✩.*˚第七夜【魔法少女は夢に溺れて】

【完結】魔法少女は夢を紡いで @mg8_zzz

「なに、これ」

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めにたおが床に落としたXXXで書いてあった文字が、無意識のうちに視界へ入る。

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信じられない、ことだった。

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じゃあ、私って、私たちって、... ...そんな、嘘、だって、なんで、 そんなことって、

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めにたおが昨日話してた事が気になって、思わず後をつけてしまったが__こんな情報、聞いてない、

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___いや、きっと...罠だろう。 だって、有り得ないから。私に、私達に、そんな可能性ないから。幸い、まだみんなは来ていない。よし、早くこれを破って捨て...

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「何、してるんですか？」

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背後から低い声が響いた。 何度も聞いたことのある...可愛らしいのに、どこか暗い声。

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背筋が凍ったように、後ろに振り向くことができなかった。

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「あ、いや、なん___「何でもない...ですか？」

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はっと、息を呑む。 「じゃあそれ大事なんで返して下さい。ほら、あの子達にはバレたくないでしょう？」

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「バレたくない...そう...だけど、だけどこれ、本当なの、？」 恐る恐る口に出した言葉が空気と共に震える。でも、このまま黙っておく訳にもいかない。

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「...本当だとしたら、私、どうしよう、あの子達に、伝えられないよ」

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「どうしようって...伝えなければいいんじゃないですか？本当のことだから。」

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「あーあ...あとなんてつけて馬鹿馬鹿しい...あの"王子様"のための仇討ちかなんかですか?」

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そうして、彼は溜め息混じりに苦笑いをする。

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「もう貴方に王子様はいない。僕が殺して、あなたは守れなかった。それに、他の人だって助けられずに見殺しでしょ？」

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「だから潔く！この際死んじゃいましょう！」 「...もうこれを知ったあなたに、未来なんてないんだから。

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ね？」

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...

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____は？

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「なによ、それ」

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「ん？」 「なによそれって、言ってんの...__」

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顔が急に熱くなったのがわかった。

【完結】魔法少女は夢を紡いで @mg8_zzz

絶対に、許せない。 こいつは、何もわかってない。