【備忘録】ヘタレ、レスバする。【Season2】

前回までの粗筋

前回までの｢ヘタレ、レスバする。｣は！

ある日、話の流れでアニメ艦これを黒歴史扱いした筆者Klow。
しかし筆者のTweetが癪に障った名無しのアンチ、通称｢鳩時計さん｣が初めてコメントをつけ、
ソレに強い悲しみと怒りと不快感を催した筆者は、コメントを削除した。

しかし、それから5か月後、鳩時計さんは｢お前消して逃げたな？｣というコメントを切欠に
粘着アンチへと変貌。逃げる様に無視を決めていたが、収まりきらずに｢あんな奴空しいだけ｣と
彼を意識したTweetをしたところ、｢お前が正にそれやろ｣とのコメントとリアクション。
これを以て怒りが頂点に達した筆者は、

｢コイツをここで黙らせなければ、付け上がって余計に五月蠅くなる｣

と考え、休日は時間が許す限り、そして平日は夜10時頃から、
という究極の亀レス同士のレスバトルを繰り広げる事となった──！

断層　～2021年9月7日～

粘着アンチ改め、鳩時計さんとの激闘に身を置いて4日目。
朝から某アニメを見ながら過ごしていた筆者は、今日までの出来事を回顧する。

そもそも自分が｢あんな奴空しいだけやし｣などと挑発めいたコメントしたのにも非がある。
恐らく傍から見れば事実だろう、と言う風に客観視しての事だ。

それで勝手に腹を立てているのでは向こうと同等ではないか？
とも考え始めたが、元はと言えば5か月前に自分が不愉快になるアンチコメを
書き残したのが切欠なので、自分の中では鳩時計さんに対する専守防衛としか思えなかった。

そう考えた筆者は、矢張り自分は9対1で悪くないと思い直し、再び夜を待った。

しかし、この日の夜の鳩時計さんは、7時過ぎにその"美声"を響かせた。
時間にして7時16分。昨日は凡そ9時50分であったため、
後述する結果を踏まえると、昨日より鳴く時間が早くなっている。
益々鳩時計さんの壊れた鳩時計振りに拍車をかけているようだった。

要約すると

｢お前アニ艦を黒歴史って言うて笑い物にしたやろ？ワレェムカつくんじゃ。
お前がなんぼ正当化したって通じひんぞ｣

と、ある意味最初期から一貫したブレない主張。
このように、何度反論しても頑なに同じ主張を曲げず、それを｢決まった時間に｣、
更に｢大体1日1回だけ書く｣ことを｢飽きもせず数日にわたって続けている｣という
明らかに変な律儀さこそ、筆者にとって鳩時計さんが｢鳩時計さん｣たる所以である。
どれだけ彼の主張の隙を突いても同じ主張を続ける姿は、恐らく傍から見れば、
正しく鳩時計に向かって｢うるさいねん！｣とキレているようで滑稽に映るであろう。

しかし、

筆者に向かって、自分の事を家の中で一番高い棚に上げたとしか思えない、
｢ズレてる｣という言葉を用いてきたことが気に障った筆者は、鳩時計さんに向かい、
彼が答え切れていない｢黒歴史の定義｣と、加えて｢筆者を『ズレている』と
断罪する根拠｣についての質問を投げかけてみた。彼がもう一度鳴くことを信じて。

なお余談だが、これは今度こそ｢シーライオニング｣と呼ばれる行為であり、
礼儀正しい振りをしながら議論への参加を強制的に求めるという、
やられた側は相当苛立ちを覚えるであろう行為だった。
…無論、やる側にはやるだけの、自分の場合は

