TaPLよむ(ばいばい、Dana Scott)
- TuvianNavy
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再配達で国際郵便が届いたのが5時間前。置いといてください、とお願いした箱の中身はおそらくTaPLの原書なんですがドアを開けに行く気力すら無え
2021-03-19 22:40:06理論計算機科学界の闇
Hindley (1969) p.582 Milner (1978) p.589 Strachey (1967) p.599 Scott, D さんがどこにもいない T_T
2021-03-19 22:48:22Tarski, Alfred. A lattice-theoretical fixpoint theorem and its applications. えーこれ引用しといてScottを省くの酷くね?
2021-03-19 23:18:07Pierce先生前書きの最初のページで「実用性の観点から表示的意味論とかはやらねーぞ」宣言してるし
2021-03-20 01:58:25(1) Scottは師匠のTarskiともめて一時期破門 (2) ScottとStracheyは1969年から束論的型理論の研究をしてて、最終的に領域理論(表示的意味論)になった (3) その後のOxfordのPlotkinとMilnerの代数的型理論の発展について、Scott(1993)はPCFへの貢献を僭称した
2021-03-20 06:21:25(4) Milnerの弟子筋でPlotkinとも親しいPierceがTaPL(2002)からはっきり判る形でScottについての参照を消し、表示的意味論は扱わないと序文に書いた (5) TaPLに残っているのはStracheyとTarskiへの参照
2021-03-20 06:23:18PierceのadvisorはHarperとReynoldsだが、TaPL序文でCardelliとMilnerを加えた4名をメンターと述べてる mathgenealogy.org/id.php?id=50223
2021-03-20 06:43:46TaPLでのTarskiの参照は、Scottの領域理論の根本的なアイディアを示唆する「束論的不動点定理とその応用」
2021-03-20 07:17:47TaPLの21.1.4見て絶句してる(背景は説明したのでもう繰り返さない)し、21.1.9でordinalという単語が出てこないことには納得してる
2021-03-28 14:42:57TaPLの中で、Scottが居なかったことにされてる具体的な場所としてはおそらくChap.22の型再構築(主要な型判定について)の注記で、Curry-FeysやHindley、Milnerなどの名前が出ている中で、
2021-03-20 22:31:19単一化を扱う文脈だと思うのだが、「命題論理の世界においてはこのアイディアはさらに遡り、おそらくは1920年代のTarskiにまで遡れるだろうし、1950年代のMeredithとその共同研究者たちは確実にこのアイディアの原型である」的なことが書いてある(翻訳はやや意訳なので、気になる人は住井先生訳を)
2021-03-20 22:35:11Scott(1993)の該当箇所を引用する。「カール・A・ギュンターの著書[9, p. 143]によれば『PCF言語自体はスコットによっておそらくプログラミング言語理論分野では最も有名な未出版草稿の中で導入された』。これは史実の誇張ではあろうが、」
2021-03-20 22:55:01A type-theoretical alternative to ISWIM, CUCH, OWHY sciencedirect.com/science/articl… 権利的に問題ないと思うんでこっち見て
2021-03-21 20:17:10型階層の束構造については、現在ではホモトピー型理論という包括的なフレームワークが存在していて、領域理論はホモトピー型理論の中で完全に再構成可能な筈である。 ばいばい、Dana Scott
2021-03-20 23:25:06教訓としては、 「どんなに自分の能力が優れてて本質的な理解が深いと思っていても、他人がcontributeした仕事をアレ俺詐欺したら最悪教科書から名前を消されても文句言えない」
2021-03-20 06:01:57