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無個性モブに見える
見るからに分かりやすい類型キャラってエンタメの掴みとしてとても大事で、深く描いていく中でその類型を純化したり類型を裏切るような要素を積み上げたりしてよりそのキャラクターの魅力を伝えていくことが多いけど、ワールドトリガーって初登場では類型が見えずほぼ全員無個性モブに見えるのよね
2021-08-14 09:31:48類型が見えないからパッと入り込みにくくて遅効性というかキャラの中が見えてくる4巻まで読んでってことになっていくのだろうけど一般の人類普通初対面の人の類型って余程のことがなければ見えないしそもそもそんなに類型にハマるものじゃないし
2021-08-14 09:37:24類型を見つけるのは難しい
生駒達人とか類型に当てはめやすそうなキャラでも初登場の数話だけ見て類型探すのめちゃくちゃ難しいし例えば辻ちゃんの「女の子苦手イケメン」犬飼の「コミュ強サイコパス」みたいなの初登場でキャラを印象付けるためにかます類型ネタでいいのにだいぶ後から出てきている(傘モブ時代は置くとして
2021-08-14 09:42:47類型に見えても類型ではない
もちろんC級3バカや唯我みたいな類型キャラもいるけど逆にいうと初登場のとき類型が鮮明に印象づけられた上にその類型の延長上で内面が深められていくC級3バカや唯我みたいな類型キャラはほとんどいない、初登場で類型が見えた気がしてもしばらくするとその類型に属さないことに気づくキャラが多い
2021-08-14 09:46:47犬飼澄晴の類型、片栗粉踏む人じゃないもんね、後輩に諌められるお調子者のあほの子枠は完全なブラフで片栗粉発言は犬飼澄晴においてはむしろ「犬飼澄晴の類型を裏切りつつ彼の在り方を深める要素」の側の言動
2021-08-14 09:51:18すなわち遅効性
でもワールドトリガーは「初登場のあのエピソードでこの人こういう類型に見えたでしょ?でも実は本当は彼こういう人だったんですよ!」という驚きを与えるための意図的なミスリードではなくて普通に生きていたらそんな類型印象付ける言動ばかりじゃないよねって話に過ぎなくてだから遅効性になっちゃう
2021-08-14 09:56:24だから何度も読まないといけないわけで何度も読むとモブがどんどん減っていく、「あー!この人主要キャラじゃん!」ってなっていく、これエンタメフィクションのリアルではなくて人生のリアルに近いなって、初対面のとき記憶に残らないモブだった人が自分の人生でどんどん主要キャラになっていくもんな
2021-08-14 10:00:24つまりぼんち揚げ
近所のスーパーで初対面のときのぼんち揚とか全くモブ菓子だったけど何度もスーパーの菓子売り場を通る中で「あー!ぼんち揚あったじゃん!」ってなり「知ってるぜこの棚にはぼんち揚があるのだよ」ってなっていくのぼんち揚の側はずっと同じところにいるのに私の認識が変わっていく感じのアレだもん
2021-08-14 10:05:00