英国盗聴事件、ガーディアンのニック・デービス記者の意見、英国権力層の問題
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rt_luckdragon
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というわけでマードックもほかのトピックもブログで更新できないままだけど、毎日の笠原さんのまとめ記事。ーー クローズアップ2011:英盗聴、政権揺らす マードック氏「癒着」に焦点http://t.co/jaQR4KQ
2011-07-21 06:40:02
電話盗聴疑惑をずっと追ってきた、ガーディアンのニック・デービス記者のプロフィール資料を集めていたら、本人がこの事件について語っているコメントが出てきた。そこで思わず、そうなんだよ!!と思った。それは、
2011-07-21 06:41:14
彼によると、今回の事件で重要なところは、「盗聴が行われたこと、政治とメディアの関係、警視庁の捜査の間違いの問題ーーとかではなくて、権力者たち(パワーエリート)が、国民にずーっと嘘を言い続けてきたこと」。「自分たちが、法律よりも上にいると思っていたこと」「つまりは、傲慢であること」
2011-07-21 06:44:11
ーーこうしたことが、明るみに出たことだ、と。私は、まさにそうだなあと思った。この事件は、ミリーちゃんという殺害された少女の携帯電話に記者が盗聴行為を行ったことで、大きくなったけれど、私自身、これ自体には衝撃を受けなかった。
2011-07-21 06:45:46
対象が誰にしろ、プライバシー侵害や、携帯電話に不正アクスするのは、やってはいけないこと。違法だ。だけど、こういうことをやっていたのにも関わらず、「知らない」「やっていない」「捜査するほどの証拠がない」とずーっと、ずーっと言い続けてきた、新聞や編集長や経営陣、それに警察、
2011-07-21 06:49:06
それに、新聞社幹部と親しくしてきた政治家たち。下院が委員会を開いて、幹部たちを呼んで、証言をさせても、『知らない」「記憶にない」「自分はやっていない」と何度も言い続けた。今でも言っている人もいる。ガーディアンとか、弁護士たちが、「証拠」を出しても、調べようともしなかった警視庁。
2011-07-21 06:50:39
つまるところ、支配層の人たち(首相も含む)は、自分でやりたいようにやって、お互いにくっついて、利用しあって、個人的にも親しくなって、国民や読者に真実を言う必要なんか、ないーと思っていた部分。そこが問題だったんだと思う。
2011-07-21 06:52:13
ある意味では、政治だけの問題でもメディアだけの問題でもない。警視庁だけの問題でもない。盗聴問題でさえ、ない。権力者たちの傲慢さなんだと思う、多くの人が嫌気がさしたのは。少なくとも、私はそうだ。
2011-07-21 06:53:30
パワーエリートたちがくっついている様子は見苦しい。これが英国の問題の1つかもな、と思う。かならず社会に上下を作る、と。上の人たちだけでくっついている。説明責任を問われない、と。
2011-07-21 06:55:25
昔の話だけど、1930年代、チェンバレン首相が、「戦争は起きない」という路線をずっと維持。これをメディア・知識層もフォローした。結局、ヒットラーがポーランドに侵攻して、チャンバレンの面目丸つぶれ。何故、メディアが事態を正確に掌握できなかったのか、今でも学者たちの間で議論。
2011-07-21 06:57:19
一つの説は、結局、メディアもエリート層の中に入っていた、と。チェンバレン首相に説明責任を果たさせるよう動くのでなく、一緒になって「戦争は起きないよ」と書いていたという。
2011-07-21 06:59:05
英国エリート層をもっと打破しないと、社会が公正にならないと思う。--なあんて、選挙権もないのに、えらそうに言ってしまいましたが。
2011-07-21 07:00:09
書き忘れましたが、TBSラジオ ニュースの探求番組DIGではポッドキャストがあります。19日、マードックについて話した分はこちらから。鈴木先生がとてもマードックに詳しいです。http://t.co/xRLA18S
2011-07-21 07:09:10