- kudo_takarabako
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主要キャラクター
1. 真宵薔
- 過去をばちぼこ捨てながら進むキャラクター
- 何も学べない?
- 記憶がないから成功体験がない⇒落葉がもたらす
- 物語として真宵の三つの選択肢:記憶処理 or 世界から退場 or 折り合い
2. 落葉章
- 自己犠牲。献身。カウンセリング送り
- カウンセリングの後:先輩キャラ(甘味屋さん:記憶処理をして落葉君からは見えなくなってる)⇒トラウマ?
- 落葉が折り合いを付けるは行けそう
- 自己犠牲の方針との乖離に苦しんでいた
- 本人はカウンセリングの必要がないといい続ける
- 崩れたからカウンセリング:自分を犠牲にしてもいいのか
- 悲しいけれど、人は居なくなるものです by しぃカウンセラー
- 落葉君はリアリスト?諦めがち。妥当なラインをすぐに探してしまう
3. 二人の関係性
エージェントとして相性がいい-
落葉⇒真宵
お前だけ忘れやがって(記憶処理のリスクを後から知る) -
真宵⇒落葉
お前だけ犠牲になるな(カウンセリングを後から知る)
生き残った記憶を消すのは嫌。それでも消さなくてはならなかった
- 同じものを愛している
- 人がむげに死ぬのは嫌だ
- 大切な人が死ぬのは嫌だ
- 他人を遠ざける選択をとりがち
- 真宵は人に嫌われてもいい。死ににくい人と相性がいい
- 落葉君は死にやすいから嫌い:頼むからもっと自分の命を大事にしてくれ
- 味の好み:見た目的に美味しそうなもの。情報が視覚重視
やりたいこと
1. 真宵と落葉にアクションをさせたい
- あの二人にアクションさせるなら街中がいい
- バトルさせたいので人間相手がいい
- ビルを爆破させたい
- 物語上の目的は任務を成功させることじゃなくてただ「二人で生き残ること」
by 天本さん
2. 自己犠牲の是非を描きたい
-
任務は最悪な状態で失敗している
ヤバいとヤバいが重なって更に酷いことになった
by 天本さん -
ガチがちに組んだ真宵の価値観を、わりと一般的な財団世界観にぶつける
-
ビル爆破で人が500人くらい死んでてほしい
-
500人の命と自分の命どっちにしますか?
by kudo
3. 職員の日常を描きたい
- 巨悪はいない。ただ業務があるだけで、淡々とエージェントは居なくなっては補充される
- 特別な事件はないけど、思い出はたくさんある
by kudo
- タロットの愚者
- 落葉にとって「落ちること(物理)」がプラスの結果に繋がる出来事があって欲しい
-
愚者って薔薇持ってるのでせっかくなら二人手を繋いで落っこちて欲しい!!!!景気良く!!!!
by 天本さん -
吹っ切れるという意味を落下シーンに全部集約しましょう
-
それぞれの再出発をそこに
-
もう一度朝焼けを見ような、二人とも!
by kudo
4.事件で信仰心スイッチを取り扱いたい
-
信仰心をトリガーに起爆する爆発物を使いたい。
-
あくまで『起動』が『信仰心』なだけで、応用は可能。
-
プロトタイプのため、慎重に取り扱うよう念押しされる。セーフティは勿論あるが、取引の際は感情抑制剤を飲んだ者を数名用意することが推奨される。セーフティだけでは起動の可能性がかなり高くなる。
-
実は信仰心ではなく、憎悪や悪感情をトリガーの可能性(この辺りは状況が複雑になる為採用かは要相談)
以下、事件舞台の幻覚。
- カルト宗教の宗派争いに信仰心爆弾。
- 歌い手のライブ(ライブハウス)で心臓に包丁を転送するために信仰心スイッチを使用。
- 受験合格発表で『受かる』という願いを叶える為に流行った特殊な儀式が信仰心スイッチを自分に付与する事だった。現実改変によって合格者が倍増。
物語構造
-
アクションシーン→日常シーン→カウンセリングシーン→アクションシーン→……みたいにぐるぐると
by 天本さん -
ラスト近いシーンでですね、ただ生きていることに安堵して二人で笑い合ってほしい
by 天本さん
- 俺の考えた最強のtale案!
