音楽的律動についての精神分析覚書

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John @HOMO_RELIGIOSUS

音楽は音声言語の拡張として無限次元の自由な精神の活動を一次元(というか一点)に写像する方法として発展したものだと捉えている。 (メモ:ワルツは理性的なある意味で”閉じた”リズムで、近現代の四分の二拍子は脱人間理性的なリズムだと思う。というのも、三拍子のワルツは三位一体の隠喩だから)

2021-07-22 13:31:31
John @HOMO_RELIGIOSUS

ワルツには様々なメタファーを考えることができる。 そもそもワルツというのは高地ドイツのヴェラーという農民のダンスが元だったらしいが、それがドイツやフランスと複合し、音楽として広まっていった。 これは男女のペアで踊るもので、態々言わずもがなのことを言えば、子作りのメタファでもある。

2021-07-22 13:33:29
John @HOMO_RELIGIOSUS

父子母という三つの象徴の機序をキリスト教の三位一体に照らし合わせ、ワルツによって示していると考察することができるし、このワルツの律動が、後のドイツ神秘主義〜ヘーゲル思想などにも文化的に近しく繋がっていったのだろうな、と簡単な予想を立てることもできるんじゃないかと思う。

2021-07-22 13:35:51
John @HOMO_RELIGIOSUS

これはドイツ語が、男性名詞、女性名詞、中性名詞という三つの文法性を持つことからも類推できる。 三、あるいは中立一元的秩序は調和の数であり、ラカンの言う象徴的関係でもある。 一方で二拍子、四拍子は挑戦的で想像的関係にあり、これは理性的でない。

2021-07-22 13:38:17