山姥のお話

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切人 @i_krhto

「あの峠には山姥が出る、一人で通る女を浚って食う」 って話が、実は「当時女性から離婚できなかったためDV旦那とかから嫁さんが逃げる手段が、山姥と呼ばれる老女の手を借りた(近隣の)社会からの消失」ってのが、二重のホラーで面白かったと思い出した。

2021-05-15 11:05:59
切人 @i_krhto

そんな噂のある峠を、嫁一人で通らせる段階でその家族などたかが知れている、っていう、枝葉までホラー。 隣の隣村辺りまで逃げれば、もうそれは「死んだ」と同じことになってしまうってのも面白い。

2021-05-15 11:09:34
切人 @i_krhto

ちゃんと山姥役のおばあちゃんが峠で待っててくれて、あっちへ逃げろとかこれを持って行けとか面倒を見てくれたらしい。 向かう先の村に山姥の知り合いがいて了解済みだったんだろうか。 そうじゃないと「突然山から出てきた妙齢の女性」は別の妖怪になりそうだよね。

2021-05-15 11:11:37
切人 @i_krhto

この手の話は「俺のばあちゃんが、山姥に助けられて逃げてきた側だった」とかがあるらしいのが面白い。

2021-05-15 11:14:32
もちもち @mch_yrhw

「さらって食う」が山姥側が故意に広めたものなのか、事情を知らない側が恐れて噂したものなのかも興味深いすな😌 twitter.com/i_krhto/status…

2021-05-15 11:38:31
切人 @i_krhto

@mch_yrhw 元々その峠の周囲の「村の女」で作られたシステムであり、「男」には絶対に教えない、というものだったのかもしれない、とか。 嫁を一人で峠に向かわせた姑が零す「そうするしかなかった」と言うことは「どっちの意味で」なのか、とか。 こう、色んなものが膨らむ話で好きなんですw

2021-05-15 11:49:24
もちもち @mch_yrhw

@i_krhto わ、分かる~~\(^o^)/>そういうの好き 教えられない「男」側が想像したのか、「村の女」側のカバーストーリーなのか😌 視点と立場で解釈が変わってくの面白いですよね、映画化して二転三転して欲しい笑

2021-05-15 11:54:30
切人 @i_krhto

@mch_yrhw 男性にとっては随分損な話なので、男性側からも何かメリットがあったのではないか、とかもありますよね。 別件の姥捨山は「デンデラ」て小説と映画がありまして、男性が悪い、となってしまうのが唯一もう一捻りほしいってところだったので、山姥は頑張ってほしい(映画化はしていません)

2021-05-15 12:01:37
もちもち @mch_yrhw

@i_krhto 男性側のメリット… 保険金的な🤔🤔🤔 そこで成り立ってしまっても、成り立たず真相を突き止めようとしたら… の後者のが物語性はありますが、現実的には成り立っちゃったのでしょうね。闇が深い…その場合、男性側も真実を知りながら知らない振りをして、噂(?)だけ後世に残ったと🤔

2021-05-15 12:46:58
切人 @i_krhto

@mch_yrhw 保険金の概念は「女子供に値打ちがある」て文化の中で成り立つので、日本だと結構近代で都会の話なんですよな。 社会的に強者である男性に、あんまりいいことがないのに成り立つ理由は得たいですなぁ。 男衆の秘密は女衆にはバレていて、女衆の秘密はガチで知られてない、てのは結構あるらしいし。

2021-05-15 15:35:17
もちもち @mch_yrhw

@i_krhto 死亡保険はまだ早かったか。。男性側のメリットを考えるとなかなか難しいですね。あるいはそういう人間は消えた人間に対してリスク(山姥)を負ってまで探したりしないとか? 女性の秘密がバレないのはなんでですかね。逆かな、女性は必要だから男性の秘密を知らなければならない、て方向かな?

2021-05-15 16:24:17
切人 @i_krhto

@mch_yrhw 物の怪に人が取られるってのは天災で失った、に近いので「探す義務はない(むしろ諦めろ)」になります。 厄介払いには最適な理由なんですが、この山姥の場合、それを逆手に取った感じがします。 男性側に強制的に諦めさせる手段なので、男性にメリットはない。嫁という道具を失いますからな(続

2021-05-15 16:30:09
切人 @i_krhto

@mch_yrhw なので、何故男性がこれを解決……山姥退治をしなかったのか、て疑問が残ってしまう。 村中の女性が、自分の息子にひたすら知られないように山姥の恐怖だけを植え付けたのだとしたら、自分の息子信じなさすぎ案件になり、DV息子にならんように育てろや、てなるw(続