- 回想と現在を交互に並べる
- 価値観を持ったきっかけとその結果
- 2つの事件の時系列を交ぜて描写することで、一つの事件かのように演出する
- 初めて読んだときは真宵の視点(記憶の連続性が曖昧)
- 二度目読んだときは落葉視点
- はちゃめちゃな戦闘シーン→「なんでこのバトルが始まったかというと…」てきな日常パート→事件の核心!→バトルパート→「実は最初のバトルは真宵が切り捨てた過去の連携だったんですよ」的なネタバラシ
by 天本さん
三話構成案
1.バトル描写回(落葉回)
奇妙な連携。真宵と落葉の“初対面”での完璧な連携プレー
- 真宵と落葉と「もうひとり」の任務
- 真宵と落葉が組む経緯
- バトル前と予期されるシーンで落葉から真宵に託される「止まった時計」
- 冒頭シーンの再演じみたバトルシーン(異様に徹底的な手段を取る落葉)
- 冒頭は回想ではなく真宵がリセットされる前の任務であったとネタバラシ
2.時計回(真宵回)
自己犠牲を嫌う真宵と記憶処理を嫌う落葉、双方が双方に抱く怒り
- 落葉に押しつけられた時計を返しに行く真宵
- 時計は落葉本人のものではなく、落葉が持ち主を探している最中の遺失物だっ- (その時計をやんわり嫌う不知火さん、遺品じゃないので)
- 時計を託した意図を問いただすため落葉を追うと、その道中で持ち主が見つかる
- なぜかそのまま時計を譲られることになる真宵
3.遺品回(しぃカウンセラー回)
止まった時計が手元に戻ったことをきっかけにしぃカウンセラーと対話する落葉
- 真宵に渡したはずの例の時計を不知火から渡される落葉
- しぃカウンセラーと話す落葉
- しぃカウンセラーのカウンセラーとしてではない過去の話
- 真宵は生きてる
by 天本さん
- しぃカウンセラーのいなくなってしまった友人の話をしましょう
by kudo
テーマ
- 「任務>自分たちの命」とされる職場で「任務<自分たちの命」として動くこと
- ただ生き残ること、ただ生き残りたいと願うことがどれほど難しく尊いことか
by 天本さん
- 真宵側のテーマを「「任務>自分たちの命」とされる職場で「任務<自分たちの命」として動くこと」
- 落葉側のテーマを「「任務>自分たちの命」とされる職場で「任務>自分たちの命」として動くこと」
- どちらの信念を持っていても苦しいことはあるし、状況は理不尽に害をなしてくるし
- そして、どちらの信念を持っていても、人類は守らねばならないし
- 職員にだって日常はある
by kudo
- 「死によって取り残された人間」
- 「記憶から取り落とされた人間」
- それぞれの遺されたものの話
by 天本さん
- 心から自分を信じ、ここに自分がある事を叫べ。
幻覚集
『
ビルの倒壊現場。死者数百名
15人くらいは生き残った
自分たちは最善を尽くしたのだろうか
夜明けの空に財団のヘリコプターの音が
朝焼けが惨状を照らしていくんですよね
例えば、落葉が身代わりになっていたら、犠牲者は減っていたのか
真宵はきっと生きててよかったな、という
落葉は立ち上がることが出来ない
』
冒頭の事件では500人規模の犠牲者が出てて、自分の仲間もしんでしまって、にもかかわらず財団は淡々と事後処理を進めていって、
真宵自身何よりも大事だと思っている人命が失われても財団も世界にもさしたる影響はないんだなと突きつけられ
しかも自分は無事に民間人を10人守り切ったし、なんなら休暇貰ったりして。評価される
もっとできたことはないのかとか聞かれまくった挙句ね
上層部の査問委員会が、現場ではそれ以上のことは出来なかっただろうと結論付けて
あとは淡々と事後処理
「君はよく頑張ったよ」
「幸い犠牲は最小限に抑えられた」
「カバーストリーはすぐに流布される、明日にはみなこのことは忘れているとも」
「君はよく頑張ったよ」
──まだできることはあったはずだ。
「幸い犠牲は最小限に抑えられた」
──何百人の命が失われたのに?
「カバーストリーはすぐに流布される、明日にはみなこのことは忘れているとも」
──人の命は、人の死は、嘘偽りで覆い隠すべきことですか?私たちが守っているものとは、一体何なのですか?
