bcxxx氏が言うところの「愛国的左翼」なるもの

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http://t.co/QZoeWXy 小熊英二という人の書いてることにはピンと来る部分も来ない部分もあるが、自分のような人間がそういう心情を抱くのはたぶんもっとシンプルで、母国がファシストによる侵略を受けた時に、いわゆる左翼な人間がどう考え、何をするか、に近いと思う。

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毎日、吐き気がするような怒りを感じている。

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震災前に『誰がため』というデンマークのレジスタンスの映画を観に行った。その主人公の一人は、街を行進するナチスの隊列を見て実際に嘔吐する。http://t.co/m3UJblL

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母国がファシストによる侵略を受けている。この感覚を抱き始めたのは震災後ではない。小泉ネオリベ改革がその輪郭を表し始めた頃だった。

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ナチの軍隊が侵攻してきた時に、「あなたの住んでいる地域とナチに占領された地域にもともとナチズム的占領構造があって、あなたも自覚していないあなたの中のナチズムがそれに加担してきたんだ」とかごちゃごちゃ言う奴が居たら「とっとと戦うか、でなきゃ失せろ」って言うよね。

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シンプルに考えようや。

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眼鏡をかけた繊細なインテリが、銃を構えてならず者に対峙している。その銃口は震えている。ならず者は笑みを浮かべて、なだめるような口調で言う。「お前、震えてるな。銃を撃ったことなんかないんだろう。ほら、こっちへよこしな」インテリは引き金を引く。

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色んな映画に出てくる、好きなシーン。

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ナチス相手の凄惨な暗殺活動にのめり込んでいく『誰がため』の主人公二人。一人はボンボンの美声年で一人は妻子持ちのインテリ。

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ルサンチマンとポリティカリーコレクトネスで歪む前の、愛国的左翼の原型。