エリー提督と加賀さん日記まとめその4

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

「先方からの指名が君なのだ。今日一日は　特　例　で　自由な外出を許可するので行きたまえ」だってさ。どーせ断れないんでしょ。はいはい。行くよ叢雲。で出かけてったのが1400ぐらいですね。 服屋さんは見知った顔なのですが、カメラマンが。 「本部のかるらです」知ってる。 #加賀さんとエリー

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なんで君なの。もしかしたら中佐かな？って期待してたんだけど、私。 と指でほっぺたをつついてやると「私だって今日はデートだったんです！あなたのせいで丸つぶれなんですから！」とお怒り。じゃあ断ればいいじゃん、とさらにぐりぐり。「顔がへこむんでやめてくださいぃ…」 #加賀さんとエリー

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服やポーズは店員さんに指示してもらえたので迷わず済みました。 しかしなんで私？胸のサイズとか合わなくないですか？叢雲の方が可愛いよ？と聞くと「店長があなたのかき氷のCMみまして。ぜひうちでもあの子に！ってなったんですよ。本当にかわいい方で良かったです」 #加賀さんとエリー

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なんか、すごいごめんなさい。私自分で自分に自信ないのでこういうの苦手で。絶対に嫌がらせだと思ってきたんです… 「来てもらっただけでうれしかったです」と店長さん。「普段からうちで買ってくれてますよね？人間なのに艦娘の気持ちをわかるためですか？駆逐艦の服って」 #加賀さんとエリー

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そうか知らない人か。「ええ、いいですよね艦娘の服。着やすいし丈夫ですし。自分も強くなった気になれます」「そうでしょう！可愛く着やすく、をモットーに作ってます」 「でも、重くないですか？」 #加賀さんとエリー

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「…重くないですよ。よく考えて作ってもらってますので」「そうですか！よかった！」あんなキラキラした目で喜んでもらえてるんだ。このまま帰ろう。 また来ます。今度はちゃんとお客さんで。「お待ちしています。胸の大きなサイズも用意しておきますね！」叢雲が睨んでるよ。 #加賀さんとエリー

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「店長、あの提督は」「知ってる。深海だろうが何だろうが、うちの服を喜んで着てくださる方だ。いい人に違いないさ」「そうですね。とても素直な方でした」「氷屋の気持ちもわかる。本部からは嫌われているそうだが…可哀そうにな」「うちの商店街では人気ですよね」「ああ」 #加賀さんとエリー

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つい先ほど電話が来たそうです。「当店では深海の方のご来店もいただいています。言い忘れていましたが、貴女の来店が嬉しいんですよ」そっか、知ってたんですね。すいません、隠すような態度で。また行きますね。背中の見える服もあると嬉しいです。叢雲と加賀さんが喜ぶからね。 #加賀さんとエリー

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鳳翔さんの夕飯はイ級のフライでした。唐揚げとどう違うの？ 「まず皮の粉から違うんですよ」しまった、提督は料理しないのでわからない話でした。ごめんと区切ります。 「むー。結構頑張って作ってるんですから」いつも美味しいです。本当にありがとうございます。 #加賀さんとエリー

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「そういえば提督。3階のお酒出す店ですが、店番できる人を雇ってくださってありがとうございます」え？まだ悩んでるんですけど？「あれえ？私のところに来て『バイトするので教えて』と…」 情報ありがと、行ってみます。提督はフライよりから揚げが好きです。「覚えておきますね」 #加賀さんとエリー

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三階酒保では今日もポーラと隼鷹さんが飲んだくれてます。「あーてーとくだー。見てみて、ねーさまがお店やってるんだよぉ」はぁ！？確かにカウンターには金髪。 「Zara級一番艦のザラです。ポーラの動向を確認するためこの鎮守府で、この酒場を切り盛りさせていただきます！」 #加賀さんとエリー

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こちらこそポーラにはお世話になってます。重巡の中ではよく使ってる方です。「まあ、あの子ったら。ちゃんとお役に立てているようで安心ですわ」で、本当に酒場任せていいの？「お任せください！鳳翔さまの下、お料理も修行させていただきます！」頑張って。よろしくね。 #加賀さんとエリー

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執務室にて。 叢雲―。「ん－？」こうやってまったりしてるのがやっぱ一番いいよね。限定海域終わったらまたこういう日々に戻るのかってさ。 「そうね。ま、アタシは忙しい位でいいわよ。…ホントは、アンタがいれば、あとはお茶とお団子があれば満足ね」 #加賀さんとエリー

