2011/8/17・16：30開始　政府・東京電力統合対策室合同記者会見　「工程表更新」会見

jaikomanさんの一問一答
http://genpatsu-watch.blogspot.com/2011/08/2011-8-17.html#000505

細野大臣「4／17政府としてさらには統合対策室、クレジットは東電だったが実質的に一体となってロードマップ発表してから4ヶ月経過。道筋の更新は国民の皆さん、国際社会に対する政府としても重要な発表。今月の更新は従来から大きな変更を伴うものではない。プロセスの中では1～4号機燃料プール冷却進むなど進展はあった。厳しい環境で全力で努力している作業員の頑張りによる所が大であり冒頭その点はお伝えしたい。このあと園田政務官と相澤副社長から報告ある。今後冷温停止に向けて更に道筋進めていかなければならない。最大の課題は汚染水処理能力強化、確実に中に入れることで冷却機能強化し冷温停止に持っていくプロセス。厳しい環境で作業進めているので様々なトラブル発生すると思うが東電政府総力結集してロードマップ冷温停止にもっていきたい。除染についても改めて記載している。福島の復旧復興考えると除染は重要な作業。先日閣僚懇談会でも総理から除染勢力上げて取り組むようにと、その中で私が責任者をやるようにと。お盆の期間も何度か打ち合わせ、できるだけ早い段階で政府としても除染作業入っていくこと考えている。大変申し訳ないがこのあと公務やらなければならない作業残っていて失礼しなければならないが大枠での質問受けてから失礼したいと思う。」

読売今津「最大の課題は汚染水処理能力強化ということだが第二セシウム吸着装置のサリーまもなく本格稼働　意義についてどうお考えでしょうか　今までのシステムで本来行けるはずだったが新たな展開あるか」
細野大臣「サリーは東芝が主に取り組んでいるものだが大きな期待。設置そのものは最近ではなく随分前から計画してようやく設置にこぎつけた。早い段階から2つの設備ではむずかしかろうと多重性観点からもう一つ設備作りたいと取り組んできた。3つの設備有効に活用して処理能力高めたい。汚染水他遺留分をできるだけ少なくすること重要　滞留水漁を下げれば注水量上げてもあふれ出る心配しなくてもいい。まずはサリー安定的に稼働させて滞留水少なくすることが大きなステップ」

ニコニコ動画七尾「大臣は13日放射性物質に汚染された災害廃棄物を福島県を最終的な処分場にするべきではないと発言。その背景の考え方」
細野大臣「現在福島県内には濃度高低はあるが相当量の放射性を帯びた廃棄物存在。すぐに県外に持ち出すことは極めて困難で其々の市町村に仮置きをお願いしている。福島県の皆さんには申し訳ないが国がもちろん費用を持つが仮置きをお願いしている。安定的貯蔵の仕方は政府検討していかなければならない。県内であるていどお願いせざるを得ない状況になるので県と市町村と協議。協議の際は最終的処分は国が責任をもってやることお約束すること極めて重要　処理そのものは福島の外でやること重要。そういう趣旨で申し上げた。まだ政府として明確に道筋できている状況ではないし政府全体で確認できているわけではないが福島県の皆さんと対話する際は政府として前提にするべきと」
七尾「なぜ県外かということは」
細野大臣「これだけ苦しい思いを県民の皆さんにさせてしまっている。政府として大きな責任を感じている。国として処分すること考えれば最終処分地県外での処分考えるべきではないか。福島の皆さんにすべての責任を負わせる福島県の皆さんにつらい思いをさせているので分かち合う部分必要ではということで発言しました」

月刊ファクター宮島「原発事故の損失総額どのくらいに成っているかはエネルギー政策考える上で必須の数字だがすでに紛争調査会から中間とりまとめでて支援機構法も通った。国としてどれくらいの損失で高そろそろ明らかにしていただけないか」
細野大臣「私も賠償の機構の担当大臣でもあるので賠償そのものの金額大きさによって中身変わってくる。概略数字は情報収集しているが賠償の全貌は明らかになっていない　対象範囲もまだ最終的に確定するまで時間かかる　其々の皆さんの賠償金額もまだ明らかでない。まだ暫くおよその金額把握するには時間係る。これからのエネルギーコスト原子力のコストいかほどか、エネルギーミックスの非常に大きな要素　できるだけ早い段階で賠償金額これくらいと把握しなければならない」