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神谷純 @junkamiya
交響曲「イース」を聴きつつお仕事中。いろいろ思い出深いアルバム。
神谷純 @junkamiya
自分の初監督作品というと、1989年からリリースされていったOVAシリーズ「イース」になる。いまさらの告白で本当にごめんなさいですが、実は30分のまとまった絵コンテを描いたのも、演出をやってみたのもこの「初監督作品」が初めてなんです(汗)。
神谷純 @junkamiya
もともと演出志望だったので、折にふれてはアピールしていたんだけど、あるとき降ってきたチャンスがこの『イース』という作品。ほとんどハッタリで『僕、出来ます』とばかりに立候補して監督になりました。そこから朋友の早川正とPC88でとにかくゲームをプレイ。
神谷純 @junkamiya
早川正も、ライター志望でチャンスを狙っていて、この作品でシナリオを執筆、さらにはその後チャッカリとファルコムの社員となって英雄伝説とかのディレクターまでやっていた。
神谷純 @junkamiya
イース1・2のゲームを何度かの徹夜で終わらせた後シリーズ構成し、まずはイース1を、重要なゲーム上のアイテム『イースの書』の冊数に合わせて全7本と設定。それにそって荒くプロットを立てた。あれ? 最初は全1話の予定で50分ほどのシナリオを書いた記憶もあるなあ。ちょっと怪しい。
神谷純 @junkamiya
でまあ、全7本というリリース形態が決まって、シナリオから絵コンテ制作に入る過程で、キャラクターと作画監督を『サジタリウス』でご一緒した石川哲也氏に以来。石川さんはいつもの皮肉交じりな言葉をガンガン吐きながらも、いいキャラを描いてくれた。
神谷純 @junkamiya
初監督にして初演出の自分としては、全てが初体験なのだが、そこは若さ故の根拠なき自信みたいなものが妙にあったと記憶している。ようは経験不足だから『怖い』自体を知らなかったんですな。
神谷純 @junkamiya
絵コンテ作業が終わったところで声優のキャスティングの大枠、音楽メニューなどを書きつつ『現場作業』に入っていった。
神谷純 @junkamiya
音楽メニューは、かなり綿密に書いた記憶がある。その時『交響曲イース』の楽曲を随分を主だったシーンに使った。ただ、音楽がらみで面食らったのは、シリーズ全7本のまとめ録りで音楽を作るのではなく、話数ごとの録音してたこと。
神谷純 @junkamiya
こう書くと豪華だが、実際は音楽予算は少なくなるので編成が薄くなる。最初の3本はそうして音楽が作られている。何とか厚みのある音楽が欲しかったので、交渉して4話以降分をまとめ録りした。ようやくオーケストラをつかった新作劇伴が手に入った。
神谷純 @junkamiya
ただ、現場自体はどんどん劣悪になっていき、3話は総グロスの丸投げ。これの管理はかなり疲弊した。4話は東京キッズが担当していただいて、だいぶ持ち直したのだが、それでも母体の会社が傾き、こちらも管理する自信がなかったので監督を降板した。
神谷純 @junkamiya
5話以降が制作母体自体が東京キッズになっているのはそのため。監督を引き継いでくださった渡部高志さんには(一度もお会いしてないが)この点で、大きな借りを作ったと思っている。
神谷純 @junkamiya
全く経験のないまま監督としてたったOVAイース。その時の精一杯をぶつけたのは確かだが、まずはゲームファンの皆様、ごめんなさい。今思い返しても『知らないゆえの厚顔無恥』が炸裂してて、当時の自分にデビルビームを食らわせたいですばい。
神谷純 @junkamiya
それにしても羽田健太郎さんの編曲による『交響曲イース』は名盤ですよ。もともと古代祐三の曲が良くって、その中でも「FIRST STEP TOWARDS WARS」が好きだったので、厚いオーケストラで奏でたそれをどう使うかが、一番の楽しみでした。
神谷純 @junkamiya
OVAイースを監督したのって自分が26歳の時か! 80年代のアニメ界は単発のOVAなども多数リリースしていましたから、そんな若造でもちゃっかり監督になることができちゃったんですね。でも、その気がある人はとにかくアピールですよ。それこそ山師的なインチキでもいい。まずはアピール。

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