中学3年生にしてプロのキックボクサーになった怪物なのにセブンティーンモデルとしてもデビューした人 #激レアさん

強く育ったアリスさんにお父さんは大満足だったが、お母さんは「自信のつけ方こうじゃない！」と不満だった。中学3年生のとき、容姿端麗な格闘少女の噂を聞きつけた芸能事務所が訪ねてきて「君の長い手脚があればミスセブンティーンも夢じゃない」と言われた。一方、道場の会長には「お前のその長い手脚があればプロデビューも夢じゃねえ！」と言われ、2つの業界による長い手脚の奪い合いに。

「両方はさすがに無理だろう」という両親の言葉に反発したアリスさんは「おもしれぇ。1年の間に両方なってやるよ」と挑戦することに。こうして迎えたモデルオーディション当日、アリスさんは“シンプルに粗暴”という不利な点を隠し通さなければならない。会場でアリスさんは「こぞってスカートはいてるお前らバカか、キックは足冷やすと終わりだろうが！ クッソ、殴り合いなら優勝なのにな～」言いそうになってガマン。モデルにキックボクサーが混ざっちゃってるだけの状態に。

アピールタイムでシャドーブクシングを披露しアリスさんの個性が際立ちまくった結果、ミスセブンティーン2018合格。その直後に15歳でプロボクサー史上最年少デビューも果たす。前代未聞の二刀流生活が始まった。

モデルとしてのアリスさんの私服コーデは常に動きやすい黒ジャージで現場入り。カバンの中身はグローブとテーピング。お菓子と女子トークで盛り上がるモデルの待ち時間では減量のイライラで空気を重くしていた。