@Music_SAFによる小菅優「情熱のカデンツァ」紹介

(公財)埼玉県芸術文化振興財団 音楽担当(@Music_SAF)さんが小菅優の「情熱のカデンツァ」をご紹介してくださったので勝手ながらとぅぎゃりました。 なお、文中にもあるように、本書は絶版です。amazon(http://amzn.to/pdkJGq )や古書jp(たとえば http://bit.ly/r58k95)などで古本では手に入るようです。 小菅のプロフィールは 続きを読む
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休館中|彩の国さいたま芸術劇場<音楽> @Music_SAF

小菅優さんといえば、2005年に著書を出していらっしゃいます。NHK出版から『情熱のカデンツァ』。残念ながら、現在絶版のようですので、少し内容をご紹介しましょう。(なお、中古であれば現在でも入手可能です。)

2011-08-14 11:09:39
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【小菅優『情熱のカデンツァ』1】 「クリスマスイブのサンタクロース」・・・カール・ハインツ・ケマリング教授に師事する為ドイツへ渡ることになったいきさつについてのエッセイです。10歳で渡独を決意!

2011-08-14 11:13:47
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【小管優『情熱のカデンツァ』2】 「音楽の旅 言葉の旅」…10歳で留学目的のドイツへの移住はなかなか大変だったようです。手続きの問題、住居の問題、言葉の問題、習慣の違い…様々な問題を乗り越えていきます。12歳頃からコンサートも増え、16歳頃からは演奏旅行にもひとりで出かけるように

2011-08-14 11:20:19
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【小菅優『情熱のカデンツァ』2-2】 (承前)16~17歳頃には、日本やミュンヘンで音楽事務所が決まって、ますます演奏会が増加。この頃、「エモーション(感情)とレーション(理性)」のバランスを取る方法を模索し、声楽の先生に呼吸法やリラックス法を学んだそうです。

2011-08-14 11:26:19
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【小菅 優『情熱のカデンツァ』3】 「ハイドンのデクストロ-エネルゲン効果」…フランスのリルでのピアノフェスティバル出演に絡んでのエッセイ。デクストロ-エネルゲンというのはドイツで有名なラムネだそうで、食べたとたんに脳から赤い光線が走って元気になるCMがあったようです。 #小菅優

2011-08-15 11:39:57
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【小菅 優『情熱のカデンツァ』4】 「消えたホール」…ハプニング続きだった、ドイツ西部の町で行なわれたコンサートの逸話。さてさて、「消えたホール」とはどういうことでしょうか? 詳しくは読んでのお楽しみ。 #小菅優

2011-08-15 11:42:22
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ところで、なぜ小菅優さんのことをご紹介しているかといえば、当劇場で現在、3年にわたるシリーズ企画『小菅 優の現在(いま)』にご出演いただいているからなのです。10/15が最終回! 今回はリサイタルです。公演についてはコチラをご覧下さい。→http://t.co/k0qrCl3

2011-08-15 11:45:00
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【小菅 優『情熱のカデンツァ』5】 「モーツァルテウムのユニークな日々」…ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院でのユニークな授業紹介。ピアノ構造の授業では自分で調律したり弦を張る実技も! その他、現代音楽や即興のクラスのことも書かれています。 #小菅優

2011-08-16 13:00:42
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【小菅 優『情熱のカデンツァ』6】 「『シャーマン』世界初演」…西村 朗作曲のピアノ協奏曲「シャーマン」は、小菅さんにとって初めての世界初演体験。作曲家に直接質問したり打ち合わせできるのは、現代作曲家作品ならでは。 #小菅優

2011-08-16 13:01:29
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【小菅 優『情熱のカデンツァ』7】 「ブレーメンの音楽隊」…ドイツ放送局奨励賞の受賞で北ドイツのブレーメンへ。受賞記念コンサートでは、モーツァルトのピアノ協奏曲(変ホ長調 KV 271「ジュノム」の第3楽章)で初めての弾き振りを体験。 #小菅優

2011-08-17 13:11:48
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【小菅 優『情熱のカデンツァ』8】「大晦日の1曲」…2003年の大晦日は画家とデザイナー夫妻のアトリエで開かれたジルヴェスターコンサート。夫妻のアトリエでのコンサートはこれが3度目。なかなかコンサートでは弾けないようなプログラムに挑戦できる家庭的なコンサートのようです。 #小菅優

2011-08-17 13:13:13
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【小菅 優『情熱のカデンツァ』9】 「南国でのロングバケーション?」…シンガポールでの、ラフマニノフ《パガニーニの主題による狂詩曲》演奏のエピソード。(1996年のテレビドラマの“ロンバケ”でラフマニノフの珍妙な編曲が登場したようですね。) #小菅優