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「まさかのいいタイミングね」加賀さんが入ってきました。「鳳翔さんからよ。艦隊の皆に作ったって。貴方達は早くに戻ってしまったからと持ってきたわ」ありがとー！加賀さんも座って。 「新入りも増えましたね」「そうね。管理が大変になったわ」「でも楽しんでいるのでしょう？」 #加賀さんとエリー

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お団子美味しいねぇ。「きなこもいいわよ」「やはり黒蜜です」お砂糖が一番だって。 もちもち。…私はね、自分の艦隊の子に怖がられるのは嫌なんだけどさ。どうしたらいいのかわかんないよ。艦娘は食べたくなるだろうし、いろいろ我慢しきれない時もあるし。二人はどう思う？ #加賀さんとエリー

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もちもち。お団子美味しいねぇ。 「別に怖がられたっていいと思うわ。それでもアンタの事を面白いと思ったらついてくるでしょ」 「ええ。無理していい子の振りはしないで」 そうかな。私は私でいいのかな。人にはなりたいけど、私でいるよ。二人ともありがとう。傍にいてくれて。 #加賀さんとエリー

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なんで毎回シーツ巻いただけで歩いてると見たことのない子がとすれ違うんでしょう？ しかもシーツひっぺがされました。私泣きますよ！ 大きさから見て海防艦？全く同じ子が二人いたように見えたので、明日探って見ようと思います。 前から見てた子、ごめんな。私どっちもなんだよ。 #加賀さんとエリー

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今日は叢雲の進水日だったそうです。そういうの詳しくなくてごめんね、なんせモグリだからさ。 「元々アンタはアタシが拾ってきたのよ。モグリというより畑違いだもの」一応軍の学校は出てるんだけどね。 ほら。と両手を広げてハグの合図。ん、と私の腕の中に収まる叢雲。 #加賀さんとエリー

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「進水日おめでとう。拾ってくれてありがとう。いつも横にいてくれてありがとう」 「な、なによ改まって。気持ち悪いじゃない」 「普段はどうしても理性が弱いからさ。こういう機会に伝えたいなって思ったの」 「…そう。こちらこそありがとう。アタシの我儘に付き合ってくれて」 #加賀さんとエリー

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「我儘？」 「嫌じゃないの？提督の仕事。自分が人じゃなくなったりしてるのよ」 「私は元々だからねぇ。可愛いお嫁さんもらえて、むしろ良かったかな」 「も、もう！そんなこと言っても誤魔化されないんだから！」 「誤魔化すって何？お尻触ってること？」 「それは照れ隠しよね」 #加賀さんとエリー

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「アンタ、学校の前の話ってしないわよね」いいことなかった気はします。 「それは学校時代でしょ？いつ生まれて、親は…」ハッとした表情の叢雲。 海で生まれて、多分イ級か何かだったんじゃないかな。沈んできた叢雲に逢って私の形になって。お母さん…がらくたさんに話しかけて。 #加賀さんとエリー

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『へぇ、艦娘なんか好きになっちゃったのぉ？いいわよぉ、陸に上がりなさいな。学校って場所があるからそこに通いなさいね。そこで人として暮らすといいわよぉ。 多分その艦娘、今回は会えないわ。会う時を作るから、それまでに死なないようにするのねぇ』そう言われた気がします。 #加賀さんとエリー

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「何よ、じゃあアンタはアタシと会うのを18年も待ってたの！？」そういうことになるかな。4年は学校、提督には何でかなれなくて、他の仕事をしながら毎年提督試験受けてたんだよ。 それでもなれなくて、色んな場所でいろんなことがあって…あの日、叢雲に逢ったんだよ。 #加賀さんとエリー

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「アタシが、恋人になるから助けてなんて言わなければ」恋人になってっていったのは私です。「あっこら、服をまくり上げないで」えへへー、叢雲の匂いー。こうして今一緒に居られて私は幸せです。だから、進水日ありがとう。 「長い間待たせたのね。子供のままだったのも納得だわ」 #加賀さんとエリー

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おはようございます。朝晩はすっかり寒いですね。 叢雲がついに朝から暖房をつけていました。ねー。服着たらいいんじゃない？あ、何その顔。抱きついたまま毛布おばけやるの？はいよ。 「これなら温かいわ！」あーあんまりお腹擦り付けないでね。 #加賀さんとエリー