- sakura_kyouko_
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さやかの右手が吹き飛んだ。 アタシは想定しない出来事だった。 ほむらは時間を止めて撃ったのだろう。 だから、アタシがかばう事が出来なかった。 さやかにとっての、右手は大切な右手なのに、だ。
2011-08-14 22:22:48アタシはほむらに攻撃した。 アタシは涙を流していた。 アタシは必死だった。 さやかが回復早いのをしっていた、だからアタシはコレ以上攻撃させない為にもほむらとマミを止めるしか無かった。
2011-08-14 22:23:49アタシにはさやかがさやかにしか見えないのに、周りはさやかが魔女に見える。 この唄だって、きっと鳴き声にしか聞こえないに違いない。 さやかの唄。 こんなにも綺麗な歌声なのに。 さやかって、唄上手かったんだな。
2011-08-14 22:26:37アタシにはさやかがさやかにしか見えないのに、周りはさやかが魔女に見える。 この唄だって、きっと鳴き声にしか聞こえないに違いない。 さやかの唄。 こんなにも綺麗な歌声なのに。 さやかって、唄上手かったんだな。
2011-08-14 22:26:37しばらくすると、唄が終わった。 その唄が何の唄かは知らない。 別に知らなくてもよかった。 さやかが……アタシを抱きしめた。
2011-08-14 22:27:25「でも、信じた瞬間にアタシ、消えるんじゃないかなって思うと怖くて。だから、アタシの最後に残った道しるべは、アンタだったんだよ、杏子」
2011-08-14 22:28:14「だけど、アンタがマミさんとほむらに手を出すんだったら、いつまでもアタシのワガママをつき通せないかなって思っちゃって」
2011-08-14 22:28:46「だから、もういいよ。アタシは泡になって消えてしまうかもしれないけど。アンタは頑張りなさい、アンタはアタシにとって 最高の友達なんだから」
2011-08-14 22:29:28アタシは叫んだんだ、必死に。さやかの名前を呼べばさやかが帰ってくるって信じて。 馬鹿かもしれないけどな。 マミが肩を叩いた。 「佐倉さん……アナタは本当に」
2011-08-14 22:31:03「ああ、そうだよ。アタシには最期までアイツがさやかに見えていたんだよ。クソ、クソ!!アイツ、最期にあんなかっこいい事言いやがって!!アタシだって、アイツは親友だと思っているよ!!クソ!!!」
2011-08-14 22:31:38マミは続けてこう言った。 「……魔女が最期の言葉を告げて、円環の理に導かれたとしたら。美樹さんは幸せだったんじゃないかしら」 そう言って、マミはアタシを抱きしめてくれた。
2011-08-14 22:32:27……って所で目が覚めた!!ばーかばーか!!さやかのばーか!!起きたらすぐにさやかの所言って抱きしめてやったぞ!!ちくしょう!!!!
2011-08-14 22:32:50