巖谷國士★岡上淑子をめぐるツイート
福岡市美術館での岡上淑子さんをめぐる★講演から、唐津シアター・エンヤでの★『マン・レイと女性たち』まで、全国からの多くの観客・読者と出会い、対話することができた。大半は自由を求める女性たちだった。たくさんの有形無形の贈り物をいただいて帰途に着き、いま家で休んでいるところです。★ pic.twitter.com/xOvtQVlVAa
2022-11-14 22:04:37画廊バー「キネマの月」のあちこちには、店主のロシア体験がさりげなく活かされている。若い女性たちと★は当然のようにロシア式の紅茶をいただいた。コケモモのジャムと、ブルガリアの薔薇のジャムで旨い、暖かい。岡上淑子さんにも、旧レニングラードを熱愛する妻にも、一杯のませたかった。★ twitter.com/papi188920/sta… pic.twitter.com/VqFeqkauK7
2022-11-12 23:34:26さらにパリの画家・大月雄二郎のお嬢さんのやっている画廊バー「キネマの月」へ。センスのよいすっきりした店内で、稲垣足穂の『一千一秒物語』に因む大きな月の絵のほか、たくさんの絵画・オブジェ作品に出会える。どうしてこんな心地よい店が福岡にしかないのだ〰。🌕🌙★ pic.twitter.com/i6AqfTq1Es
2022-11-12 23:07:11講演「岡上淑子とその時代」を終えて、地元と全国から集まったみなさんと話をして、福岡市美術館を出たら、こんな雲だった。今日は暑いくらいだ。やはり九州は気候が違う。★ pic.twitter.com/YZlsitDLa6
2022-11-12 18:29:29福岡市美術館、展覧会場の入口。作品点数が多く、相当に見ごたえがある。明日14時からの★講演は今年94歳の偉大なコラージュ作家、岡上淑子さんを中心とする。講演後はロビーで、観客と話ができるとのことで、楽しみ。★ pic.twitter.com/nMzRd040vI
2022-11-11 22:23:39そういえば、藤野一友にも洋梨の絵がある。岡上淑子さんのリクエストで描いたものらしく、あの「幻想」画家にはめずらしい静物画。この作品についても、明日の講演で触れます。★ twitter.com/papi188920/sta… pic.twitter.com/1xwhxqIv7y
2022-11-11 11:07:31山形の洋梨、ラ・フランスの三美神。青山の友人から贈られたもので、姿はごつごつ、あっちこっち向いているが、美神だから美しい。そして、もちろん旨い。感謝。★ pic.twitter.com/WBKztYZyYY
2022-11-09 13:33:21昨日ようやく、福岡市美術館の「藤野一友と岡上淑子」展の正式図録を兼ねたすてきな画集、『岡上淑子・藤野一友の世界』が届いた。タイトルで両者の名前が逆転しているのは興味ぶかい。明日の★講演「岡上淑子とその時代」では、そのことについても触れよう。河出書房新社刊。★ pic.twitter.com/52yhhixu1R
2022-11-11 08:15:38これもリツイートします。11 月12 日の福岡市美術館での講演「岡上淑子とその時代」の翌日、唐津の「シアター・エンヤ」で講演と映画・写真+食事の会。福岡から唐津へは1時間ほど。連続したイヴェントになるでしょう。★ twitter.com/theater_enya/s…
2022-10-23 22:33:08/ #シアターエンヤ マン・レイの自由な手 ~巖谷國士による講演+映画と写真の会~ 開催のご案内 \ 11/13に #巖谷國士 先生をお招きして、20世紀を代表する芸術家 #マン・レイ の講演会をします👏 芸術の秋に、豊かなアートの世界を楽しみませんか。 ▼詳しくはコチラ👇 theater-enya.com/archives/4112 pic.twitter.com/ADQwdsKlgX
2022-10-20 19:26:58@AntjeGummels これは岡上さんの作品のなかでも、おだやかなものです。敗戦後の数年間だけコラージュを制作したすばらしいアーティスト。★
2022-10-06 23:57:0611 月12 日(土)14時から福岡市美術館で、「岡上淑子とその時代」という講演をします。「藤野一友と岡上淑子」展の一環で、★は岡上さんのコラージュ作品、シュルレアリスム、女性と自由、などについて話す予定。また皆さんとお会いできますね。写真はわが家にある作品。★ fukuoka-art-museum.jp/event/58926/ pic.twitter.com/Qp1xBLGyLX
