『SSCではできないことを揚陸艇に求めてそれを達成するために国産エアクッション艇になるのであろうしそうなるべきである』-bebe氏による国産LCAC話-

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JM2040 @JM2040i

[更新]JM2040: 海自、エアクッション艇の国産建造に関する技術資料の作成を契約 jm2040.blogspot.com/2021/05/lcac-d… 2021年3月に三井E&S造船と契約

2021-05-04 19:15:45

bebe @EDCB_Apple

海自輸送艦に何を運ばせるのかそして何を期待するのかで国産建造LCACとやらの正体が決まるのではないかと語るshore to shore論者です

2021-05-04 21:34:49
bebe @EDCB_Apple

ライセンス生産となっていないので国産のエアクッション艇であるという前提で話を始める

2021-05-04 21:35:40
bebe @EDCB_Apple

海自輸送艦がエアクッション艇で運ぶべき車両はなんであろうかと言えば簡潔に言えばトラックの類や戦車や装輪装甲車などの重量のある装備品であろう これを第2陣第3陣として運び入れるのが仕事になるであろうがつまりは南西諸島に水陸両用車に続けてアクセスできるものがもとめられる

2021-05-04 21:37:59
bebe @EDCB_Apple

それは既存LCACが米海兵隊で務めている任務であり後継機のSSCも同様に可能なはずの任務であるが何故SSC導入ということでなく国産建造LCACとやらの調査をしているのか LCACやSSCでは達成できないとわかっていることをしようとしているのであろうか

2021-05-04 21:39:02
bebe @EDCB_Apple

気になるのは国産水陸両用車でも要点となっている珊瑚礁の突破であり高所にランプを伸ばす能力が必要なのかとも考え得るが現地の地理的知識がなく結論を出せない 元気になったら南西諸島の海岸線を実地調査というのも良いかもしれないがこの情勢下では難しく残念である

2021-05-04 21:41:04
bebe @EDCB_Apple

国産エアクッション艇を作るというのならSSCを採用しない理由と根拠がなければ海上自衛隊はあえて国産を選ぶことはないだろう 何故ならばエアクッション艇による最大の受益者は陸上自衛隊であり手間と予算をかけるメリットはそれほどでもなく米国製SSCを導入したほうが安易だからである

2021-05-04 21:54:01
bebe @EDCB_Apple

SSCではできないことを揚陸艇に求めてそれを達成するために国産エアクッション艇になるのであろうしそうなるべきである ここで問題になるのがSSCではできないこととは何かでありその中で我々が最初に思い浮かぶのは南西諸島に多く存在する珊瑚礁という障害であるがそれが原因か判断しにくい

2021-05-04 21:56:37
bebe @EDCB_Apple

珊瑚礁の問題は判断できないので他の点から探ることにする SSCの前世代機である現行LCACの運用上の問題を解決するという方向で見てみることにする

2021-05-04 21:58:24
bebe @EDCB_Apple

現行LCACの問題で思い浮かぶのを羅列した 1.騒音著しく市街地近辺では運転制限 2.RORO能力がない 3.比較的静かな非ホバー時は低速である 4.運航コスト大 5.ドック内への搭載可能数が少ない

2021-05-04 21:59:21
bebe @EDCB_Apple

これらの問題は在来型上陸用舟艇と合わせて導入し任務に合わせて輸送艦に搭載すればほぼ解決できることではあるのだが海自はそのような手間のかかることをするかというと疑問がある 運用上の都合から在来型上陸用舟艇のように扱えるエアクッション艇が必要という期待は存在しうるであろう

2021-05-04 22:07:48
bebe @EDCB_Apple

問題はこれらを解決したエアクッション艇で思い浮かぶのが側面方向のスカートを廃止して前後のみとした双胴船の一種であるSES船体となってしまうことでありこれまでのLCACが保有していた陸上走行能力が失われてしまうことにある

2021-05-04 22:21:18
bebe @EDCB_Apple

SES船体での揚陸艇については英国においてPACSCATが試作されたほか米国テキストロン社が検討していたと記憶しており造れることには造れる上にSESについてはテクノスーパーライナーという形で国内に実績は確かに存在する

2021-05-04 22:23:01
bebe @EDCB_Apple

なおテクノスーパーライナーSES船型は三菱重工業と三井造船の共同開発である

2021-05-04 22:23:34
bebe @EDCB_Apple

しかしながらSES船体での揚陸艇は実績が極めて少なくそもそもエアクッション使ってはいるがエアクッション艇と呼んでよいものなのかと疑問が残る上に何よりもLCACの最大の長所である上陸適地の幅広さを維持できるのかという問題も変わらず存在している

2021-05-04 22:24:00
bebe @EDCB_Apple

ただしLCACとほぼ変わらない上陸適地の幅広さを得られたのならばPACSCATの前例からすればLCAC2隻の空間に4隻を搭載できなおかつその搭載重量はLCACに比肩するという魅力は存在する しかもホバーしなくても静かにそれなりに走れるため呉基地への苦情も減るだろう

2021-05-04 22:26:32
bebe @EDCB_Apple

もっとも皮算用は良くないのであまり期待するべきではない それよりも可能性としてありそうだと考えるのはSSCと狙い目の異なるホバークラフトであるだろうか

2021-05-04 22:27:58
bebe @EDCB_Apple

例えばどのみちウェルドック天井があるのだから上に開けていても意味が無いとポモルニク級のように密閉型貨物室にするのも面白いかもしれない 災害時に多数の民間人を収容するためにわざわざ人員輸送モジュールを積む必要がなくなるしRORO対応大型ランプも壁の一部として扱えて相性が良いだろう

2021-05-04 22:28:58
bebe @EDCB_Apple

他には小型化するのも一つでありSSCのように搭載重量を増やすのではなく横ばいとして機体を小さくしておおすみ型相当でも3艇積めるようにするというのも一つであろう

2021-05-04 22:30:46
bebe @EDCB_Apple

いずれにしてもSSCとは異なるものとなり日本のLCAC運用で不満に思われていた騒音などの問題を改善した何らかの特徴をもつものになると考え得る 続報を期待する

2021-05-04 22:31:16
bebe @EDCB_Apple

以上 正月以来のリハビリで書いたが我ながら詰めが甘い 国産エアクッションと聞いて最初に思い浮かんだのはLCAC騒音苦情は国産であえて作るほど酷いのかとしか頭に浮かばなかった

2021-05-04 22:33:36