2021-05-15 16:33:21
切人 @i_krhto

@mch_yrhw そうなると、では男性側にも何かしらのメリットがあって、山姥退治をしなかったのでは、となるんですが……ないんだなぁ、メリットが。 なんだかんだで「裏方」に回ることが多い女性に対して、日々の家事やら何やら任せている男性が何かを隠し通すことは無理なんじゃないですかねぇ。

2021-05-15 16:36:04
もちもち @mch_yrhw

@i_krhto 例えばですが家事の体制が整っていれば可もなく不可もなし、てところなんですかね。メリットがあるというか、余剰が無くなった方向であれば、敢えて天災に対して行動することもない、みたいな。 家事の体制というのは、村での互助関係のような

2021-05-15 16:47:19
切人 @i_krhto

@mch_yrhw この山姥の世話にならざるを得ない嫁さんは共通して「旦那がロクでなし」なんですよね。 死ぬまでこき使われて気分でぶん殴られて自分勝手にセックスされて、子供ができたら全部背負わされてもしかしたら「いらなくなったから」で自分を人買いに売り飛ばすかも知れんロクでなしが前提になる感じです。

2021-05-15 16:55:51
切人 @i_krhto

@mch_yrhw こんな条件下でも「女性から離婚(離縁って言ったほうがいいか)ができない」時代は、山姥システムを使って「人間社会で一度死ぬ」しか手がなかった。 で、まぁ、こんなのが出来てしまうってことは、周囲の人間がどうこうしてもどうにもならんから山姥に頼るって形になるわけで。

2021-05-15 16:58:39
切人 @i_krhto

@mch_yrhw 嫌な言い方をすれば、男性のとっては「自分の財産(嫁)が天災によって強制消失」になり、この手の人間が「まぁ、財産(他の労働力なり)が足りてるからいいか」となるはずもないんだがなぁ、って感じですね。 自分の命をかけるほど欲はない、てなると、それはそれで「中途半端なロクでなし」てなるw

2021-05-15 17:02:09
もちもち @mch_yrhw

@i_krhto なんとなく、既存を自分の命かけて探すよりは新しい道具を探した方が合理的な気もするんですがまあそこはろくでもない人間てとこなのかな🤔 執着がある、というか。 そうなると当時の未知のものに対する脅威の大きさなのかな…きっと今よりも信仰心?迷信?が大きそうだから→

2021-05-15 18:14:13
もちもち @mch_yrhw

@i_krhto 執着を上回る効果があったとか…?? メリットよりも抑制力のがなんか強いです。当時のメリットて何があるのですかね🤔🤔 しかも集落単位で準備するとは思えないですよね、山姥側が準備するとなるとかなり小規模となりそう…代わりの女性を準備するとかは本末転倒になりそうですし…

2021-05-15 18:17:56
切人 @i_krhto

@mch_yrhw 普通には逃がさないが、物の怪を相手にして戦うほどではない、ていう、なんか、こう……ロクでなしだなぁ!感が凄いですよねw 当時の人間にとって、物の怪とはそれだけの影響力があったと思うと、このシステム考えた最初に人が物凄い賢かった気もします。

2021-05-15 18:23:33
切人 @i_krhto

@mch_yrhw 所謂「縁切寺(その寺の敷地に嫁が逃げ込んでしまったら、もう干渉は出来ないシステム)」と同じ感じ、という話もRT先にありましたし、法律より前に立つ「決まり」が機能してたのかもですな。 ロクでなしが「村に一人」くらいの存在なら、そいつが黙れば万歳おしまい、で、終わったのかも。

2021-05-15 18:25:53
もちもち @mch_yrhw

@i_krhto 当時や更に辺境の集落だったりしたら当地の決まりの方が強いでしょうしね! 慣習となっていたということは、ろくでもない人間が継続的に一定数いたってことが1番ホラーすわ(´^p^`) 今確認したら元ツイがバズってて鼻水吹いてしまいましたw 宣伝は済ませてますか?!

2021-05-15 18:49:33
切人 @i_krhto

@mch_yrhw ぶっちゃけ「父親がそうだった息子」はそうなる可能性ありますし、連綿と続いてきたロクでなしだと思うと「よし、みんなでそこを鬼の住処として焼き討ちしようぜ!」のほうが早い気がします。 いろんな方面でホラーなんで好きですw 本当なんでこんなのバズるんだ……宣伝はした!(゚∀゚)

2021-05-15 19:15:41