｢黒歴史の定義に、『笑い物にする』という意味合いが含まれているのは何故なのか？
私は、あなたの主張の根源となる解釈の理由が知りたい｣

という尤もらしい理由がある訳だが。

そう。彼がいつもコメントを残すのは早くても9時50分頃、遅くて11時頃。

｢いつもより早く1回鳴いたから、もう一度いつもの時間に鳴くだろう｣

と、作者の心には俄かな期待が沸き上がっていた。

…のだが。

暫く彼からの返事を待つ時間が続き、いつもなら鳴き出す午後10時。
またしても彼からの返事は無かった。どうやら最初の時点でアンチコメを書くことは、
鳩時計さんにとって非常に体力を消耗する行為であるようだったからだ。
それは、休日に連続してレスバトルをしてもビックリするほど亀レスである事が、
明確に説明せずともはっきりと証明しているように筆者は感じた。
故に、1日に頑張っても数個、平日だと1個だけしかコメントが残せないのであろう。
(ただ、ここで決め付けては同じ穴の狢なので、後々問い質そうとは思うが)

そう推察し、1つのコメントを生み出すのに、ビックリする程時間をかけて、
限られた時間をフル活用した上で悪意を送信しようと頭から黒い煙を出している
鳩時計さんの姿を想像すると、そのしょうもなさに最早笑いさえ込み上げるが、
鳩時計さんの気持ちを考えると、苦労はそれだけではないのが想像に難くない。

何せ、｢自分が腹が立ったから｣という独りよがりな理由で狙いを定めた奴が、
黙ってサンドバッグになってくれると思い込んで殴りかかったら、此方が屁理屈を捏ねて
反論するものだから、鳩時計さん側からすれば、ただでさえアンチコメを書くのも
苦労なのに、そこへさらに言い返す文句も思いつかねばならなくなって、更に一苦労であろう。
結果、考えることを放棄した鳩時計さんは、反論にすらなっていない、自分の言いたい事を
書き連ねるだけの、薄っぺらいアンチコメを1日1個書くだけに留まってしまうのだろう。

その後、深夜12時まで待つ姿勢を崩さなかったのだが、矢張り応答なし。

どうせ彼からは欲しい答えが得られない事はここ数日で大体分かっちゃいるが、
一度ぐらいは求めている答えが返って来ることを僅かに期待する事にしよう。

停止　～2021年9月8日～

これまで、5か月に渡る監視の中で遂に溜まりに溜まった怒りの炎を、
その美声に乗せて響かせていた鳩時計さん。彼との今日の戦いの合図は、
随分と早い時間に響いてきた。

そして、新着コメント欄を覗くと、名無しの鳩時計さんであることを示す、
｢Unknown｣の字が4つ。
そして時間を追うごとに増え続け、コメントは全部で6つになった。
今まで頑張っても1日1個だった鳩時計さんが遂に長文で反論して来たか、
それとも今朝見た妙にリアルな夢のように、遂に発狂したか。

(※筆者は今朝この鳩時計さんが遂にコメント欄で発狂する夢を見た)

色々な感情が廻った。どちらにせよ、いい加減にケリをつけたい筆者は、
いつものように戦闘態勢を取った。時間にして、きっかり6時10分。
鳩時計さんはその身からいつものように、炎を滾らせながら鳴くと思われていた。

……しかし、今日は事情が違った。

筆者のTweetはコメントを要約しているものであるため、
気が向いたら筆者のブログ記事のコメント実際に読んで欲しいのだが、
ヲチる事凡そ5か月、そしてアンチコメを書いて粘着する事、実に1週間と2日。
そして、筆者が鳩時計さんと真剣勝負を始めて5日。彼は突如として、自壊し始めた。
自分の行いや言動の非を認め、遂に自暴自棄になったのだ。

今まで、自分の主張を一切崩すことなく、同じテンションでポッポーポッポーと鳴き続けた、
つい昨日までの鳩時計さんから打って変わっての、目に見える戦意喪失だった。

自分も鉄オルが好きだったことから、勝手に絶望してしまった同胞の筈の筆者に対して、
汚い言葉を幾つも使ってまで、ふざけるなと伝えたかったという鳩時計さん。
そう、彼はアニメ艦これを黒歴史扱いしていたのを怒っていたのではない。
アニ艦と一緒に鉄オルも黒歴史にすると呟いたTweetに、
怒りを顕わにしていたのだ。