2021/03/08 J-WAVE RADIO SAKAMOTO

RADIO SAKAMOTO @radiosakamoto

U-zhaan「今回は選ばれたものは、一般的に音楽っぽいものが多かったんじゃないかなと思うんですけど。フィールドレコーディングばっかになっちゃう時とかもありますもんね、なんか。教授だったら何を選んだんでしょうね、これ。」 蓮沼「気になります。」 長嶋「ね、気になりますねー。」 #jwave

RADIO SAKAMOTO @radiosakamoto

長嶋「何気に韓国の歌のやつも好きなのでは(笑)。」 蓮沼「韓国のドラマにハマってるって仰ってましたもんね。」 U-zhaan「何でしたっけ。愛の不時着でしたっけ。」 蓮沼「いやそれだけじゃなかったですよ。何か知らないようなのいっぱいおっしゃってましたよ。」 #jwave

RADIO SAKAMOTO @radiosakamoto

U-zhaan「僕あの、去年の年末に坂本さんからオススメの映画の話をしたときに薦めていただいた映画を観ましたよ。面白かったです。小津安二郎さんの『東京物語』。」 長嶋「へー。」 #jwave

RADIO SAKAMOTO @radiosakamoto

U-zhaan「何度か観て、毎回序盤でギブアップしてたのを最後まで観てみたら、すごくすごく面白い映画なんだと思ったっていう感じですね。」 長嶋「それ、序盤でギブアップしていたのはなんで？」 U-zhaan「序盤でギブアップしていたのは、テンポ感が合わなくて、その良さっていうのが……」 #jwave

RADIO SAKAMOTO @radiosakamoto

U-zhaan「序盤でギブアップしていたのは……テンポ感が合わなくて、その良さっていうのが、だんだん進行していくうちにやっと分かってくるって、自分の理解がないだけだったんだなっていうのが、すごい分かりましたね。」 #jwave

RADIO SAKAMOTO @radiosakamoto

U-zhaan「オーディション・コーナーはこれでおしまいですが、お知らせのあとは大友良英さんが再び登場します。この後、2時まで大友さん、よろしくお願いします。」 #jwave

RADIO SAKAMOTO @radiosakamoto

大友「J-WAVE、レディオ・オオトモ。今夜の放送は、わたくし、大友良英がお届けしております。えーここからはゲストをお迎えします。作家の柳美里さんです。こんばんは。」 柳「こんばんは。」 大友「ご無沙汰です。」 柳「お久しぶりです。」 #jwave

RADIO SAKAMOTO @radiosakamoto

大友「直接会うのは1年ぶり……去年3月のフルハウスのオープンの時ですよね。」 柳「2020年の3月14日に、常磐線が全線開通して、9年ぶりに。それで3月20日に、私のブックカフェがリニューアルオープンという形で、大友さんと飴屋法水さんに、即興でイベントをやっていただいた……」 #jwave

RADIO SAKAMOTO @radiosakamoto

■「フルハウス」公式サイト odaka-fullhouse.jp/fullhouse/ ■「フルハウス」Twitter twitter.com/OnePair3card #jwave

RADIO SAKAMOTO @radiosakamoto

大友「福島に住んじゃおうって思ったのは……どうして、あるいはいつ頃からそういう風に本格的に思われたんですか。」 柳「初めて浜通り原発周辺地域に行ったのは2011年の4月21日。4月22日の0時をもって、原発から半径20キロ圏内が警戒区域として閉ざされるってニュースを……」 #jwave

RADIO SAKAMOTO @radiosakamoto

柳「4月22日の0時をもって、原発から半径20キロ圏内が警戒区域として閉ざされるってニュースを当時暮らしていた神奈川県の鎌倉市で見て、とにかく閉ざされる前に見ておかなければって。今みたいに、段階的に解除されるって当時は思わなかったんですね。」 大友「思えなかったです、うん。」 #jwave

RADIO SAKAMOTO @radiosakamoto

柳「もう40年とか50年立ち入ることができないんだと思ったので、とにかく閉ざされる前に行って見ておこうと思って、行ったのが最初でしたね。で、楢葉町にもすでに検問所ができていて、そこから車で通過して、最初に降り立ったのが富岡町の夜の森でしたね。」 #jwave