2011-08-18 13:06:24
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【小菅 優『情熱のカデンツァ』10】 「雨あがりの『雨だれ』」…2004年のラ・ロック・ダンテロン音楽祭。野外コンサートなのに、何と開演5分前に急な雨が。止むのを待っての開演となりました。湿気で音は狂ってしまったけれど、森の中での演奏は特別な雰囲気だったようです。 #小菅優

2011-08-18 13:08:36
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【小菅 優『情熱のカデンツァ』11】 「ハリー・ポッターとハリーの災難」…小菅さんは映画が大好き。映画音楽にも厳しいチェックが。『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』の音楽はジョン・ウィリアムズ。『E.T.』のことや、はたまたバーナード・ハーマンのお話まで。 #小菅優

2011-08-18 13:10:20
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【小菅 優『情熱のカデンツァ』12】 「空港での悪夢 モンペリエから日本へ1」…世界を股にかけての移動にはトラブルがつきもの。乗り継ぎのための空港間の移動がうまくいかなくて予定の飛行機に間に合わなかったり、突然予定便がキャンセルになったり。あの手この手で切り抜けます。 #小菅優

2011-08-19 20:08:56
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【小菅 優『情熱のカデンツァ』13】 「ひとり旅・カデンツァ モンペリエから日本へ2」…日本では食べ物も楽しみ。そして「日本人にヨーロッパ音楽が演奏できるのか」という偏見がない分、安心感があるといいます。この時の日本公演は協奏曲。ということで「カデンツァ」についても。 #小菅優

2011-08-19 20:10:17
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【小菅 優『情熱のカデンツァ』14】 「ワシントン賞と芸術の真実」…ワシントン賞受賞をきっかけに、カーネギーホールでの2005年11月のリサイタルが決定。そこから、演奏家としての自分の姿勢について、真実の追究ということについて思いをめぐらせています。 #小菅優

2011-08-20 10:22:43
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【小菅 優『情熱のカデンツァ』15】 「音楽と美術の響き合い」…パリでは美術館めぐりが楽しみの一つ。小菅さんはカンディンスキーがお好きだそうです。音楽にも美術にも、人を動かすエネルギーがあるという共通項が。 #小菅優

2011-08-20 10:24:29
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【小菅 優『情熱のカデンツァ』16】 「音楽とストーリー」…どの曲を弾くときも必ず自分なりのストーリーやイメージをつくるという小菅さん。もちろん、時間がたつとそれらは変わってきます。音楽のイメージとしての物語をつくるだけでなく、読書も大好き、とのこと。 #小菅優

2011-08-21 12:01:19
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【小菅 優『情熱のカデンツァ』16-2】(承前)「子どものころから読書という形でいつもストーリーとたわむれてきたことが、今の私の演奏に結びついているのだと思います」と記す小菅さん。先日のインタビューでもそんなお話が。そして、10/15のリサイタルのプログラミングにも…。 #小菅優

2011-08-21 12:02:06
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【小菅 優『情熱の…』16-3】(承前)「音楽も、ある曲や全集をとおして、聴いているうちに感じるさまざまなイメージや思いつきを、聴き手のみなさんそれぞれに、心のなかにもって帰っていただけるよう、演奏者の私自身の想像力の翼をめいっぱい広げて弾くように心がけています。」と。 #小菅優

2011-08-21 12:02:44
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10/15の小菅優さんのプログラムは、シューマン《蝶々》《幻想小曲集》、リスト《ヴェネチアとナポリ》、シューマン作曲リスト編曲《春の夜》《献呈》、リスト《孤独の中の神の祝福》です。インタビュー記事もお読みいただける公演詳細は→http://t.co/AFxqTr2 #小菅優

2011-08-21 12:05:49
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【小菅 優『情熱のカデンツァ』17】「ディストラーって誰?」…小菅さんの大学院の卒業論文。テーマは、フーゴ・ディストラー(1908-1942)の宗教合唱曲《コラール・パッション》。音楽と言葉の関係についてのかねてからの関心を深めるにも、ふさわしい研究対象だったようです。 #小菅優

2011-08-22 11:03:09
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【小菅 優『情熱のカデンツァ』18】 「聴衆はMr.マイク」…録音の仕事について。12歳で初CD(ショパンの前奏曲集)を録音した小菅さん。セッション録音の段取りのことや、コンサートと録音での弾き方の違いなどについて書かれています。 #小菅優

2011-08-22 11:03:47
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【小菅 優『情熱のカデンツァ』19】 「過酷なジャケット撮影」…CDのジャケット撮影も、結構な大仕事。ドレス打ち合わせ、CD発売元とのミーティング、当日は衣装替え、ヘアメイク、撮影の繰り返し。合間にはインタビューまで…。 #小菅優

2011-08-23 14:02:01