三章 裁判

灯美論破【続編：化け猫論破】 @OriR_tomosibi

その夜―――

灯美論破【続編：化け猫論破】 @OriR_tomosibi

客達は、いつものように大広間に集められた。

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ながらく凄惨な光景が広がっていたその部屋は、まるで何事もなかったかのようにいつもの様子を取り戻している。 畳に染み込んでいた彼らの赤い血の色も、跡形もなく消え去っていた。

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代わりに円形に並べられた、赤い座布団。 それを囲むように立てられた蝋燭の灯。 薄暗いこの部屋で、その中に腰を据えるのもこれでもう3度目だ。

ものくろ @bakeneko_mono

「…皆様、ようこそおいで下さいました。…席へ、おつきください」

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▽発言許可

鈴ヶ家 鳴美 @naru_tomosibi

「………ふん…」 座布団に腰を下ろす

射止愛 万叶 @tmsbrnp

｢(隣の席に目をやると、目を伏せ、席に着いた)｣

パティシエ @Yuz_mapt

「………えぇ…」

桐野江 朝輝 @Asahi_Tomosibi

｢....これももう3回目かぁ｣

三日月 怜央 @aoyama_tomosibi

「……」←(静かに席について)

ナナモリ @bclcuarucskte

「……」(右側を見つつ座り)

談葉道 彗恋 @tomosibisama_KS

「…っ…。………、」 隣の遺影を見て、増えた遺影を見渡すと俯き座り

来栖 千歳 @Chitose_tmsb

｢………｣(席に着いて)

八咫硝子 @yata_karako

「…」(座布団に腰を下ろし)

来栖 未亜 @tmsb_mia

｢……｣静かに席について

AMI @tkg_tms

｢……暗く、寂しくなって来たな｣

ものくろ @bakeneko_mono

「…それでは、事件について、…―――」

◉ @tmsb_yukio

「……(席につき)」

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いつものように切り出そうとした女将が、ふいに顔を上げる。

ものくろ @bakeneko_mono

「…。お客様のようです」

ものくろ @bakeneko_mono

「…珍しいですね…お二人そろって、お部屋から出てこられるとは…」

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女将が視線を向けたその先。 大広間の隅に2人の男と女が、彩のない、透き通った背を向き合わせて座っていた。 pic.twitter.com/Ea7xL2USeT

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ナナモリ @bclcuarucskte

「…！ 先生、……」(目を見開き)