RADIO SAKAMOTO @radiosakamoto

柳「最初に降り立ったのが富岡町の夜の森でしたね。」 大友「あ…桜が咲いてた、もしかしたら？」 柳「満開でした。あの年は寒かったので、いつもだと4月21日っていうと…」 大友「もう終わった頃かな。」 柳「あの時は満開……でした。」 大友「夜の森って、桜が有名なところなんですよね。」 #jwave

RADIO SAKAMOTO @radiosakamoto

柳「で、それから通うようになって、2012年の3月から臨時災害放送局で、「ふたりとひとり」という、地元の方お二人のお話を聞く番組の聞き手を務めるようになったんです。」 大友「はい。」 #jwave

RADIO SAKAMOTO @radiosakamoto

柳「ディレクターの今野聡さんという人がいて。」 大友「よく知っています、いいキャラの人ですよねえ(笑)。」 柳「そう、ゆるキャラなんですけども。で、彼と2012年の元日に原町のファミレスで会って、閉局するまで続けるって言っちゃったんですよ。」 大友「はいはい。」 #jwave

RADIO SAKAMOTO @radiosakamoto

柳「それで600人の方のお話を伺ったんですけれども。」 大友「そんなにいっぱい聞いたんですね。」 柳「で、毎週、鎌倉から南相馬に通うというのが、時間的、経済的な理由もあってかなり厳しい。で、閉局までやるっていう約束を守りたい…っていうジレンマで、引っ越すことを決めたんです。」 #jwave

RADIO SAKAMOTO @radiosakamoto

柳「臨時災害放送局って、市役所の一室にあるんですよね。でもそこは生放送をやってて使えないので、私と今野さんでその機材を持って、うどん屋さんとかクリーニング屋さんと、もう食堂とか学校とか消防署とか警察署とか、二人で訪ねてマイクを立てて……」 #jwave

RADIO SAKAMOTO @radiosakamoto

大友「じゃあ生放送じゃなくて、ちゃんと取材して撮ったものを編集して流してたんですね。」 柳「そうですそうです、今野さんが。」 大友「そうなんだ。それすごい貴重な……ある意味貴重な財産というか。」 柳「そう、聞けるようになってます。」 #jwave

RADIO SAKAMOTO @radiosakamoto

■ アーカイブ「柳美里のふたりとひとり」 odaka-fullhouse.jp/2019/07/26/pos… #jwave

RADIO SAKAMOTO @radiosakamoto

柳「本屋ってふらっと立ち寄る場所で、好きな場所で、かつ自分が本を作るようになってからは仕事先。けれども、福島に移住したのが2015年の3月、で、そのラジオに出てくださった学校の先生との縁で、小高産業技術高校という新しい高校が出来て、生徒たちが通うんだっていう話を聞いたんです。」 #jwave

RADIO SAKAMOTO @radiosakamoto

柳「それで、どんな町になるんだろう……と。生徒たちが通学する通学路って、お店がなくて真っ暗なんですね。で、何かあった時に生徒たちが飛び込めるというか、ちょっと寄り道したりする場所が必要なのではないかなーと思って、誰もやらないなら、私がお店やるか。と思ったんです。」 #jwave

RADIO SAKAMOTO @radiosakamoto

柳「それで私ができるお店って何だろうと思った時に、本屋しかないかなと思って。」 大友「それが実現したのが今ある、フルハウス。」 柳「フルハウスというブックカフェです。」 #jwave

RADIO SAKAMOTO @radiosakamoto

大友「確かにあそこはただの本屋さんじゃなくて、カフェもあって、ぶらっと本買わなくても寄れる雰囲気があって、図書館っぽい感じもありますよね。」 柳「当初から、うちは立ち読み、座り読み、大歓迎です、というふうにインフォメーションしているし。」 #jwave

RADIO SAKAMOTO @radiosakamoto

柳「常磐線の本数っていうのは、1時間半、2時間に1本なんですよ。小高駅は無人駅で、過ごす場所というのがない……ですね。それで、第2の駅舎みたいな感じでなればいいなと思ってフルハウスを作ったんです。」 #jwave

RADIO SAKAMOTO @radiosakamoto

柳「町は復興したのか復興してないのかってよく問いかけがあるけれども、町って避難指示が解除されると最低限の生活に必要なものって揃っていくじゃないですか。薬局とか学校とかコンビニとかスーパー、ホームセンターですよね。でも、生活って最低限必要なもの……では成り立たない。」 #jwave