2022-10-06 16:27:22@gamayauber01 瀧口修造は東京大空襲で高円寺の家を焼かれ、金沢へ逃れてから成城で間借り生活になったが、焼跡だらけの東京をさまよい、さまざまな活動をしている。そのひとつが「出会い」だ。若い山口勝弘や武満徹と出会って「実験工房」を援護した。岡上淑子や草間弥生とも出会って「タケミヤ画廊」で紹介した。★
2022-04-03 14:50:10個性のある、個性を描きこまれた女性像。しかも分身していて、首だけ。マグリットの男性像はすべて無個性だし、女性像もほとんどそうだから、これは珍しい例です。こういう謎かけにマグリットの普遍性を見てもいい。岡上淑子のコラージュの見方にまで波及しますね。★ twitter.com/flaneur_fleur/…
2022-01-24 14:20:49@papi188920 この女性、かなりいい顔をしてますね! 岡上淑子のコラージュは男性の多くが無個性な「群れ」なのも気になっています。軍隊とも繋がると思います。男性像、掘り下げてみます。
2022-01-24 14:02:43マグリットにはこんな絵もあります。たいていは「ほら、考えてごらん」だから、彼自身の女性観に直結はしないけれど、男性の描き方とかなり違う。他方、「岡上淑子のコラージュにあらわれる男性像」はおもしろい、重要なテーマですね。戦後の、そしていまの日本社会にもかかわってくるので、ぜひ。★ twitter.com/flaneur_fleur/… pic.twitter.com/uWjwgB33UZ
2022-01-22 13:30:26@papi188920 ありがとうございます。岡上さんの場合は、女性が男性の頭をつまみあげてハンドバッグに放り込もうとしている作品もありましたよね。ちょっと黒いユーモアがあって好きです。マグリットのほうは胸と性器が顔みたいに見える(身体だけになっているといえるのだろうか)女性を描くのもおもしろいです。
2022-01-22 12:47:11そうですね。岡上淑子さんのコラージュにあらわれる身体のない男性像、もしかするとマグリットの肖像写真が先どりしていたかもしれない。マグリットだと絵にも頭だけの男性像がよくあるし、女性像もときどきありますが、おもしろい発見です。★ twitter.com/flaneur_fleur/…
2022-01-20 23:15:47ちょっと岡上淑子のコラージュを思いだします。彼女の作品には、首から上を煌びやかなオブジェに転身させた女性たちとは対照的に、身体を喪い、首から上だけになってしまった小さな男性がたくさん登場する。自分からそうなってしまうのが、マグリットのすごいところなのかもしれない twitter.com/papi188920/sta…
2022-01-20 23:02:25@gamayauber01 岡上淑子さんもそうですね。いわゆる上流階級の学校ではないでしょう。母は幼時に父をなくして借家住まいだったし、妻は問屋の娘です。★
2021-09-08 21:51:06@gamayauber01 恐怖体験とは、よほどのことですね。東洋英和には独特のものがあるが、いわゆるお嬢様とはかぎらず、下町の少女も多かったらしい。卒業生でいうと、高峰三枝子から長岡輝子まで、さまざまですね。★
2021-09-08 21:21:10ガメ氏と話の方向がずれたようなので、解りやすくするために、瀧口修造の戦後の試みを挙げます。実験工房やアンデパンダンの影響は60年代に及びました。タケミヤ画廊の活動からは岡上淑子や草間弥生、野中ユリなどの女性たちも登場します。オブジェの店も自由の追求でした。精神は今も受けつげます。★ twitter.com/papi188920/sta…
2021-04-27 00:28:16@gamayauber01 強制された自由が「真の自由/解放でありうるか」を疑う人々も多かった。以前にツイートしましたが、自由とは与えられるものではなく、獲得するものだという実感もあった。自由とは反抗だというブルトンの感覚も、60年代には一部で共有された。★
2021-04-24 13:42:03@8FvyFWBIwqYqCK1 @gamayauber01 50年代のものですが、岡上淑子さんのコラージュ集『美しき瞬間』(河出書房新社)はいかがでしょうか。★が解説を書いています。★
