機動歌姫ヴォーカリオン

人類最強の請負イカ @seducution

機動歌姫ヴォーカリオンの妄想が止まらない

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無人戦闘機を止める音声タイプのウイルスをバラまく通称「歌姫」とそれを護る有人戦闘機の空戦モノ。ｽﾄﾗﾄｽﾌｨｱを聞いているとマジ妄想が止まらない

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……マクロスの亜種じゃん

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「ケツは貰っ……ああ、クソッタレ！ 無人機ってのは前後が無ぇモンなあ！ ドッグファイトの趣ってのを誰かＡＩに叩き込んどけってんだ!!」

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「退け退け、捨て駒（ﾎﾟｰﾝ）ども！ 歌姫（ﾌﾟﾘﾝｾｽ）に道を空けやがれぇっ!!」「了解したっ！ てめえら、命知らずの騎士（ﾅｲﾄ）気取りどもに見せ場をくれてやれっ！」「糞虫どもっ！ 歌姫に傷一つでも許したらケツの穴増やしてやるからな！ 全機、突撃ぃっ!!」

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「人を殺す歌」と「半自律思考AI」によって陸戦は無人兵器の独壇場となり、兵士に残された戦場は空だけとなる。しかし遂に空にすら無人機が現れ、その圧倒的なスペックは兵士から戦場を根こそぎ奪い去ったかに見えた

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半自律思考AI搭載戦闘機「デュラハン」 有人機ではない為、パイロット強度を設計段階から度外視した速度、旋回能力を持つ。また、装甲の一切を撤去する事で浮いた機体重量を武装に回し、重武装かつ高機動を実現した

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躍進と蹂躙を続けるこの機体に対し、小国家連合が開発した切り札。それがプロジェクト「機動歌姫ヴォーカリオン」である。戦闘機でありながら一切の武装を持たないこの機体が持つ唯一の装備は「自律思考AIを停止させる歌」であった

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そしていつしか全ての空に関わる兵士達にとって「歌姫を手に入れた国が、この星の空を手に入れる」という共通認識が生まれる。空は誰のものでもないのに。顔を上げれば、そこに広がっているのに。

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機動歌姫ヴォーカリオンを誰か頼む

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「人を殺す歌――『ラブソング』でしたっけ？ ソイツに対抗出来るのは俺達、空気を切り裂いて疾駆する空軍だけってのは知ってます」「俺達、ウルサイもんな！」「無線もノイズが入るせいでラブソングの効果が出ないしね」

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「お前は『半自律思考AI』の登場と陸戦における歩兵の存在価値の消失――『ラブソング』の発表がほぼ同時期であった事を偶然で片付けられるか？」「……どちらも帝国発ですね、そういえば」

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「『人を殺す歌』と『AIを止める歌』は本質的には同じなんですよ」「……なら、ヴォーカリオンは!?」「技術部に聞いてみないとなんとも……ですが、僕は歌姫なら歌えてもオカしくないと思っています、『ラブソング』も」「それじゃまるで戦闘機――兵器じゃないか!!」「兵器ですよ、歌姫は」

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「『ラブソング』を聞いた人間は死ぬの、例外無く」「そんなのは知ってます」「今、歌姫が歌っているのは半自律思考AIを停止させる『ラブソング』の亜種よ。これを『聞いた』思考AIは例外無く停止するわ」「それが何だって――え？」「お分かり？ 歌姫は思考AIではないの。人間よ」

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「君は人間だ！ 『ラブソング』を歌えば……歌えば人間は、君は死ぬんだ!!」「私は人間じゃない。私は機動歌姫ヴォーカリオン。私は――ただの兵器」「兵器は！ 兵器は歌えないだろうが!!」「ありがとう。貴方だけが私を人間として扱ってくれた。だから私は貴方を守る為、人殺しの兵器になる」

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ラブソング――聞いた人間が全て死んでしまうから、誰も知らない歌。「零の歌（ﾗﾌﾞｿﾝｸﾞ）」。それは遠い昔、奇しくも「愛の歌」の意味だった

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「彼女がそれをどうしても歌うって言うなら、僕は特等席で聞いてやる」「死ぬ気か、お前？」「彼女が――ミクが愛の歌を歌うんだ。その相手は僕じゃないと……僕以外に向けて歌うなんて僕は許せない」「そうかい。なら行くか」「……お前!?」「俺はただ『空』を取り戻しに行くだけさ」

人類最強の請負イカ @seducution

気付けばヴォーカリオンの脳内プロットまで出来てるとかもうね