』
by 天本さん&kudo
『
慕ってくれる人がいたんですよ
小さい女の子のカウンセリング
しぃカウンセラーと少女の指切り
私にゆびはありませんが
ゆうじんとして、お話をしましょう
いまだけは
そっと椅子から降りる
ぼくはこころでなくんですよ
涙をながすのは、どうもにがてみたいです
その体色に、ほんの少しの赤みがさしていることを、桜田はそっと見なかったことにした
』
by kudo
(喧嘩後の仲直り?シーン手前)
「はは、ジョーカーはどれほど睨め付けたって消えはしないぞ君」
「いえ……お強いですね、本当に、とてもとても」
真っ先に耳に飛び込んできたのは、天の川の主人と遺品管理官の談笑だった。テーブルに薄高く(堆くの誤字?)積まれたトランプの山を挟み対峙していた二人は、戸を開く音に気が付くと、それぞれがそれぞれなりの笑顔を見せる・
「お待ちしておりましたよ落葉さん。真宵さんにご用でしょう」
「ははぁ、本当に迎えに来るとは。妙な勘だけ冴えてるんだな白沼くんは」
「違いますよ、勘ではなく予測です。それに名前も」
「ん?いや失礼した白……下沼くん?」
「あの、俺は」
悠久とも思える天月司書と不知火遺品管理官の会話の波に、落葉は漸く口を挟む隙を見つけた。今は変人二人のペースに巻かれて目的を見失うわけにはいかないのだ───目的たるもう一人も例にもれず変人であることはこの際棚に上げるとして。
落葉の蛮勇を、一人目の変人は小さな鍵を壊してから取り出すことで、二人目は三人目の所在を指し示すことで讃えた。不知火のすぐ右隣の二つの椅子……テーブルから少し離されるようにして並ぶそれらに、布の塊が寝かされている。
「ババ抜きで勝てなかったのがよっぽど悔しかったらしくてな、ふて寝してんだよ、そいつ。きみが連れ帰ってやってくれ」
言いながら、用途不明の鍵が天月の手から放られる。すんでのところで受け止めた落葉には、それが見慣れた財団宿舎の鍵であると理解できた。
「……お伺いしますが、これはどなたの」
「そいつの」
「どうしてあなたが持っているのですか」
「つまらないことを気にしすぎると早死にするぞ」
腑に落ちない。無意識に寄せられた落葉の眉根を、天月は愉快そうに眺めている。
「もう一つお尋ねするのですが、鍵を貸し借りするような関係なら、あなた方が真宵さんを部屋まで連れ帰れば良いのではないのでしょうか」
司書はどののみならともかく、遺品管理官どのとであれば、迷い一人運ぶことなど容易かろう。落葉の静かな非難の視線に、不知火は相変わらずの笑顔で応える───御免被る。そんな声が聞こえてきそうな表情であった。
(この後落葉が真宵を部屋まで運び、タロットを見かけたことから過去回想に入る)
(落葉と真宵、二度目のガチ喧嘩)
「俺はそんなこと」
「いいや思ってる!!」
吠え声。首を絞められでもしたかのように息を荒げながら、真宵は涙で顔を溶かす。
「…………仮に、仮にあなたひとりが思ってなかったからって何だっていうんです?僕は覚えてない、何も覚えていない。けれど分かることはある。こんなことぐらいで何だって、どうしてそんな取り乱すんだって、人ひとり死んだくらいで何だって、みんな、みんな、ゴミの日を待つみたいにして僕を見るんでしょう、早く元の白痴に戻れ、早く全て忘れてしまえって、そうすれば大人しくなるんだろうって、みんな、みんなが僕ばかりを、責めて」
泣きじゃくる真宵の姿を、哀れと感じなかったわけではない。けれど今の落葉にはよほど、怒りの念の方が鮮烈に感じられていたのである。気づいた頃には口の端から声が漏れていた。糸で繋がれ引き摺り出されるようにして、意地の悪い言葉が舌先に乗る。そのままこれを放てばどうなるか。想像しなかったわけでもない。ただ、この一瞬間ばかりは、自制心より好奇心が優ってしまっただけなのだ。
「すごいな、まるで覚えているみたいだ」
瞬間、真宵の瞳が火花を放つ。例によって単調な動き。今まさに球を放たんとして抜かれた銃身に、落葉の掌底が打ち込まれる。薄らと赤く濡れる頬。
「あなたはもっとお優しい方だと思っていましたが」
「黙れ」
次弾。二人の手に握り込まれた銃は、再び壁に罅を増やす。
(この後、第三者:敵対者の出現で一時休戦するか、落葉が真宵を締め落とす)