呪縛を自ら鉄華団にかけたように見える。
2020-10-27 14:08:50ギャラルホルンとの戦いを『弔い合戦』と位置づけることでみんなを鼓舞してしまったからね。こうなったらあとはもう血で血を洗う憎しみの連鎖が続くしかないだろう…
2020-10-27 14:13:11しかしマクギリスの真意はどこにあるのか… ①鉄華団にギャラルホルンの現体制をできるだけぶっ壊させて改革の端緒としたい ②活躍する鉄華団を自分やガエリオ、アインが叩き潰すことで改革のための力を得たい ③人類社会を一度壊せるところまで壊したい くらいしか思いつかん。③はない気がするけど
2020-10-27 14:33:33そういえば、何話か前にマクギリスがモノローグで言っていた「人はみな過去のしがらみによってどう振る舞うか決定づけられている」みたいな台詞。あれが鉄血のオルフェンズという作品全体のテーマということになるんだろうか。
2020-10-27 17:00:50主人公であるミカのあらゆる行動は、初めて人を殺しオルガに付いて行くと決めたときに決定づけられてしまった。オルガはオルガでミカを導くという約束に縛られている。 クーデリアはフミタンの死によって、鉄華団はビスケットの死によって、アインはクランク二尉の死によって、進む道を束縛されている
2020-10-27 17:08:21第1期は残り2話だし、たぶんこのままの流れで目的を達成して終わるのだろう。だとすると第2期は鉄華団が報いを受けて破滅していく様を描くことになりそう。怖すぎる…
2020-10-28 13:16:17報いとかじゃなくて2期も同じ調子でがむしゃらに進み続ける話になる可能性もゼロではないけど、今回の描写的に何かの因果応報はある気がするんだよな。というか、何の報いもなしにどうやって話がまとまりうるか想像ができない。
2020-10-28 13:18:35しかしミカ、操縦席に着いてすらいない敵をモビルスーツで虐殺するとはなぁ… メリビットさんは至極真っ当なことを言っているのに、ドス黒い情熱に燃える鉄華団の面々には全く響いてないのが見ていてつらかった。
2020-10-28 13:22:38鉄血のオルフェンズ、めちゃくちゃ好きな作風なんだけど、同時にどんな気持ちで観ればいいのかわからない。ここまでどんな気持ちで観ればいいかわからないアニメは久しぶり。
2020-10-28 13:24:07あとマクギリスは思った以上にサイコパスだな。幼少期のカルタはマクギリスに対し真に公平な友愛を示していたのに、目的のためなら一切のためらいなく彼女を殺すんだな…
2020-10-28 13:30:11鉄血第1期最終話、よかった。 感想を語る言葉が見つからん。とりあえず平日に観たのは失敗だった気がする。もっと浸れる休日に観るべきだった。
2020-10-29 12:53:50