カードファイト!! ヴァンガードG 初見オタクの日記

前回のあらすじ

私、なぜかヴァンガード一期だけを見ていたオタク女児！
ｄアニメストアにリンクジョーカー編以降の実装が決まってもう大変！
はしゃぎながら二期以降の視聴を突然決行したはいいけど、一期の記憶が八割抜けていることに大苦戦！
それでもフィーリングとニュアンスでなんとか完走したの！
そんな私の前に現れたのは……！？

カードファイト!! ヴァンガードG（全49話）

のっけから突然の中の人ネタ
その内トレーズもフレイも御大将もアスランも出てくるから安心しろ（？）

シオンが桜庭ローラ（アイカツスターズ！）なのかどうか問題はストライドゲート編まで（なんならGZまで）解決しません。
詳しくは後述。

序盤ののんびりした感じに焦るクロノみたいな視聴者もいるにはいるでしょうけど、クロノが自分の運命に対して肯定的になること、「楽しい」と思えること、そういう日常があること、が、一期二期三期どころか、ひいては数年後の最後の結論のトリガーになるくらい重要なことなので、落ち着いてこの平穏を堪能してもらいたいです。

全部終わったメタ視点からいうと、これはちょっと論点が違って、要は「ファイトにおいて容赦することがどうしていけないか」という問題なんですよね。
幼少期伊吹の場合、伊吹が明らかに手加減をしたことで相手が不快に思ったってところが伊吹を孤立させていった。
現状、支部長やイベントファイトで強者側がやる手加減は「相手と楽しくファイトするため」で、相手もそのハンデに応じている。
Gはその辺超丁寧というか、最後の結論に「楽しいと思うこと」が逐一関わってくるっていうのも、この辺の配慮でしょうかね。

アイチにファイトが楽しいものなのだと思い出させてもらった伊吹が守りたいと思う世界がこれ、って言われると、納得できませんか？　伊吹の今後一切の行動指針は「守りたい」という意思によるものなので、その辺もよくできてる。

というよりはクロノの周囲とのすれ違いが序盤の主旨でしょうかね。
クロノがどう思って何をするのか、それを他人がどう思うのか、に齟齬があって、これはクロノ自身「誰かに迷惑をかけたくない」が根底にあり、他人との関わりに消極的なところから来ている。わかってもらいたくないわけではないけれど、わかってもらえない場合が怖いからわかってもらおうとしない。そうして内心自分にすら嘘をつく。それが序盤のクロノ。

ここからどう変わっていくのか、その積み重ねていく過程が全ての区切りごとの結論に説得力を与えてくれてるんじゃないかなと。

シリーズ通してのキーワードはここでいった通り「運命」なんですけど、一期はその辺はふわっとしてますよね（一期でやってきたことが後々に繋がるので大事ではあるし実際上手いんですけど）（つまり結論が出るのは後々）

降臨の地（？）に行く回のクロノはそんな感じだったけどシオンとトコハが同行してるおかげでそこまでグレなかったです