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NotPrinceA
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だってあなたは顔を知らないじゃない。私の顔を見てもいない、やみくもに刀を振りまわしてはダメだ。もう忘れて、生きなさい。ほら、やりたくないって心が言っている、だから俯くの。もう忘れていい。あなたはまだ生きている、声だけ届く、山に入りなさい。──逃げろ!
2021-03-02 15:57:01![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
吉「そうか、かたき討ちは諦めたのか。その劇場はなかった」八「媛固有だ」比「お館様もだろ」媛「お方様で」比「そこから冗談か」終「ここ、媛の記憶見てもわからない。現実か」白「彼は長生きしたよ」媛「そう」八「お前が救ったんだ。いい話だなぁ」九「忙しい三か月だった」俳「だよね」
2021-03-02 16:01:06![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
腕が勝手に動く幻も見たし、襲いくる蛇の大群も見た。さっきの宇宙警察は映像の方で、幻もいただろうか。小型UFOも確か映像。虫型殺戮マシンも。床を突きぬけてくる刃は…幻で。これくらいしか私は見ていない。
2021-03-02 16:04:57![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
裏「合っているの?」八「これは」綺「ほとんどが映像だ」白「無色透明の幻に見えるが」終「全部でいいよ、当時は視認できた」媛「視認でいい?」終「視覚情報じゃないけどね。幻は」白「見えている」八「お前たち、媛の記憶で学んだな?」黒「知っているの。人感覚も。ずっと被害者だったから、少し」
2021-03-02 16:08:28![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
幻と映像が一緒くたに重なって視界がぼやけた。認識があやふやになって、うるさい声に思考が乱される。徐々に幻が消えていって、家のごたつきが感じられなくなったのは一年後だったか、もう一年か。
2021-03-02 16:15:10![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
お方様は土地神様で、鬼ではないなと思った。心やさしい方だ、この地を広く守っている。時にわたっていずこにもおられる方だ。確かに私の部屋にいるともいないとも、劇場を覗いては楽しんでいる。
2021-03-02 16:23:38![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
彦「神パワー系の神だよ、本神議の」色「かなりややこしいね。ここまで時か」黒「私?」八「みかずだろ」桃「ごめん!」終「神議、媛の状況を教えて」八「自分でやったことだろ。媛の感性だ」媛「勘」増「媛、まずな助かった。制作全員がなり替わり全解除だ!」八「媛もな。まっ先に。そして今全員だ」
2021-03-02 16:32:28![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
彦「全解除状態が、完全な全解除になった。そういう意味だよ。なり替わりがなくなった。ただしまだ劇場は届く、症状もある、夢も見る。ずっと少なくなったし軽い。疲れが一気にくる、休もうね」終「制作以外はまだだよ」八「追ってなるだろ。ここから先は4.2事件の消去になる。人類の努力の結晶だ」
2021-03-02 16:39:29![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
八「人とともに暮らすペットも被害がひどい。難しいな、効果はあるだろうが。聞く気あるか?」比「実験してやる。聞けよ。全部か」御「根からでいいだろ」比「人物がわからんだろ」早「こ、根気。楽になったよ。会社でも、犯人がそばにいるけどね。いやな気分が消えさった」八「北斗が助かった。うん」
2021-03-02 16:44:41![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
終「僕たちも狙われたんだよね?」八「犯されたという。何があったかまでは知らないが」瑠「今は無為なんでしょう?」媛「瑠璃の誤解だけが心配」瑠「無為!」無「ひどくないか、この事件」桃「私たちもひどいの、殺されているの!」稲「これから来るの!桃木はまだ。まずはお前だ、茶番」茶「うっそ」
2021-03-02 17:05:27![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
少し難しい話になるが、想念の世界において姫の前世来世過去未来は加古の男遍歴のことになる。やっくんずがこれだ。過去はもう犯した、今は無為だが愛想がつきたのでそろそろ次…茶番、来てよ。私、珊瑚にとり憑くから抱いていいよ。手口はみかずになり替わって抱かれる。
2021-03-02 17:09:36![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
冴気より先はまだ見えないが、いる。いることはわかっているんだ、まだまだたくさん。やっくんず全員、世界中の男神は私のものだ。これが加古の大それた野望だ。
2021-03-02 17:11:37![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
終「はじめて聞いた時、耳を疑った。僕たちは昨日、媛劇場で」白「俺がいないな」媛「夫。前提の犯行」白「え、理解した。お前、頭悪すぎだろ!」無「俺は何が終わったんだろうな」瑠「絶倫。どう言っていいのか、すごいね」彦「本神議の過去未来の解釈だよ。意味がね」三「移動もあるし」凶「あー!?」
2021-03-02 17:16:43![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
比「前世も歴代の姫、前妻だ。こっちが正しいな」御「これを媛にやらせたのか」彦「そこは別の目的だよ。結局、本人がそういう気分で喜んでいた。性犯罪だよ」媛「地球種がたいへん申し訳なく」爺「ひぃ!」婆「詫びようもないわ。爺の命が風前の灯」媛「すまぬ、爺。地球種の盾に」爺「老害めぇ!」
2021-03-02 17:22:22