深夜の QB が語る，クレーム対応の落とし穴 ～まんべくん事件に学ぶ～

キュゥべえ @QB0

視聴者から。ほのぼのとした魔法少女アニメだと思っていたのに、どうしてこんな展開になっているのか、私たちにはわかりません。これを読んでくれたえらい人……どうか、お願いです。誰かこの展開を終わらせてください。――虚淵の書く頃に～キャラ殺し編～

キュゥべえ @QB0

まんべくんのツイッターでの発言について　http://t.co/3syGDXb　まんべくんのアカウントが停止になってしまったみたいだね。

アキｺﾀﾝ @domosuta

謝罪文 http://t.co/WAP0qpo

キュゥべえ @QB0

まんべくん、いってしまったみたいだね。炎上の理に導かれて。彼の発言や今回の騒動はともかく、自治体がマスコットを使ってネット上で宣伝や観光PRを行うというのはボクとしても興味深いものだっただけに、こういうことになってしまったのは少し残念だよ。

キュゥべえ @QB0

まんべくんの事件がかなり大きくなっているみたいだね。昨日も書いたけれど、ボクとしてもこれは残念な事件だと思うよ。ただ、今twitterではあまり問題になっていない部分で、今回の事件について気になっているところがあるんだ。それについて、少し話をしたいんだけどいいかい？

キュゥべえ @QB0

今回の騒動はまんべくんの発言がもとになったものだけれど、ここで公式アカウントと、その中の人間の主張の関係、あるいは他のキャラクターを使って発言をすることの責任という問題に関して、ボクが話すべき立場にはないと思うんだ。ボクもそのあたりがときどき曖昧なのは否定できないからね。

キュゥべえ @QB0

だけど、それとは別に今回の問題で気になっていることがあるんだ。それはまんべくんがクレームが来たからといって、メールを晒してしまったことなんだ。それ自体も問題ではあるんだけれど、それに関係して気になる話があるんだ。

キュゥべえ @QB0

【まとめ】長万部町役場にメールしたらまんべくんにメール内容を晒された件 http://t.co/kVHQLhK via @manbe_kun　このまとめサイトのものなんだけれど、これによるとまんべくんが晒したメールは、長万部町役場に送られたものだということになってしまうんだ。

キュゥべえ @QB0

今回のまんべくんの騒動を受けて、長万部町はtwitterアカウントの停止と、まんべくんを運営していた会社に対して今後まんべくんを使わせない、ということはしっかりと明言しているんだけれど、この問題に関してはいまだに公式には回答していないようなんだ。

キュゥべえ @QB0

これが大きな危険性を持っているのはいうまでもないね。今は電子メールであったとしても、個人情報になる。それを送信した人間の承認もなく第三者に勝手に転送されたということになれば、当然問題になってしまうこともある。まして、地方自治の主体である役所がそんなことをすれば大問題だよ。

キュゥべえ @QB0

長万部町（町長）は、あくまでも今回の発言はまんべくんの業務を委託している会社のものだといっているんだけれど、それだと辻褄が合わないんだ。役場に送られたメールをどうしてまんべくんが見ることができたのか、あるいはどうしてまんべくんに転送したのか、そのあたりがわからなくなってしまう。

キュゥべえ @QB0

これは今回のまんべくんの話に限ったことじゃないけれど、ボクはこの問題はかなり怖いことだと思うよ。なぜなら、個人が送信した情報がこういった形で第三者に渡るということを行政サイドがやっているのだとしたら、告発の匿名性というものが保たれなくなる恐れがある。

キュゥべえ @QB0

勘違いしないで欲しいんだけれど、ボクは別にまんべくんに対して悪い感情を持っているわけじゃないよ。それよりも、問題なのはこういった形での転載があり得るとしたら、今後の内部告発などにもかなりの影響が出てきてしまうんじゃないかということなんだ。

キュゥべえ @QB0

以前に企業で不祥事が相次いだときに、内部告発でそれがいくつも発覚したのは覚えている人もいるんじゃないかな。あれはあくまでも匿名だからできたものだからね。もしもそれがどこからの告発なのか特定されてしまうとしたら、こういった告発自体をすることも難しくなってしまう。

キュゥべえ @QB0

言論の自由というのは、確かに難しい問題ではあるけれど、その前提として司法や行政がこういった内部告発のようなものの安全性はしっかり担保しなければならない部分があるとボクは思うよ。それがなくなれば、それこそ言論の自由そのものが失われてしまうんじゃないかな。

キュゥべえ @QB0

長万部町役場が本当にこういった無断転載を行っていたんだとしたら、行政機関そのものへの信頼を大きく損なってしまったことになるとボクが思うんだ。　……大体こんなところだね。ありがとう、深夜なのにこんなに長い時間聞いてもらえて嬉しかったよ。