【ORIRONPA🎮404】Last Chapter（裁判中編）

勇者 @right_404

「絶対納得できないけど……とりあえず聞くだけ…ね」

裁縫師 @Crafter_404

「わたし…厳しい選択をさせてるよね……言ってしまえば、生きるか、死ぬか。 でもね、ヒーローで勇者のあなたなら、きっとDeleteを選んでくれるって信じてる。 …あなたを守ってくれたお兄さんみたいに、次はあなたがお兄さんや、みんなの道標になって欲しい。」

勇者 @right_404

「ご丁寧にどうも……でもやっぱりまっっったく納得いかないから言いたいこと言わせてもらってもいい？」

裁縫師 @Crafter_404

「………うん。」

勇者 @right_404

「正直、凪が帰りたいのなら俺は消えたってぜんぜんいいんだよ。でもさぁ……本人が帰る気なさそうなんだもん」

勇者 @right_404

「残念だけど、俺からしてみれば、あまり話したことないあなたより……友達の意志のほうが大事なんだよね。……相手を生かすことが必ずしも相手の幸せに繋がるとは限らない…って俺は思うんだ(軽く笑って)」

勇者 @right_404

「だからさ……俺に死んで欲しいなら凪を説得してみせてよ。絶対助ける自信があるのなら、この場で生きる気にさせるぐらいできるよね？…………俺から言いたいことはそれだけ。」

裁縫師 @Crafter_404

「…………うん、わかった。 あなたは友達として、彼の選択を見届けてあげてね……」

裁縫師 @Crafter_404

「…最後に……騎士さん。 …ねぇ、鴉取白露さん。」

騎士 @404_knight

「…(真っ直ぐ貴方を見据えて)」

裁縫師 @Crafter_404

「お願い……彼を助けて…！ あなたの意思が、命が、彼を助ける大きな力になるの。 残酷で…辛い選択だけど…きっとあなたなら助けてくれるよね…？」

騎士 @404_knight

「……そうだね、…それがきっと正しい。…ゲームのキャラクターに過ぎない僕たちは、……現実の人を縛る存在にはなっていけないもの」

騎士 @404_knight

「……正しい、分かってるんだ。…でもね、もう少しだけ、待ってくれる？………ごめんね、…キャラクターにも人として向き合ってくれてありがとう」

騎士 @404_knight

「……幸せって、なんだろう。(困ったように笑って)」

裁縫師 @Crafter_404

「…………(口を引き結び)」

裁縫師 @Crafter_404

「……わたしの幸せは、彼を救うことだよ。 もし迷ってるなら、わたしの手を取って。深く考えても、難しいことだと思うから……」

騎士 @404_knight

「君が優しいから、迷っちゃうな。……邪魔だから消えてって言われれば、諦めもついたのに」

騎士 @404_knight

「……でも、深く考えないと。これは、自分で選ばなきゃいけないことだと思うから」

裁縫師 @Crafter_404

「……邪魔じゃないよ。みんなで選ぶことだもの。 …あなたがdeleteを選んでくれたら、きっと彼の、他のみんなの力にもなると思う。わがまま言ってごめんね。 最後に、わたしにもあなたを信じさせて欲しいの。」

裁縫師 @Crafter_404

「……うん…ゆっくり考えて…」

裁縫師 @Crafter_404

「……二嶋 凪くん。わたしの今から話すこと、少しでいいから聞いてもらってもいい？」

二嶋 凪 @recorder_404

「…………(貴方から目を逸らし押し黙って)」

裁縫師 @Crafter_404

「あなたが外の世界に出て、不安なことはなに？ わたしたちは、どんなことがあってもあなたを見捨てないよ。 外の世界には、あなたにもっともっと見せたい景色が沢山あるんだよ。それを…みんなにも見せてあげて欲しい。」

裁縫師 @Crafter_404

「この世界だけで終わらせないで。わたしは、あなたに生きていて欲しいから……みんなにも、あなたにも辛い選択をさせることになるけど、それが大きな一歩だと思う。 この選択で、あなたが少しでも前を向いてくれたらいいなって…」

二嶋 凪 @recorder_404

「……オレは………、…帰ったところで誰も喜ぶ人なんか居ませんし。…目覚めない方が幸せですよ、きっと。オレも、向こうも。」