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自分は当初,この総説の,"S特異的中和抗体を誘導できるサブユニットワクチンは,ADEのリスクが低いはずである",そして, 1) doi.org/10.1038/s41564…
2021-08-24 20:53:58”ヒト単球由来マクロファージ感染および抗体を介したSARS-CoV-2感染の増強を示す証拠はない”ということで,古典的ADE経路のFcγRIIa介在性増強は起こらないのだろうと思っていた.しかし, 2) doi.org/10.3389/fcimb.…
2021-08-24 20:56:29Sタンパク質の”RBD”のコンフォメーションの調節には関与しているが,宿主受容体であるACE2との直接的な結合には関与していない”NTD”に対する増強抗体の報告が出てきて, 3) doi.org/10.1016/j.cell…
2021-08-24 20:58:22そして...デルタ変異ウイルス. "Delta変異ウイルスの場合,中和抗体はスパイクタンパクに対する親和性が低下しているのに対し,促進抗体は顕著に親和性が上昇している"と以下のletter. 加えて,preprintだが,8/23bioRxivに投稿された, 5) doi.org/10.1016/j.jinf…
2021-08-24 21:03:04【SARS-CoV-2デルタ変異は,野生型スパイクワクチンに対する完全な耐性を獲得する 準備が整っている】という,RBDに4つの変異が加わる”Delta4+”の報告. 6) doi.org/10.1101/2021.0…
2021-08-24 21:06:00要約によると,”BNT162b2免疫血清はDelta変異ウイルスが,Deltaウイルスの受容体結合ドメイン(RBD)に4つの共通変異を導入すると(Delta 4+),BNT162b2免疫血清の一部が中和活性を失い,感染性が増強された” 7)
2021-08-24 21:07:09さらに,”BNT162b2免疫血清の感染性増強には,Delta NTDにおいて唯一の変異が関与していた”,"Delta NTD影響は,Delta 4+疑似ウイルスでより明らかであった",”中和抗体の結合を無効にし,増強抗体の結合を維持するNTDの変異は,ウイルスにとって有益であると考えられる”とある. 8)
2021-08-24 21:09:24→今ドミナントであるデルタ変異ウイルスがさらに変異し続けたならば... →現在僕たちできることは,接種できる人はワクチン接種なのだろう.現時点では重症化は抑制すると考えられる. しかし,今後中和活性が低下し,感染拡大が止まらないとしたら.当然ADEの可能性の懸念は出てくるだろう. 9)
2021-08-24 21:13:08