ナイスネイチャがフォスターホースになれて33歳を迎えられたのはかなり幸運だったという話

ナイスネイチャの弟、ナイスネイチャの母もみな天寿を全うできたのは、沼田さんという個人の呼びかけから始まったフォスタープログラムのおかげだという話。個人でもこういうことできるんだな……と思える良い話。
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リンク Yahoo!ニュース 「ウマ娘」効果でナイスネイチャのバースデードネーション1200万円突破(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース 元競走馬ナイスネイチャの33歳を記念したバースデードネーションの寄付金額が1200万円を突破した。 ナイスネイチャは、1991年から有馬記念3年連続3着の戦績を残し、「ブロンズコレクター」の愛称で
リンク syncable.biz ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション|Syncable みなさん、こんにちわ!ナイスネイチャです。【繁殖を引退した馬たちはどこへ?】【昨年もご支援ありがとうございました】【産駒が活躍しても自身が功労馬助成金の対象でない馬達は…】【今年は助成金対象でない繁殖馬へも支援を拡げます】【ご寄付の使い途】ぼくへのバースデープレゼントとしてお寄せくださったご寄付は、

弟グラールストーンが引退馬協会の第一号フォスターホース

鶴屋Mさる @bishiri

ワイの脳内では周りのおちびはグラールストーンやジンシリウスなどの弟妹という事になっております。 pic.twitter.com/hln1L8LdRU

2021-04-12 12:53:18
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鈴岸ゆういち @kissenger800

こうまで愛される未来を誰が想像したでしょう(弟のグラールストーンが注目されたのは賢兄に続けニュアンスだったし暮れの大一番の話以外にも物語あるだろうに、と思ってきたのですがもはや何でもいいっすな) / “「ウマ娘」効果でナイスネイチャのバースデードネーション120…” htn.to/2upPKHyQuA

2021-04-17 11:35:07

引退馬協会は、沼田さんが個人で始めた「イグレット牧場」のフォスターペアレントプログラムが前身

リンク 認定NPO法人 引退馬協会 引退馬協会について|認定NPO法人引退馬協会 引退馬協会は、引退馬協会は馬の最終ステージまでずっと見守り続けます。私たちは、引退馬たちの支援活動を続けるなかで、馬が人に元気をもたらしたり、癒しを与えている場面を限りなく目にしているうちに、人も幸せになっていくということを知りました。

1997年、まったくの手探りで始めた引退馬の里親捜しを目的とする組織「イグレット軽種馬フォスターペアレントの会」。競走馬たちは引退した後、ほとんどが廃用となってしまうということを知り、なんとか生かせる道をと模索して辿り着いた、引退馬協会の前身です。

ゴールデンハニワ@ @golden_haniwa

ナイスネイチャの半弟(母が同じウラカワミユキ) グラールストーンのお話 pic.twitter.com/saChJsixHc

2021-04-18 18:34:21
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ゴールデンハニワ@ @golden_haniwa

この沼田さんが、フォスターペアレントの仕組みに挑戦したときは、目標とした会員の1/4しか集まらずにかなり長い間持ち出しで頑張っていたらしい。 悲しいことに別の馬主が馬を虐待・餓死させる事件があり、それから引退馬支援を助ける人が増えたのだとか。 pic.twitter.com/rPvFPnfOVv

2021-04-18 18:41:10
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この第一号がグラールストーン。ナイスネイチャの半弟(父親が別)です。

ナイスネイチャと違い、競走馬として頑張ったけれど、種牡馬になれるほどは活躍しきれなかった(とは言っても菊花賞に出場するくらいの実力はありました)グラールストーンを引き取り、まずは乗馬として頑張ってもらうけれど、将来的に乗馬として働けなくなっても最期まで面倒を見ようというプロジェクトが始まりました。

ナイスネイチャ以外の繋養馬は里親が不足しており今でも募集中

最初の頃はなかなか会員も集まらず苦労したそうですが、この活動を20年以上続けておられるということで頭が下がる思いです。

現在までに13頭の馬を最期まで飼育し続け、現在ではタイキシャトル・メイショウドトウ・キョウエイボーガン他10頭以上の馬について飼育を続けながら里親を募集し続けています。

リンク 認定NPO法人 引退馬協会 フォスターホースのご紹介|認定NPO法人引退馬協会 引退馬協会のフォスターホースをご紹介します。2017年度にメイショウドトウ、そしてタイキシャトルで20頭目となるフォスターホースを受け入れました。現在では、競走馬として、種牡馬としてがんばってきたこの2頭を含め、12頭のフォスターペアレント会員を募集しています。

ナイスネイチャほどの人気と知名度があるからこそできることだろといわれそうですが実際は……

実際は当時のバブル崩壊から小泉首相による構造改革の影響もあり、沼田さんが助けなければナイスネイチャも処分されるところでした。

ゴールデンハニワ@ @golden_haniwa

バブル崩壊のあとの中小の牧場経営は本当に厳しく、ナイスネイチャほど有名な馬であっても当時は種馬引退したら処分されるのが当たり前だった。 沼田さんが救ってくれなかったら私達はナイスネイチャの33歳の誕生日を祝うことはなかったそうだ。 pic.twitter.com/pX4siQX1fm

2021-04-18 22:19:43
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当時は、種牡馬として成功した馬以外は、馬主や牧場主が不要と判断した場合、有志の人がボランティアで助けでもしない限りは処分される運命で、それはあのナイスネイチャですら例外ではなかった。

実際、有馬記念で3年連続3着どころか3年連続3着以内で、一度は有馬記念を優勝したこともあるカネミノブなどは登録抹消後行方不明になっています。

グラールストーンは2011年死去

リンク sakura080323.blog96.fc2.com チモシーファーム~命の輝き365日~ グラールストーン 健気に生きるさまざまな命の輝きを、四季折々に綴ります。

ウラカワミユキは2017年に36歳で死去

(サラブレッド牝馬としてはいっとき最長寿記録を更新した)

現在は昨年38歳67日で亡くなったルーキー(競走馬名ラッキーシラギク)が更新しています。ちなみに牡馬最長寿記録はシャルロット(競走馬名アローハマキヨ)の40歳2ヶ月20日。JRA重賞勝ち馬の最長寿はマイネルダビテの36歳8ヶ月27日。存命牡馬ではナイスネイチャが最長寿。
<コメント欄より補足>

リンク netkeiba.com ナイスネイチャの母ウラカワミユキが死亡、36歳 | 競馬ニュース - netkeiba.com 1991〜1993年の有馬記念で3年連続3着など、中長距離戦線で活躍したナイスネイチャの母であるウラカワミユキが、2日未明に繋養先の北海道浦河町の渡辺牧場で死亡したことがわかった。 1日に疝痛を発症… No.1競馬情報サイト「netkeiba.com」の競馬ニュース。