2021-04-25 03:45:31タンゴの藤沢嵐子。忘れられない、すてきな名前です。当時、占領下とその後数年間の日本では、とくに女性たちのあいだに、じつは「自由」の可能性がひろがっていた。岡上淑子さんのコラージュ時代と重なります。オルケスタ・ティピカ東京。音楽ツイートをつづけようかな?★ twitter.com/puccilimone/st…
2021-03-05 14:20:05@papi188920 タンゴを日本に広めた貢献者にランコ・フジサワさんがいますね。彼女のデビュも、マン・レイがパリに発った1951年の頃らしい。世界中に、音楽があふれていた時代。 彼女の出身高が上野の忍岡高で…唐十郎の黄金バット、黄色いカーディガンを翻す幻想女教師が出現、舞台は忍中旧校舎…まで類推が拡がる
2021-03-05 08:52:53@flaneur_fleur ジプシー・ジャズといえばまずヨーロッパのジャンゴですが、日本でも★の出会った曲、岡上さんのような戦後の若い女性が聴いていた可能性のある曲だと、アメリカでスタンダードになったものですね。そういうのをまず聴いてみましょうか。★
2021-02-06 12:51:49youtu.be/KoYHWgj1Gcs 体は小さく、衰えていても、このように歌うピアフの驚くべき強さ。《ノン、私はなにも後悔しない》という題名を、「水に流して」などと誤訳してしまう日本社会の弱さ。だが岡上さんのような女性たちは、この「歌」から勇気を得ただろう。なんという表情、声、巻き舌。★ twitter.com/papi188920/sta…
2021-01-25 16:28:47youtu.be/OjY9IDlhFUk 50年代前半には、ラジオから流れるシャンソン、とくにピアフの歌声を、岡上さんも聴いていたはずだ。《パダン・パダン》はピアフ自身にずっとつきまとっていたという「音」で、幼時の★の耳にも住みついた。のちに澁澤龍彦の家を初訪問したとき、この歌も合唱したと思う。★ twitter.com/papi188920/sta…
2021-01-25 12:02:08youtu.be/OjY9IDlhFUk 50年代前半には、ラジオから流れるシャンソン、とくにピアフの歌声を、岡上さんも聴いていたはずだ。《パダン・パダン》はピアフ自身にずっとつきまとっていたという「音」で、幼時の★の耳にも住みついた。のちに澁澤龍彦の家を初訪問したとき、この歌も合唱したと思う。★ twitter.com/papi188920/sta…
2021-01-25 12:02:0865年、澁澤龍彦の小町の家にはじめて招ばれたとき、夫人と3人で歌になった。軍歌も出たが★はよく知らないので、シャンソンからロシア民謡・童謡・革命歌・歌謡曲・オペラのアリアなどへと展開し、夜中まで歌いつづけて倒れた。どんな歌になじんできたかを確かめあった感じで楽しかった。★ twitter.com/papi188920/sta…
2021-01-17 05:24:45youtu.be/DUcE1kbHC_Y 1947年からたえず聞えていた「歌」。悲惨な歌詞のようだが、菊池章子のクールな歌い方もあって、ある種の強さを感じる。「誰がした」への答には「自己責任」という嘘などありえない。武田百合子も岡上淑子も、敗戦後に自立と自由を生きはじめる若い女性たちはここを通った。★
2021-01-23 17:31:43@flaneur_fleur もちろん!ゆっくり拝読します。そういえばすこし前のツイートに、岡上さんの名前を出した気がする。彼女のコラージュ時代の「歌」のことも書こうかな。「音楽体験」ツイートは反応が少ないので、やめようかと思っていましたが。★
2021-01-21 00:30:50武満徹夫人の浅香さんも合唱に加わった。戦中・戦後に青春期をすごした女性にとって「希望」「自由」は切実だったろう。彼女が級友・岡上淑子のコラージュを、武満徹を介して瀧口修造に見せたことは忘れられない。浅香さんも昨年亡くなったが、追悼とともにこの歌。★《翼》youtu.be/2KIlxZONSPc twitter.com/papi188920/sta…
2021-01-16 17:53:26以前に書いたことがあるが、中井英夫の家の「薔薇の会」の酒宴に招ばれたとき、澁澤龍彦と武満徹は庭の薔薇をロクに観賞せず、座敷で軍歌を合唱しはじめた。軍歌を忌みきらう中井英夫は自室にもどって寝てしまった。軍歌好きというより同世代のヨシミらしいので、★はすこし離れて聴いていた。★ twitter.com/papi188920/sta…
2021-01-16 15:42:38