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NotPrinceA
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媛「言われたことがある人は、その直感は正しいから逃げなさい。食われはしない、法で縛ってきた、でももう本能が拒絶している」御「言う奴いるなぁ。本気か」媛「本気でしょ、御沢のも」御「いた、怪しいな」媛「怪しいから誰かに告げる、それで厄を祓う」増「それか」吉「一つの神事。抱えるな、だ」
2021-02-15 15:15:27![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
吉「わかりやすいな。本能論だ」花「笑うのも難しいもんな」媛「そばにいるのも耐えがたい」川「あるわぁ。危険ってことか」門「警鐘ね、隙を見せるな。全部教えてもらって、私たちが伝えないといけないことを」媛「そういう事件だよ、門司。しゃんとしなさい」門「ご先祖様だ!」増「ずっとだなぁ」
2021-02-15 15:20:24![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
これがお告げの夢、奇跡本番の夢の後に見た引っ越しの夢で、引っ越しをするする糸口に言われたわりに変わらぬ日常がしっくりこない。起きたら起きたで逃げろ逃げろ、奴らはすぐにやって来る、時間がないぞとスイッチ劇場がわんわん頭に響く。
2021-02-15 15:32:12![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
八「この糸口はみかずだ。加古の引っ越しなんだろうな」彦「新居は本当。結婚したもの、楽しみにしていて」媛「間取りは各種考えた」花「温泉宿な。湯谷はいい」白「物理も考えてみたいな」比「神だけだろ、いけるの」増「だが劇場はウソだ」川「バッファローでしょ」媛「そ。川合も」川「いたかぁ」
2021-02-15 15:36:43![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
4.2事件は引っ越しが一つのテーマで、現実が少しややこしかったせいで拒否しにくかった。だから何度も自室でじっと身動きもせず、考えこむことがあった。
2021-02-15 15:39:03![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
増「媛は引っかかっているんだかいないんだかわからんな。引っかかった」吉「なるよな」川「なったし、会社で」綺「まぎらわしいんだよ、神事情が」俳「新居はもうちょっと待って」綺「うん」九「お前もな、まだだ」乙「見えるのにして」一「引っ越した直後だから俺は混乱した。面倒だなって」
2021-02-15 15:42:29![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
引っ越すよ、だから体を置いていこう。それは残骸だから。神の風で吹き飛ばすから、やってよ、もっと強く!姫だけ置いて引っ越しちゃったよ、ウソ、本当は引っ越した、残滓で意識だけそこにあるの。そうだよ、家族を救えなかった。悲しいね。
2021-02-15 15:47:33![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
毎日が引越劇場だった。何度も繰りかえし、ああでもないこうでもない、これなら、まだうまくいかない、もう引っ越しちゃったんだよとストーリーが進みはじめて。
2021-02-15 15:49:47![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
増「お前だけだな、この詐欺」吉「思い出した、全部同じだ、設定もストーリーもだ。で、殺人だ。まだ死なないのかと言われつづけた」一「どこでウソに気がついた?俺は六月はムリだった」増「ずっとムリだなぁ」御「最近はマシだ」琴「強制だろ、わかっていても引っかかる」裏「だよなぁ」北「ムリぃ」
2021-02-15 15:54:29![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
空を飛んでいこうと誘われた時もあった。非常階段の踊り場で、浮くからこっちにおいでと。ならまず足を浮かせてよと姫が言い、それっきり夜叉の声が途絶えた。いるのに、それだけ伝えられて。
2021-02-15 15:57:31![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ただの飛びおり自殺、そういう公安の手口だよなと私は思った。踊り場までは来た、ここで踏みとどまれたからよかった、うまくはない手口だが、そこまで追いつまったか連中は。直接殺しにきた。もう一歩、現実的じゃないから防げただけだ、しっかりしろ私!
2021-02-15 16:00:32![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
私と姫が混在する、私も私じゃないことが多かった。今ならわかるけど、当時はわからない。劇場の声をうるさいとすら思わず、すべてを現実と認識していた。
2021-02-15 16:04:15![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
終「言っておくけど、ちょっと先の僕は本神議の誰かじゃない。あれは役。悪魔でもない、別の神」琴「凶器な」裏「根暗もな」媛「はまり役」凶「明るい神ですぅ」三「ウソウソ。暗いわぁ」花「私も今度語ってみよう。今だと変わるか」裏「劇場語りね」琴「やりたい。時間がないな」媛「やらせたい」
2021-02-15 16:09:00![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
壁に手をついてすり抜けてみよう。床下に落ちてみよう。天井に飛んでみたら。敵が迫っているけど、それとは別に引っ越しするからそこで待機。くぐったら叩きつけられるから…死ぬかな。布団は用意しないけど、頭くらい自力で庇ってよ。ぜんわたのアーチじゃなくて、先祖の見送りだよ、行け。
2021-02-15 16:14:18![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
凶「俺じゃない。俺は引っ越しするよと伝えただけで」終「加古劇場だよ、一側面の切り取り式だね。本当に心しか見ていない」無「これ、あいつだろ。本人か。加古を殺したいのか?」白「狙われているのは加古だ。介入かな」花「いつも媛が表現に苦しんでいる。多いもんなぁ」北「まとめだからねぇ」
2021-02-15 16:17:37